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鬼滅の刃【ネタバレ】129話「痣の者になるためには」感想!

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鬼殺隊霞柱・時任無一郎は「柱合会議」で〝痣〟を発現させる方法を語り始める。
心拍数、体温がある上限を越えることで、〝痣〟が発現できるというのだ。

そして、産屋敷あまねから〝痣〟の訓練についての説明を受ける。

あまねが退室した後、水柱・富岡義勇と風柱・不死川 実弥が諍いを始めるが、
岩柱・悲鳴嶼 行冥により事態は静まり事なきを得るのだった。

その頃「蝶屋敷」では————————
療養中の竈門炭次郎が、刀鍛冶師の鋼鐵塚から新しい「日輪刀」をもらい受けていた。
その刃を一目見て、その素晴らしさに感動を隠せない炭次郎であった。

鋼鐵塚は、刀の製作時の不平不満、恨みつらみを炭次郎にぶつけて帰っていくのであった。

横で寝ていた不死川 玄弥が、あまりの騒がしさに炭次郎に文句を言おうとした瞬間、
嘴平 伊之助が窓ガラスを破壊し、いきなり飛び込んで来る。

「強化合同訓練が始まるぞ!!」 彼はそう叫び続けるのであった。

鬼滅の刃【ネタバレ】129話「痣の者になるためには」

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1.〝痣〟の発現条件

「前回の戦いで毒を喰らい動けなくなりました。」
霞柱・時任無一郎は、産屋敷あまねの「〝痣〟の発現状況」についての質問に淡々と答える。
「そして僕を助けようとした少年が殺されかけ、以前の記憶が戻りました。」

彼は語り続ける。

強い怒りで感情の収拾がつかなくなりました。
その時の心拍数は二百を超え、
さらに体は熱く、体温は三十九度以上になっていたと思います。

「!?」 蟲柱胡蝶しのぶが驚き目を見張る。
「そんな状態で動けますか? 命にも関わりますよ。」

「そこで死ぬか、死なないかが・・・」
無一郎は真っ直ぐ言い切る。
「恐らくは〝痣〟が出る者と出ない者の分かれ道です。」

「そうなんだ・・・」無一郎のその言葉に、〝痣〟の発現者である恋柱・甘露寺蜜璃も驚いていた。

「チッ、そんな簡単なことでいいのかよ。」不死川が毒づく。
「これを簡単と言ってしまえる簡単な頭で羨ましい。」富岡が皮肉る。

「ただ一つ〝痣〟の訓練につきましては皆様にお伝えしなければならないことがあります。」
産屋敷あまねが厳かに口を開く。

「なんでしょうか・・・・?」甘露寺が答える。

「もうすでに〝痣〟が発現してしまった方は選ぶことができません・・・・・」あまねはさらに続ける。
「そして、〝痣〟が発現した方は、どなたも例外なく————————・・・・。」

その言葉を読者だけが最後まで聞くことはかなわず・・・場面は変わっていくのであった。

ついに〝痣〟の発現方法が無一郎の口から語られる。
1.心拍数が二百を超える状態であること。
2.体温が三十九度以上であること。

この2つの条件を満たした状態で、なおかつ、生きている者が・・・
〝痣〟を発現させられるという事実にはビックリだ!!

確かに普通なら死んでもおかしくない危険な発現条件である。

それを「そんな簡単な。」と言い切ってしまう風柱も凄いのだが、
それを逆撫でする富岡も上から目線過ぎて怖い。まさに一発触発である。

それにしても謎を残すのが最後のあまねの言葉。
〝痣〟の訓練について、発現者は何を選ぶことができないのだろうか?
そしてその後に続く「痣」が発現した者はどなたも例外なく——————・・・・って? 一体?

今回、読者には何も明かされず、そのまま流されてしまう。
ホント作者はイケズだ! 早く教えてくれてもいいものを・・・・・
この事で考え過ぎて睡眠不足になってしまう全国の読者の顔が思い浮かぶようだ!!

2.柱、小競り合う

あまねは話しを終え、既に姿を消していた。

「なるほど・・・そうなると私は一体どうなるのか・・・南無三・・・」
あまねの言葉を反芻し、数珠を鳴らしながら岩柱が呟く。

ス・・・ 「私も失礼する。」富岡が立ち去ろうとする。
「おい待てェ。失礼すんじゃねぇ。」不死川が反応する。
「今後の事も決めねぇとなんないだろうが。」

「俺には関係ない。」富岡は冷たく言い切る。

「関係ないとはどういう事だ。貴様には柱の自覚が足りぬ。」
流石に見かねた蛇柱・伊黒 小芭内が堪らず声を上げる。
「それとも自分だけ早々に鍛錬するつもりか。」

ザッ。 富岡は無言で部屋を後にする。

「テメェ待ちやがれェ。」
「理由を説明してください。」不死川と胡蝶しのぶが口々に言う。

「・・・・俺はお前達とは違う。」富岡が振り向かずに言う。

「気に食わねェ、俺達を見下してんのかァ?」不死川が立ち上がる。

「喧嘩はダメよっ。冷静に・・・・」甘露寺が止めに入る。

「待ちやがれェ!!」不死川が富岡の後ろ姿に飛びかかろうと————————

パアン!?  ビリリリ 岩柱の激しい合掌が響き渡る!!!  ビリ ビリ ビリ

その衝撃に、全てのものが一瞬で静止する―————。

「皆の者、座れ・・・。 話を進める・・・。」
岩柱は合掌したまま涙を流して、口を開くのであった。

なんだなんだ全体に流れるこの不穏な空気は!
柱の面々は個性派揃いのために
簡単に馬が合う訳はないとは思っていたのだが・・・さすがにここまで仲が悪いとは!

しかも今回は水柱・富岡義勇が暴走しているのが誰の目にも明らかである。

富岡義勇は炭次郎とは一番縁がある柱で、炭次郎と最初に出会い、鬼の禰豆子を認め、炭次郎の入隊に尽力し、
下弦の鬼から救い出すなど、一見クールに見えながらも実はかなりのいい人なのである。

その彼がこれだけ周りの和を乱すなんて・・・
彼の心の内に何か複雑な事情があるに違いない! これはもっと深く内面を知ってみたい人物なのである。

そして、もっと知りたいといえば、「岩柱」であろう。
いつも涙と合掌の黒目が無い変な人、悲鳴嶼 行冥。
その彼が富岡と不死川の諍いを見事に止めたではないか。

しかも一番年長で頼りになりそうであり、これからの活躍が期待できる人物でもある。
「彼のことをもっと知りたい!」、そう切望している読者も多い筈である。

3.「斬れる刀」とキレる鋼鐵塚

その頃「蝶屋敷」では、刀鍛冶師の鋼鐵塚が療養中の炭次郎のもとに訪れていた。
「鋼鐵塚さん!! 怪我が大丈夫そうで良かった!!」
炭次郎が元気に話しかけるのだが・・・・

ハア ハア ハフ ひょっとこの仮面は小刻み震え、見るからに体調が悪そうである。
「かなり調子が悪そうじゃないですか!?」 炭次郎はビックリして問い返す。

スッ。 鋼鐵塚は刀を差しだす。
それは、鋼鐵塚が炭次郎のために研いでいた新しい刀であった。

「ありがとうございます。」炭次郎は刀を受け取る。
「煉獄さんの鍔だ!!」 その新しい刀には、今は亡き炎柱・煉獄杏寿郎の形見の鍔がつけられていた。

スッ  炭次郎は鞘から刀身を抜いてみる——————————。
そこには、根元に「滅」の字が彫られ、鎬(しのぎ)は炎の形をした黒い刀身が眩く光る刃があった。

「はぁ・・・・・・」炭次郎は刃を見つめてウットリする。
「凄い・・・漆黒の深さが違う・・・」

「鉄の質がいいし前の持ち主が相当強い剣士だったんだろう。」フウ フウ と鍛冶師が苦し気に言う。
「この〝滅〟の文字・・・・。」炭次郎が尋ねる。

「これを打った刀鍛冶が全ての鬼を〝滅〟するために作った刀だ。」
鋼鐵塚の説明は饒舌に続く。
「この刀以降、柱だけが〝悪鬼滅殺〟の文字を刻むようになったそうだ。」

「前の戦いで使った時はこの文字は無かったような・・・」炭次郎は呟く。

と! 鋼鐵塚が豹変する。
「研ぎ終えてなかったのにお前らが持っていったからだろうが!」
「錆が落としきれてなかったんだよ。てめぇブチ殺すぞ。」いきなりキレて捲し立てる!!

戦いに巻き込まれて刀研ぎを何度も邪魔をされ、大怪我を負い、
未完成の刀を奪われ、ひどく使われた————その恨みつらみが一気に吹き出したのだ!

「すみません。」炭次郎は素直に謝る。

「お前は今後死ぬまで、俺に〝みたらし団子〟を持ってくるんだぞ、分かったな。」
炭次郎に不平不満をぶちまけて、少し落ち着いた鋼鐵塚はヨタヨタと去っていくのであった。

「蝶屋敷」でドンドン回復していく炭次郎を見て、ホッコリした気分にる読者はかなり多いだろう。
そう、やはり彼の笑顔は読者の〝癒し〟となっているのだ。

さて、今回は鋼鐵塚さんが新しい「日輪刀」を持ってきてくれるのだが、
如何せんその刀が最高なのである!! 超カッコイイ!!

根元に刻まれた〝滅〟の字も渋いし、炎のラインもクールだ!!
この刀のカッコ良さは同じジャンプの名作「ブリーチ」以来ではないだろうか!

さらに驚いたのは鋼鐵塚の恨み節!? (笑)
このマンガの主人公にそこまで言うかっ! 不平不満と愚痴をぶちまけ続ける。
挙句に「死ぬまでみたらし団子をもって来い」って・・・・もうアホ過ぎる!

しかし、なぜか憎めない鋼鐵塚さんの登場に、意外な気分転換ができた事実も不思議である。

4.玄弥、非常に迷惑する。

「さっきから、うるせぇんだよ。」横から文句が聞こえてくる。
「あ、ごめん玄弥。」 炭次郎の横には療養中の不死川 玄弥が寝ていたのだ。

「もう用は済んだから、騒がしくて悪かっ・・・」

バリーン!!?  「うおおおお!!」

炭次郎が言い終わらないうちにガラス窓が激しく壊され、何かが飛び込んで来た!?

「ああ————————!! 伊之助・・・!! 何してるんだ・・・!!」

中に飛び込んで来たのは、イノシシの仮面を被った嘴平伊之助であった!

(もう部屋を別にしてほしい・・・)
玄弥は目を閉じ両耳を塞いで、そう願い続けるのであった。

「強化強化強化!! 合同強化訓練が始まるぞ!!」
伊之助が激しくがなり立てる。
「強い奴らが集まって稽古つけて・・・・何たらかんたら言ってたぜ。」

「? 何だそれ?」 炭次郎はキョトンと訊く。

「わっかんねぇ!!」伊之助は威張りくさって言い放つ。

「なるほど。」
伊之助だからこそ、その答えに納得の炭次郎なのであった。

久々の伊之助登場!! 相変わらずハチャメチャだ! 彼にとってすべての者は下僕。
全員が彼に平伏すのである。 鬼殺隊の破壊王、ここに降臨である!

そして地味に迷惑をこうむる不死川玄弥。 彼はいたって普通の人なのである。
玄弥と伊之助のギャップに笑いながら今回の「鬼滅の刃」は幕を閉じるのであった。

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鬼滅の刃130話の考察

今回も「柱合会議」と「炭次郎の日常」が半々で描かれる。

前半の柱達の一発触発のピリピリとした緊張感と、
後半の騒がしくも微笑ましい炭次郎の療養生活とが見事な対比で生き生きと描かれているのだ!

そう、読者は前半の居心地の悪さに心をかき乱され、後半では笑顔と癒しが与えられるのだ。

これはまさに「陰」と「陽」、「月」と「太陽」、「水」と「炎」ではないか!

ではなぜ作者は前回・今回に渡って、この2つの場所を描いたのだろうか?
それは今の「鬼殺隊」に欠けているものを表したかったからに他ならない。

では今の「鬼殺隊」には一体何が欠けているのか?

それは圧倒的な「光」、笑顔と癒しである。

それは自分本位ではなく、あくまで「他人」本位のことであり、
人のためなら自分を犠牲にしてまで、相手の笑顔を大切にする「光溢れる慈愛の心」なのである。

これが今回の炭次郎の日常でも細かく描かれている。
炭次郎は、鋼鐵塚さんに笑顔で謝り、迷惑がる玄弥にお詫びの言葉を述べる。
そして、いきなり乱入してきた伊之助にも怒るどころか柔軟な対応を見せる。

もうみなさんもお気付きだろうが、炭次郎はいつも人のことを先に考え、いつも人の意見を聞く。
だから、人が不快にならない素直な笑顔が自然にできてしまうのである!!

そう、彼こそが今の「鬼殺隊」に欠けている存在、「光と癒し」そのモノなのである!

それが大きく比較されて描かれたのが今回の「鬼滅の刃」だったのではないかと思う次第である。

さあ! 来週も「鬼滅の刃」からは一瞬も目が離せない!

今回は伏せられていた「あまねの言葉」とは一体何なのか?
「合同強化訓練」とは一体どんなものなのか?
その後柱達は和解したのか?
そして、柱達における炭次郎の立ち位置はどうなっていくのか?

そんな注目の展開が目白押しなのだ!

まあ、いずれにせよ、今の「鬼殺隊」には無い物を持つ竈門炭次郎が、
柱の面々にいろんな影響を与えながら、縦横無尽の活躍をしてくれることは間違いない!!

そんな楽しい想像を味わいながら、来週までじっくり待とうではないか!!

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