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約束のネバーランド【ネタバレ】106話「活路」感想!

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秘密の通路を知られ,外と内から包囲されて絶体絶命の窮地に追い詰められるエマ達。

レイは敵である〝人間〟を殺さねば生き残れない状況に,今までにない緊張と戸惑いを感じる。
一方エマは誰も死なずに逃げられる方法をひたすら模索していた。

そこに別行動だったロッシーが合流し、彼が盗み聞いた敵の位置をレイに告げるのだった。
その情報で、敵にバレていないルートがあることに気付いたエマ達は、急遽そこへと移動を開始する。

その出口は見張りが手薄で、全員が無事外へと脱出する事に成功するのであった。

が、突然ユウゴがエマたちに先に行けと促す。
ユウゴとルーカスはシェルターに引き返すという。 敵を強襲して、これ以上追って来させないようにするためである。
ユウゴは子供たちの心配をよそに、これが「最善の判断」だと言い切るのであった。

子供たちを送り出したユウゴとルーカスは————————
「郷愁のシェルター。 俺たちの墓場には打ってつけだ。」と、
不敵な笑みを浮かべて武器を手に、再びシェルターへと引き返していくのであった。

約束のネバーランド【ネタバレ】106話「活路」

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1.瀬戸際の子供たち

秘密の通路は知られ、出口は全て塞がれている。 そして・・・見つかれば即、殺される。
ここから逃げなければ―———。 でも一体どうやって?

エマ達は外への出口を前にして・・・敵に内と外から包囲されて絶体絶命の窮地に叩き落される。

一方、上の出口には—————
アンドリューと部下達が手ぐすね引いてエマ達を待ち構えていた。

報告では標的は推定60人以上、今までの全ての脱走者がここで生き延びていたという事か・・・・。
強襲したはずなのに避難が早かった子供たちに違和感を覚えたアンドリューは思案する。

我々の襲撃は想定されていた?
〝七つの壁〟のことも知っていた?
そして奴らのあの武器は?

〝支援者〟か?  先代か?
そして彼はある事にふと気付く。
「我々の持ってる図面にはない部屋があるのか?」

「私だ、みんな聞こえるか。」アンドリューはすぐさま部下へと連絡を入れるのであった————————。

いつの間にかじわじわと追い詰められていたエマ達。
先週に引き続き、今週は絶体絶命の危機的状況で幕を開ける。

エマの瞳にも、これまでにはない緊張と焦りが走り、
彼女達が窮地に立たされている事を読者は否が応でも思い知らされる。

やはり全ての情報はアンドリューに筒抜けだった! シェルターも、出入り口も!
全ての情報を知ったうえでの綿密な計画に基づく強襲。 これではエマ達はまさに〝袋の中のネズミ〟状態ではないか!

そして、待ち伏せする彼の仁王立ちの姿に・・・・「必ず標的を仕留めるぞ」という並々ならぬ決意と、
飄々とした不敵すぎる恐怖を感じたのは私だけではない筈!  ホントもう怖すぎである。

2.ロッシー合流!

「くそっ・・・!」
窮地の中でレイの思考はめまぐるしく動く。

こうしている間にも奴らは包囲を固めてきている。
このままじゃ俺達は全滅する。

どうする? どう動く?

レイの目に険しさが現れる。
いや、決まっている・・・・襲撃者を殺さなければ‼

殺さなければ殺される。
家族を・・・仲間を守るなら・・・奴ら全員を殺すしかない!

でも・・・・・・人間だぞ!
〝人を〟殺すんだ。 俺はともかくエマや子供達にはムリだ。

一方、エマもレイの横で模索し続けていた。
ガスを使われたら終わりだし、正面から撃ち合えば必ず誰か死ぬ。

それじゃダメだ!

これ以上誰も死なせない‼
早く逃げなくちゃ・・・・でもどっちに? どう逃げる!?

と! 「エマ! レイ!」オリバーが叫びながらエマに近づいて来る。
「!」 エマはオリバーの横に一人の少年を確認する。

「ロッシー!」

それはエマ達とは別に、ルーカスとモニター室の横の〝隠し部屋〟で身を潜めていた少年だった。
敵の待ち伏せに気付いたルーカスが、それを伝えるために彼をエマの元まで走らせたのであった。

「無事だった!? ルーカスも?」エマがすかさず尋ねる。
「大丈夫。」ロッシーは答える。

「ルーカスはモニターを壊して後から来るって! 敵も一人倒したよ。」
そう言いながら彼はエマに両手を差し出した。

「!」エマとレイは目を見張る。

ロッシーの手に握り締められれていたもの。 それは小型の通信機であった。

思はぬ窮地に立たされたエマ達それぞれの心の中に、いろんな思いが駆け巡る。
レイは人を殺さなければ生き残れないと決意するのだが・・・・
レイ達は今までは鬼を相手に戦ってきたのであって、〝人間〟と戦うということはなかったのだ!!

たとえ自分達が生き残るためとはいえ、年端もいかない子供たちには〝人殺し〟なんてできるわけがない!
もし殺してしまったら、一生「トラウマ」となって・・・・その重い十字架を背負い、悩みながら生きていくに決まってる!

それを瞬時にムリだと判断したレイの冷静過ぎる分析には安堵を覚える限りである。
「絶対、子供たちに〝人殺し〟をさせてはいけない!!」と、読者は祈り続けるしかないのである。

一方、エマは逆に「全員が無事で逃げる方法」を模索し続ける。
どんなことがあっても、絶対に希望を捨てずに〝最善の道〟を探し続ける彼女のポジティブさにはホントに恐れ入る。
やはりエマの心の力が、いつまでもみんなを引っ張っていくのだと改めて実感する次第である。

そして、ロッシー! 生きてて良かったー‼  無事エマ達に合流だぁ!
で、気になるのが彼が持ってきた通信機。 さあ続きを読み進めよう。

3.突破口!

通信機? 敵の?  レイはロッシーから渡されたモノをじっと見つめる。

「僕聞いたんだ。」ロッシーの口が滑らかに動く。
「敵のリーダーが何度も指示を出し、全ての出口に待ち伏せを配備させたって。」

「つまり、今の敵の位置は——————」
レイは敵の配置を聞き、地面にシェルターの「地下通路」の地図を描き出した。

その地図をつぶさに観察していたエマとレイの目がある一点で止まる。

「〝北の廊下〟・・・」エマは笑顔を作る。
「行ける! この道を突っ切れば、包囲は崩せる!」

「でかしたロッシー! 大手柄だ!」レイも微笑んで言う。

「でもなぜ敵はそんな隙ができる配置をしたんだろう?」オリバーが訝しがる。
「電話の〝隠し部屋〟と食堂の下の武器庫はバレてないんじゃないかって、ルーカスが言ってた。」とロッシー。

「それだ!!」 その瞬間、エマとレイには安全な「脱出経路」が完全に見えたのであった。

「ルーカスは今どこに?」とエマ。
「モニター室を壊したら、いつもの出入口を開けてくるって・・・・」

「あの野郎・・・・!」 ルーカスのあまりの手際の良さに、ユウゴは最後まで言葉が出ない。

「決まりだ!」

〝敵に気付かれる前に武器庫を抜けていつもの出口から外へ出る!〟

エマ達は自由に向かって再び走り出すのだった。

〝死中に活を求める〟〝青天の霹靂〟とはまさにこの事!
追い詰められて切羽詰まった状況を、ルーカスの機転とロッシーが持ってきた情報が打破するのである!

やったね!!  一発逆転!!  これを待ってました!!

誌面から顔上げて思わず叫んでしまった読者の皆さんも多かったはず。

さあ、最後まで一気に突き進もう!!

4.郷愁のシェルター

エマ達は出口に向かいながら、ルーカスとの合流を果たす。
しかし敵もさるもの、エマ達の動きの異変に気付き、〝道〟を探し始めたようだ。

「ズ・・・・」————————そっと地面のハッチが開きルーカスが敵の背後から照準を合わせる。
キュン。 刹那、人影が地面へと消えゆく。

「外だ・・・・・!!  出られた!!」

数分後、全員が外への脱出に成功していた。 そして、みんなで抱き合って健闘をたたえ合う。

と—————ユウゴとルーカスがお互い目で合図を交わす。
「みんな揃ったか?」ユウゴが語を続ける。

「じゃあ今のうちに逃げろ。」

「残りの敵を追ってこられないようにしておく必要がある。」
ユウゴとルーカスは仁王立ちのままだ。

「俺とルーカスは後から行く。」

「そういう事だ。」ユウゴはレイの頭をグシャっと撫でる。
「お前たちが殺生を背負う必要はない。 大人に任せておけ。」

「これが最善の判断だ。」ユウゴはエマの方を向く。
「大丈夫、すぐ追いつく。 クリスを早く安全な場所で休ませてやれ。」

「・・・・・わかった!」エマは頷く。

「無事逃げろよ。」
「ユウゴ達も!」   お互い元気に声を掛け合う。

ユウゴとルーカスは、その場を去っていく子供たちの後ろ姿が見えなくなるまで見送った。

「さて。」

2人ともガスマスクを着けて武器を携える。
そして、この言葉と共にシェルターの中へ入っていくのであった————————————。

「郷愁のシェルター。俺たちの墓場に打ってつけだ。」

ルーカスも無事で良かったぁー!  これで安全な出口に辿り着き、エマ達は危機を脱する。
やっとひと息つけたのもつかの間、ユウゴとレイが残って敵を追ってこないよう足止めするというのだ。

これが終わらなければ、これから先のエマ達の無事も保証できないとの読みからであろう。
これには勿論、大人な2人の「子供達には汚れ仕事をさせない」という強い決意と配慮も含まれているのである。
ううぅ~。、 泣けるぜ。 カッコ良すぎだろう、ユウゴ。 ルーカス。

それにしても気になるのが2人の最後のセリフ。
「墓場には打ってつけ」って・・・・これは最後を覚悟した者が言う言葉ではないか!

2人は最初から自分たちの命と引き換えにエマ達を守ろうとしているとしか思えないではないか!!

そんな早まったことは読者みんなが絶対に許さない!
「無事切り抜けて全員揃って未来へと突き進んでもらいたい!」と叫ぶばかりである。

約束のネバーランド107話考察

強襲され、待ち伏せされ、追い詰められ、未来を絶たれた絶望的な展開から——————
鮮やかな一発逆転をかましてくれるのが今週の爽快な醍醐味である。

その中でも「約束のネバーランド」の本質を表す象徴的なシーンがあるのだが、みなさんはもうお気付きだろうか?
この危機的状況の中で、レイやユウゴは戦いに備えて「戦闘的思考」をするのだが、
エマだけは「これ以上誰も死なせない。全員無事でどうやったら逃げられるだろうか。」をひたすら自問自答するのである。

そう、どんな状況になっても、みんなの「安全」と「無事」を最優先で考える。
これこそが「約束のネバーランド」の、エマの心の根底に流れる〝物語の本質〟なのである。

これがあるから、登場人物も、読者も、「明るい明日」を信じて、どこまでもガムシャラに進んでいけるのである!

これがあるからこそ、「人間っていいモノなんだ」って実感できるのである。

兎にも角にも、シェルターから無事脱出できて、ホッと一息つけてなによりである。
絶望感からの解放って・・・・この感覚に近いモノに違いないとひとりで納得することしきりである。

「エマ、レイ、みんな、ホントお疲れさん!」

さあ、来週!!  エマ達が脱出した外の世界では、さらに新たな謎と冒険と敵が待ち受けているに違いない!!

〝支援者〟はまだ生き残っているのか?
見つけた手がかりをもとに〝七つの壁〟には辿り着けるのか?
ノーマンとは再会できるのか?

でもとりあえずは、ユウゴとルーカスが無事でエマ達と合流する! そんなグッドな展開になってほしい!
(「そんなのは虫が良すぎるよ。」と突っ込まれそうだが・・・・)

やっぱり全員の笑顔が、エマの輝く笑顔が見たいので——————
2人の大人が、シェルターでのアンドリューとの戦闘を無事切り抜けてくれることを心から祈るばかりである。

そして、どんなに邪魔されても、へこまされても、傷付けられても、
ブレずに揺るがない〝輝く希望の鋼のハート〟を持つエマをこれからも全力で応援し続けていこうではありませんか!!
未来と闘え!   Fight for Future!!

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