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火ノ丸相撲ネタバレ!「第233番 無道」 感想!

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前回までのあらすじ

天王寺が国宝世代に送ったメッセージ。それは国宝世代で刃皇を破って大相撲の未来を示すことでした。そこに大包平の名前はなく、翌日の取り組みでもますます苛立ちが目立つ取り組みになってしまっていました。対する鬼丸はベテラン技巧は力士で刃皇を破ったことのある数少ない大関の百乃花をきれいに破って優勝決定戦に名を連ね続けていました。大包平は邪魔する者は全て壊して一番になることを誓いました。そしていよいよ鬼丸と大包平が対戦する取り組みが発表されたのです。

第233番 無道

11日目の取り組みが発表される前、10日目では大包平が前頭筆頭の妙斧山に勝利をしますが、強引すぎる取り組みで右腕を痛めてしまいます。その取り組みはなりふり構わず勝ちを優先する姿勢であり、壊し壊される覚悟があるという相撲でした。それは少し前の鬼丸の取り組みと酷似していました。唯一違うのは大包平は鬼丸より体が大きい分無理が利くことでした。身長は189センチ、体重は135キロと軽量の部類ではありますが足腰が強く、出足が鋭く自分の形を作ってから攻める慎重な相撲でしたが前に出る意識から形が悪くても大胆に踏み込んで強引に形を作る相撲に変わっていました。その取り組みを見ていたレイナは刃皇の違いに気になっていました。刃皇は鬼丸の相撲をとがめていましたが、大包平には何も言っていないことが気になっていました。同じ大学で会った大包平の印象は誰に対しても紳士で女子からの人気も高かったので取り組みの姿が想像つきませんでした。そんなレイナに鬼丸は焼き餅を焼いてしまいます。鬼丸も大包平を知っており小学生の頃から表彰台の常連であり、天王寺とやり合える数少ない力士の一人で高校ナンバー2という地位を受け入れたことが心の緩みでもあり隙でもありました。元々の高い技術に加えて、攻撃性が加わり脅威ともなっていました。足りなかった部分を補うという意味では無道と大包平は相性が良かったのかもしれません。鬼丸は長く付き合えば危険も増すので、掴んできた速攻勝負で決めることにしました。その相撲で10日目の大和号を破ることにも成功していました。かつては無道を周りにも相手にも押しつけていて、相手を恐れさせるその力に恐怖を抱いていました。

そして11日目に大包平と鬼丸はばったりトイレで出会ってしまいます。大包平は動揺してしまい後から入って気づかなかった自分に非があると謝ってしまいます。鬼丸は同部屋の力士の取り組みを客席から見るのが好きなため支度部屋にいなかったためです。鬼丸はいい人との印象を投げかけますが、取り組みが終わった後には憎み、恨んでしまう可能性もあることを伝えます。そこに1敗の三日月が現れます。そして大包平は強く、いい人と言ったことを咎めます。さらにレイナを見つけて抱きつきます。すると鬼丸は激怒をしてしまいます。そして無道の表情も鬼丸であることを伝えて去って行きました。いよいよ鬼丸と大包平の取り組みが始まりました。速攻勝負を読まれていたのか柔の受けによって防がれてしまいます。一気に大包平が腕を掴んで寄り切ります。すると鬼丸の中の無道が代わり、戦いを引き受けます。三日月の狙いはこれであり、無道も受け入れて飼い慣らして鬼丸の強さとしてほしいという願いが込められていました。

第233番感想!

いよいよ鬼丸と大包平の対戦が始まりました。どちらも優勝のためには負けられない戦いとなります。そして優勝争いに名を連ねている三日月もいよいよ登場しました。1敗で並んでいるのはこの三日月と横綱の刃皇となります。大包平が敗れると三人が首位で並ぶことになります。鬼丸も優勝のためには絶対に勝利をつかみ取ってほしいです。お互いに全てを賭け戦う無道の表情になり戦いに挑んでいきました。この無道は勝利をしても周囲の不安が大きく、自分にも負担となってしまいます。その力を鬼丸は飼い慣らして受け入れることで攻撃性のみを力としてそれ以外を拭うイメージで戦っています。その力に飲まれてしまえば、相手すらおびえさせてしまう恐ろしい力ですが受け入れて認めることでうまく自分の力として操り新たな強さを身につけることへつながります。そのヒントをどのようにして掴むのでしょうか!?

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