ショッピングモール6階ではすでに来間、村上対影浦、北添の戦闘が始まっていた。
村上が持つ黒い孤月これが鈴鳴の新戦法と何か関係があるのか。
激しい戦いががエースアタッカー同士火花を散らす。
変幻自在の二刀スコーピオンの影浦隊長。
対するは硬いガードからの鋭い一撃村上隊長。
個人戦でも凌ぎを削るライバルでもあるがここ最近の勝率だけで言えば影浦隊長がやや優勢か。
ただエースの勝率6対4であればチームの連携だけで勝ちを引ける数字なのだ。
この勝負の鍵はエースを援護するガンナーの働きにかかっている。
ワールドトリガー【ネタバレ】168話『鈴鳴第一③』
【1.ガンナー 北添 対 来間】
両チームのガンナーのポイントは来間隊長 7881点。
北添隊員が9728点である。
「北添隊員は援護役が多いガンナーというポジションの中、単独で点を取れる火力を持っているヘビーガンナーです。」
実況が言うように、現時点では鈴鳴第一が防戦一方。
「北添隊員の欠点としては、足が遅い、的がでかいくらいしかああ見えてないんだよね。」
その火力の差で影浦隊は切れ目ない攻撃を仕掛ける。
しかし来間は動いた。
両手に銃を持ちフルアッタクを仕掛けたのであった。
【2.鈴鳴第一 来間、村上の新戦法】
来間がガードを捨ててフルアッタクを仕掛け、守りが手薄になった。
しかしアステロイドとハウンドの多角攻撃で北添を押し返す。
そして手薄になった守りを村上が担うのである。
これが鈴鳴の新戦法であった。
具体的には来間が通常より大きく前に出て、村上の楯の影に入り、村上にガードを任せてフルアタック。
射撃戦の瞬間火力をアップさせる陣形のようだ。
今までアタッカーがメインでガンナーが援護が主体の鈴鳴出会ったが、ミドルレンジでの打ち合いとうい手札が加わったのだ。
「味方を打ってしまいそうな陣形なのにこの短期間でモノにできたのは鋼くんの学習能力とチーム練習の賜物だろうね。」
影浦「仕方ねぇ。退がるぞ。」
この鈴鳴の新戦法に不利な状況を作られ、影浦は退却を決断した。
【3.修 対 奥寺、小荒井】
奥寺「小荒井、上に回れ。」
そういい修の先回りをする。
修は1対2と不利な状況を強いられていた。
追いつかれると判断した修はスライターオン。
小荒井に向かい攻撃を仕掛け逃げるのであった。
しかし行く先には影浦隊スナイパーの絵馬が狙っている。
絵馬「二枚抜きだ」
その考えに気づいた修は小荒井も助け絵馬の攻撃をかわす。
奥寺「小荒井を助けた。影浦隊に得点させないためか。」
攻撃をかわしつつ間合いを詰めて行く。
修「撃たせるな。間合いを詰めるんだ。」
奥寺「6階はごちゃついてる。5階で捕まえる。」
それぞれの思惑が交差する中戦いは進んで行く。
【4.停電】
ハイ、3、2、1スイッチオフ。
そういいブレーカーが落とされあたりは真っ暗となる。
戸惑いを隠せぬ修、奥寺、小荒井であったが、絵馬は冷静だ。
修「停電?」
そう思っているのもつかの間、トリガーの光を頼りに修の右腕は撃ち抜かれたのであった。
修「しまった。」
奥寺、小荒井は暗闇の中武器を構える。
絵馬「次で仕留める。」
非常の銃口は修をロックオンしているのか!?
ワールドトリガー168話考察
来間、村上の新戦法が登場しましたが、とても火力のある斬新な戦法のように感じました。
2対2であればまず優勢に立てる力があるように感じましたが、2人分を1人で守る村上が守りきれないほどの攻撃を仕掛けることができれば打ち破れそうですね。
また、ブレーカーが落とされて遺伝となりました。
このまま修はやられてしまうのか。打開策が見つかるのか次号に注目したいと思います。