ランウェイで笑って【ネタバレ】74話「盤上で笑って」感想！

[st_af id="678"]

ランウェイで笑って74話ネタバレ

⇒ランウェイで笑って【ネタバレ】一覧

ショーの終了後、育人に声をかけたのは千雪だった

「ヨ」
突然で驚く育人
“あんまり話す気分じゃないや · · ·”
· · ·それでも祝わなきゃ。友だちだから。
「おめでとうございます、千雪さん」

何とか笑顔を作った育人に、千雪は不満な表情になった
「悔しがってほしい！！」
千雪の反応にまた驚く育人

「私は勝った！！なのに誰も悔しがらない！！」
「お前は悔しがれ！！！」

千雪の怒涛の叫びに、イラッとして冷静に
「おめでとうございます」
と返した育人

「絶対悔しがらせる」
千雪は小脇に抱えていたものを出した
それはー

千雪が言う
「指そう」
え · · ·
将棋って · · ·

「ルール知らないんかい！！」
適当に、好きに駒を動かす千雪に、育人は絶句した
「ルール関係ある？！固定概念なんて、破るためにあるのよ！！」
しばしショーの事を忘れて、二人は将棋にのめり込んだ

そんなところに、学長が遭遇する
「あれは· · ·。育人ちゃんと心ちゃんのモデル」
何してるの？
覗き込んだ学園長が、盤上をみて驚いた
これはー！なんて華麗な二歩(ウォーキング)！

「だから反則なんですって！！」
「歩が好きなの！歩で勝ちたい！」
どこまでも自由な千雪に、ついつい口を出す学園長

「モデルちゃん、私の指示どうり指してちょうだい！！」
私が、将棋の楽しさを教えてあげるー

が、やはり従わない千雪
「申し訳ないんだけど、あとは私1人で指させてくれませんか？育人は· · ·私が倒したいんです」
学園長に、笑顔がもどる
“老婆が、野暮なことをしてしまったようねー”
ー 見守る· · ·それも強さだわ！

何度も何度も続けて指した
そしてとうとうー
「やったー！！」
育人が将棋で負けた
「うそ· · ·」
育人、絶句。

「ねえ。悔しい？」
千雪が笑顔で育人に聞いた
「· · ·めちゃくちゃ悔しいです」
育人がいい表情で返事をした
「だよね！だって私は育人に勝ててめっちゃ嬉しいし！」

千雪の言葉と笑顔で、育人は思い出した
さっきまでの感情
押さえ込んでいた悔しさ

「こんな気持ちになるんですね」
育人は続けた
僕はー
「もう誰にも負けたくない· · ·」

二人の様子をずっと見守っていた学園長は、育人に芸華大のパンフレットを渡した
「よかったら受験してちょうだい」

“育人ちゃん· · · この子は何かを持っている”
ーだって、今日の出場者で服を買われたのは、遠君と育人ちゃんだけー
学園長に安堵の表情が浮かぶ

よかった。外部生を招いて。
ずっと、彼ー
遠くんは、孤独だったから。
きっと育人ちゃんが、遠くんを独りにさせないー

「遠、これからどうするの？」
帰りの車中、綾野麻衣が遠に聞いた
「僕は独立しないよ」
遠は続けていった。
「僕はナルシストだからね。約束は守らなきゃ。」
笑顔の裏に、浮かぶものはなにか。

波乱の芸華祭を終えて、確かに前へと進んだ少年少女たち。
それからー 4ヶ月がたった。
物語は、新たな1ページへ進む。

ランウェイで笑って74話「盤上で笑って」感想！75話「悩みノート」考察

ショーが終わって最初の対面。
どんなものになるのか、どんな会話をするのかと楽しみにしてましたが· · ·
ねー、まさかの将棋でしたね。
いい意味で、この裏切られた感は、さすがです！
意表を突く、とはこのことですね。

千雪はさぞかし強いのかと思いきや、ルール無視の破天荒ぶりでした。
藤戸千雪、ここにあり。
何だかんだで、育人も千雪のペースに乗せられてましたね。その、人を巻き込む事では千雪は天才です。

そして意外にも！
学園長先生が！！

将棋好きでしたー！
でも、さすがですね。
将棋の盤上をランウェイと言ってしまうところ。
育人の指すとこを
「育人ちゃんは、飛車角で旅をする」って· · ·
そして育人の後ろに世界を見てしまうって· · ·
んー、ちょっと何言ってるかわからないです。

先生！！
ただの将棋ですよー！！
と、誰か教えてあげてください(笑)

ま、そこはさておき。
学園長先生、育人をスカウトしてました。
「私の学校は、いつでもあなたみたいな子を待ってるわ」と。

たぶん、ただの「優秀な生徒」としてではないでしょうね。
もちろん、育人が優秀であることに変わりはないんでしょうが· · ·
孤独だった綾野遠に、競いあえる相手を見つけたと、学園長先生は期待したのではないでしょうか。

類まれなる才能を持ち、デザイナーの祖母を持つがゆえに、ずっと孤独だった綾野遠。
競いあえるライバルの存在がなく、自分自身と、祖母の記録と戦うしかなかった。

そんな遠に、育人の存在は大きく影響すると。
今は遥か後方から追いかけるだけの育人が、いつか遠の近くに立てると。
遠を独りにしないと。

期待をした訳ですね。
そして、その道を用意したわけですよ。
いい指導者です。

あとは、育人が決めるだけですね。
納得できる道を選んでほしいと思います。

で、遠様です。
ばあ様との車中の会話、震えますよー。
「僕はナルシストだからね。」
· · ·はい、存じてます。
でも、そんなとこも素敵です！

ばあ様の記録は破れなかったけど、記録より大切な何かを見つけたんでしょう。
遠さま、いい表情をしています。

そして、それぞれに進む方向が見えてきました。

次のお話は、4ヶ月後からスタートです。

みんなどうしてるんでしょう。
「悩みノート」ってお題なので、それぞれの悩みがテーマなんでしょうね。
新しい環境に飛び込むと、いろいろ考える事が出てきますからね。
困っちゃいますね。

でも！！
若いうちこそ悩むがいい！

次回、成長したそれぞれの姿に期待しましょう！

[st_af id="680"]