7月22日発売! 週刊少年ジャンプ 2019年34号 掲載の最新話
ワンピース 949話 『ミイラ』
さっそく読んでいきましょう!
〜ワノ国「兎丼」〜
ルフィ、チョッパー、ヒョウゴロウ、ライゾウ、お菊、そして13年間牢屋に入れられていた河童の河松が兎丼の囚人採掘場に集結し、兎丼を制圧しようと試みる。
それに対抗し、カイドウの部下たち、採掘場の看守たちはルフィたちと衝突する。
「討ち取れそのこざかしい6人を‼︎」
看守たちはルフィたちに手も足も出ない
たった6人でもルフィ側の方が優勢だ
このままではやられると思いカイドウの部下であるダイフゴーが疫災弾を乱射する
ドンドンドンドン
「やめろ!!どこ狙ってんだ‼︎」
その弾が囚人に当たる
うわァ‼︎グフ
それを見たルフィは、
「あいつらろくにメシも食ってねェ囚人に‼︎」
隣で
「ウイルスを武器に使うなんて許せねェ‼︎」
医者であるチョッパーは許せないようだ
ライゾウがルフィと同じく採掘場に囚われていたキャプテン・キッドとキラーの前に現れ、鍵を渡す。
キッドたちは手錠をされており、自由に動くことができない。
「使え‼︎ルフィ殿の友人‼︎どれかが当たるはず‼︎」
そういうとライゾウはその場を立ち去った。
キッドは黙ったままだ
ダイフゴーたちは疫災弾はルフィたちには当たらないと諦め、避けられない囚人たちを、主に狙い始めた
ドンドン!
ぐわァ!
ババヌキが放った疫災弾は次次と囚人たちに当たり、当てられた囚人はバタバタと倒れ始める
ウウ!!くそ…撃たれた…‼
撃たれた場所には黒いドクロのマークがが身体に滲み出る
「熱いィ!あちぃ‼︎たすげて」
「わァ‼︎近寄るな‼︎」
疫災弾は接触感染のため他の囚人は撃たれた囚人の周りから逃げ出す
「ああそうだ言い忘れた、その伝染病の病名だか…撃たれた箇所から広がる高熱…‼︎焼けるような全身の痛み‼︎吹き出す血液…‼︎苦しみ続け…のたうち回り無差別にその苦しみを人にうつす…‼︎クイーン様の傑作の一つ‼︎その名も、奇病ミイラ‼︎」
疫病にかかった囚人たちは意識朦朧としながらルフィたちの方へ向かう。その姿はまるでミイラのようだ
「触れるだけで敵を倒せる人間兵器だ‼︎お前たちも行け‼︎反逆者になりたいか‼︎?」
ババヌキが採掘場の囚人全員に言う
脅しとも言えるババヌキの一言は、囚人たちをルフィたちの敵に変えた
疫病にかかった囚人、かかっていない囚人、看守、兎丼にいる6人以外の全員はルフィたちの敵になってしまった
「出て行ってくれ…‼︎お前たちが来なきゃ…こんなことには…‼︎あんたらがもし本当に…20年前死んだ筈の赤鞘の侍たちだったとしても、勝てやしねぇんだ…‼︎カイドウには…あの空を飛ぶ巨大な龍には‼︎百獣の海賊団には誰も敵わねェ…‼︎」
囚人は震えながら6人に訴える
「見ろ…‼︎その部下の一人が作ったたった一つの兵器で…この脅威…‼︎この絶望的な力…‼︎」
「そうだ‼︎他所者のお前が来なきゃ…この兎丼にもただ日常が続いただけ…‼︎こんな目に遭わずに…」
その言葉にルフィは反応し、感染した囚人の顔を掴む
ガシィ!
「ダメ‼︎ルフィ太郎さん触っては…‼︎」
お菊が忠告した時にはもうルフィの手はみるみる感染してしまっている
その感染にも物ともせずルフィは自分の手を伸ばし、感染した囚人たちを止める
「何が脅威だ…‼︎何が絶望的な力だ…こんなもん全然効かねェ‼︎」
そう言うもののルフィの体からは感染のあざのようなものが出たり、血を出したりしている
「俺の知ってる侍達は、みんな強ェのにお前ら心の中までバキバキに折られやがって何が日常だ、言いなりに動いて…ダンゴ貰って生かして貰ってんのが日常!?目ェ覚ませ‼︎お前らただの奴隷だ‼︎」
そのセリフに囚人達は何も言えない
「俺が他の国から来てて何が悪い‼︎他所者がこの国守っちゃいけねェのか‼︎?」
血を吐きながら、ふらふらになりながら、
「俺は約束したんだ、九里で…自分の飯を俺にくれたたまって友達と‼︎ここを‼︎腹いっぱい飯の食える国にしてやるって‼︎それができなかったらここはずっと地獄だおでんの話は聞いた‼︎あいつはすげェ‼︎でも20年前おでんがカイドウに殺された日、この国は止まったんだろ‼︎?
おれたちはカイドウに勝ちにきたんだ‼︎それを味方に邪魔される筋合いはねェ‼︎だから今ここで決めろ‼︎おれたちにつくか…カイドウにつくか‼︎」
その言葉で囚人たちの心が変わる
「本気か…まだチャンスを…くれるのか…!?」
囚人達はルフィの前にしゃがみこんだ
「まずいな心揺れちまってんじゃねぇか、だが今すぎだらけあの真ん中に打ち込めば…大パニックでまた状況逆転だ‼︎この疫災弾200発分のウイルスが飛び散る疫災散弾で‼︎」
そう言うとババヌキは1発にまとめた疫災弾を胴体のゾウの鼻につかませた
それに気づいた河松
「おい‼︎ババヌキがこっちに何か撃つ気だぞ‼︎」
ババヌキは笑い、
「もう遅い‼︎」
ババヌキのゾウが今にもくしゃみをしそうだ
しかしそのゾウの前にさっきまで囚人達のところにいたふらふらのルフィがいる
「ちょっとやべェ未来見えたから…」
そう言ってゾウの鼻を固結びにした
行き場を失った疫災弾ばはゾウの鼻の中で爆発
ゾウと一緒にババヌキも爆発に巻き込まれる
「あと頼む」
そう言ってルフィはダイフゴーを指差した
「おい待ててめェら思い出せ、看守に楯突いた場合の刑その1‥‼︎」
「知っているいいんだ、おれたちは反逆することにした‼︎」
決戦8日前敵本陣にバレることなく兎丼制圧‼︎
ヒョウゴロウは言う
「見事だ麦わらの人…‼とんでもねェ助太刀を連れてきたな錦えもん‼」
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次回、ワンピース 950話も楽しみですね!