ブラッククローバー 190話「行け!!!!」
前回、無事にエルフ化していたゴーシュとマリーを取り戻すことに成功したアスタ達。
影の王宮を目の前に移動してきたレブチとゲイドル。
「あれが“影の王宮か”」と呟いたゲイドルを見て、レブチが知っているのかと問う。
詳しくは知らないらしいが、古(いにしえ)の魔法空間だと言った上で、本物を目にしたのは初めてのようで驚いていた。
ゲイドルは、古代の魔道具や至宝があると言われている影の王宮の中に興味をそそられている様子ではあるみたいだが、自分達の安全を考えると行くのが良いのか悩んでいるようだ。
場面は変わり、戦いを終えた黒の暴牛のメンバー、ミモザ達、ノエル達も合流していた。
みんなは魔力回復を図る為にチャーミーの「食べて食べて」という掛け声の中で、羊のコックさんが作ったご飯を勢いよく食べていた。
「ヤミ団長とカマキリ団長が行ってますけど、敵もスゴイの揃ってるみたいだから魔力回復して加勢に行きますよッ!!」と言い、魔力が回復したらすぐにでも行けるように準備していく。
アスタは魔力がない為、料理を食べても体の回復を期待できないので、ミモザの魔法によって体のダメージを治していた。
その時、ノエルが不意にサリーの着ていた服に違和感を覚える。
「それ、アスタの服じゃない?」と半信半疑のような感じで言うが、アスタの方は平然とボロボロだったから貸したと答えた。
ノエルはそれを聞いて激高するが、サリーが終わったら体を好きにしていいと言う約束だとノエルに伝えると、さらに激怒させてしまう結果になる。
黒の暴牛がいつものように騒いでいた時、ラックが不意にエルフの気配を察知した。
すぐに戦闘態勢を整えようとした時、エルフを2人の人物が倒していた。
フエゴレオン団長と、メレオレオナ団長だった。
登場すると「やっと起きたか」と言うメレオレオナに対して、「手間をお掛けしました」と謝罪したフエゴレオンの間には言葉とは反対に、和やかな雰囲気を醸し出していた。
フエゴレオンの登場に号泣しているアスタだったが、「私が眠っている間に強くなったようだな」とアスタの成長を喜ぶフレゴレオン。
ノゼルも駆けつけ、フエゴレオンにサラマンダーが付いているのに多少驚いていたが、「待たせたな」と言うフエゴレオンに対して、「ブランクが無いといいが…」とツンデレな言葉を口にしていたが、安心した様子を感じられた。
その時、影の王宮の入り口が小さくなっているのをみて、ヤミ団長達に合流するためにも急いでいこうとする一行。
しかし、その時にエルフ化していた金色の夜明け団の上級魔導士達がアスタ達の進行を邪魔しにきた。
「団長達は行って下さい」と言うバネッサの指示をもとに、アスタ、ミモザ、ノエルも一緒に行くように言われた。
アスタ達が向かおうとした時、金色の夜明けのメンバーも追っていこうとしたが、
「アンタたちの相手は私達だ」と残ったメンバー達がそれを阻止した。
ブラッククローバー190話「行け!!!!」感想!
今回は、キャラクターが続々と登場してくる中で、それぞれの関係性などが
垣間見られた回になっていたかなと思いました。
まずフレゴレオン団長と、メテオレオナ団長が合流したときは、圧巻の戦闘力を
見せつけられた気分でした。
ラックがエルフの気配を察知して戦闘態勢に入ろうとした時には、もう2人がいたような感覚に陥りました。
それからフレゴレオン団長にサラマンダーがついている事にも、アスタはもちろん、ノゼル団長までも驚いていたのが印象的でした。
エルフ化した金色の夜明け団の上級魔導士達が立ちふさがった時には、影の王宮の入り口が小さくなっていて時間がない中、少しは足止めされてしまうのだろうと思っていました。
全員の戦闘能力は高いとはいえ、数に圧倒されてしまう状況では時間がかかるのも無理はないのかもしれません。
それをバネッサの勇気ある決断で団長達を先に行かせたのは、良い判断が出来たと感心しました。
また団長達以外に同行したアスタ、ミモザ、ノエルの人選も適任であったように思いました。
アスタは、マグナに「オマエの剣の力が必要になるから」と言われ、ミモザもキルシュから回復魔導士が良いと言われたので同行するのも納得しました。
意外だったのは、ノエルに行けと背中を押したのが、ソリドだったのには凄く驚きました。
見下していたノエルの事を強いと認めた上で、シルヴァ家として言って帰って来いと言われたのは印象に残りました。
今まで兄妹の関係として、ほとんど接してこなかったソリドと兄妹としての絆を初めて感じられた瞬間のように感じました。
ブラッククローバー191話考察
これからは影の王宮での戦闘と、王城での戦闘に分かれてそれぞれが戦う事になると思います。
どちらにしても激戦は必至になってくるので、いかに連携していくかがカギとなっていくかもしれないと感じています。
影の王宮では先に入ったヤミ団長とジャック団長と、いつ合流できるかでまた事態は変わっていくのかなと思います。
王城で残って戦っているメンバー達も、元々金色の夜明け団で優秀だった彼らがエルフ化でさらに強くなっている状態の人達とどう戦うかもみどころになってくるかなと思います。
また、アスタがいない状況でどのようにしてエルフと戦うのかも注目していきたいと思います。