小説が書けないスランプ。そして瑠依との別れ。
悩みを抱えながらも、日常はたんたんと過ぎてゆく――。
ドメスティックな彼女【ネタバレ】218話
夏生の大学。
演劇サークルでは、新入生歓迎公演に向けて着々と準備が進められていた。
雑用に借り出され、忙しそうに作業している夏生。
その姿をじっと見つめる雅。
「何 物欲しげな顔しちゃってんの」
雅に話しかける葛岡ねね。
夏生は脚本担当を降りる代わりに、何でもやる宣言をしたようだと雅。
「書けなくなったもんはしかたないしねー それで彼女とも上手くいってないとか?」
夏生がいつもしていた腕時計をしていないことに気づいていたねね。
そして雅に囁く。
「ひょっとしてこれは 略奪チャ~ンスなんじゃない?」
ねねからの提案に動揺する雅。
動揺しながらも、確かにチャンスかもしれないと思う雅。
ただ、今は夏生と会話さえできていない状態なのだった。
夜。こたつでうたた寝する夏生の元にフミヤがやってくる。
何の用できたのかとの夏生の問いかけに
「忘れてんのはお前だろ 俺に女の子紹介してくれるって約束しただろーが!!」
と怒鳴るフミヤ。
出会いとか正直もういいと話す夏生に、無理矢理合コンのセッティングを頼むのだった。
そして後日、イタリアンのお店で合コンが開かれた――。
男性陣は夏生、フミヤ、そしてフミヤ曰く自分より地味だという大学の友人。
そして女性陣が、順に自己紹介をしていく。
夏生の隣人の葉月かすみ。
好きな言葉が『安定』のかすみは、東大のフミヤに食いつく。
「将来って何の仕事につく予定ですか!?」
目をらんらんと輝かせてフミヤを見つめる様子は、夏生からがっつき過ぎと指摘されてしまうほど。
次は、かすみのバイト仲間 稲森かな。
茨城出身だという彼女は、同郷ネタでまさかのフミヤの友人と盛り上がる。
最後はバイト先の常連さんだという小椋海咲(みさき)。
かすみはミサキねーさんと慕っている。
夏生たちより2つ年上らしい。
女性陣の後に男性陣の自己紹介に移るが、俺はいいよと夏生はそっけない感じ。
一同が楽しく盛り上がる中、1人ため息をつきながら料理をとる夏生。
夏生の背後から海咲が近づき、夏生に囁く。
「2人で抜け出しちゃう?」
その言葉で夏生の脳裏に浮かぶのは瑠依の姿。
夏生の様子を見て、ふっと笑い席に戻っていく海咲だった。
食事を終え皆がカラオケに行こうかと話す中、フミヤに帰ると告げて夏生は去っていく。
駅の改札。
「ナツオくん」
夏生に声をかけたのは海咲だった。
海咲もカラオケに行かず帰ってきたようだ。
これから飲みに行こうと誘う海咲に、行かないとはっきり断る夏生。
夏生が断っても、いこーよと海咲がしつこく追いかけていく。
気にせずスタスタ歩いていく夏生。
やがて海咲の声が聞こえなくなり、やっと巻いたとため息をつく夏生。
しかし目の前には、ダッシュで先回りした海咲の姿が!
呆れながら夏生が問う。
「何で俺にそんな構うワケ?」
海咲が答える。
「なんだろフィーリング? なんとなくだけど あたしと同じ匂いがするからかな」
その言葉の意味するものとは――。
ドメスティックな彼女218話の感想
海咲の言葉、ほんとどういう意味なんでしょう!
美人だけどちょっと影がありそうな女性ですね。
海咲の過去もなんか訳ありなんかな~、ちょっと早く知りたいですね。
後半の海咲で忘れかけてしまったけど、久々のねね!
腕時計に気付くところはさすが恋愛マスター!
ねねの助言で雅がどう夏生にアタックしていくのかな。
ただ個人的には海咲のインパクトが強くて、とりあえず海咲と夏生が次にどうなるのか早く知りたいです 笑
楽しみに次回を待ちます!