露壬雄は玲音に素直な気持ちを伝えました。
露壬雄のいがみ合いをなくしたい、その気持ちを伝え玲音にもわかって欲しかった。
ただそれだけなのですが、玲音は尋常では無い怒りを露壬雄に浴びせます。
玲音が露壬雄の前から立ち去ったあと、露壬雄は玲音の隠していた衝撃の事実を知ることになります。
玲音は過去に何があったのか、なにが今の玲音を生み出してしまったのか。
その真相に迫ります。
寄宿学園とジュリエット【ネタバレ】83話
【1.玲音の怒り】
玲音「犬塚!!」
玲音は部屋に戻り怒りの感情を、抑えきれません。
怒りに任せ机を両手で叩く姿まで見られます。
いがみ合いをなくす、軽々しく口にするなとこみ上げる怒りの感情は抑えきれません。
その理想が必ずしも幸せを生むとは限らないと、何もわかってないと言います。
その言葉からも、やはり過去になにかあったと悟らされます。
玲音「友和は不幸を生むんだ」
【2.玲音の過去】
これは玲音の過去の思い出の回想シーンです。
母親に抱き付く幼き玲音の姿がありました。
母親とは仲が良さそうですごく明るい女の子です。
あるとき、でかけるときはいつも帽子をかぶって外に出ていたようで、気になった玲音は母親に理由を聞きます。
自分たちの外見は田舎では目立つからだとと言います。
そのせいで肩身の狭い思いをさせてしまって申し訳ないと母親は言いますが、玲音は笑顔で幸せだよと伝えてあげます。
いまのところいい子のイメージが強いですね。
母親の赤髪が他の人と少し違うことは幼いながらに感じていたことだと思います。
言われた通りの言葉で幼き玲音は納得し、幼いながらバレてはいけないことなんだと認識しました。
【3.運命の日】
その後、時は経ち12歳の時に両親を説得して、ダリア学園に編入します。
髪を黒く染めて目立たないように地味な格好をしていました。
学園で黒犬と白猫が争っていることをしり、絶対にハーフだと明かせないとその頃から感じています。
そしてとうとうきてしまいました。
運命の日、と呼ぶには程遠いでしょう。
絶望とも言える日がやってきます。
家に帰るとウェスト人がいて母親をどこかに連れて行こうとしていました。
母親の母親だと聞き驚きます。
従わないと言った母親が殴られます。
イライラさせるなと罵声を浴びせられます。
母親が連れて行かれ、周りに助けを求めますが周りにいる大人たちは誰も助けてくれません。
その日から、玲音の家族から母親がいなくなり、耐えきれなくなった玲音は逃げるように家を出ると、父がショックで病気になってしまいました。
母親を失い父親まで病気にかかってしまう玲音は、幼いながらに苦労をしたでしょう
しかし玲音はまだ希望を捨ててません。
母親さえ、取り戻せばすべてが元に戻ると思っていました。
母親に会いに行くのです。
【4.玲音 変貌のとき】
玲音は母親に会うため足を運ぶも、公爵家に嫁がせたと聞きました。
そこで完全に希望は絶たれました。
貴族の娘の使い道は、他の貴族と結婚させてより大きな権力を手に入れること。
そして、二度と近付くなと言われ、東和に亡命していたことや子供がいるという事実はなかったことにした。
玲音たちは母親の汚点と言われてしまいます。
そこまで言われ怒りの感情を抑えきれません。
鬼の形相で殴り掛かかりますが、引きはがされてしまいます。
友好はただの政治の道具。
2つの国は混じっちゃいけない、これ以上自分のような不幸な人間を出してはいけないと思うのでした。
そんな辛い過去を思い返し、この世界を戻す、白と黒が分かれていた頃に。
たとえそれが、犬塚に反対されてもと曲げない決心を改めてしました。
その話を聞いた犬塚は、複雑な感情です。
想像以上に暗闇を歩いてきた玲音の辛さを感じ、さも自分が間違っていたと錯覚を起こすほどに。
ウエストを憎んでた時もあったけど、良い人もいると知ってるから、自分なんかいなければと姉に言って欲しくないと言います。
このままでは玲音が幸せになれない。
犬塚は”戻す”のではなく”変える”と決意するかのように言います。
皆が幸せになれる様な世界を必ず実現させると言う犬塚の決意が固まりました。
だから、この選抜戦はそのためにも絶対に負けられないと強い心を持つのでした。
寄宿学園とジュリエット83話の感想!
玲音の過去が明かされました。
人には話せない秘密。そして辛い過去。
いま玲音は幸せなのか。このようなことまで考えさせられる話でしたね。
ただ玲音と露壬雄の仲が戻り楽しい未来が待っていると信じています。
そのためにも、選抜戦は露壬雄に頑張ってもらいましょう!