7月13日発売! 週刊少年ジャンプ 2019年33号 掲載の最新話
それでは鬼滅の刃【第166話】のストーリーを見ていきましょう!
今回はストーリーを3つに分けてご紹介します。
■二人の戦いに参戦したのは?
■風柱 実弥の本心とは
■実弥vs 黒死牟
ではどうぞ!
今回の表紙は炭治郎。鴉が運んできてくれたと思われる手紙を座って読んでいます。
鴉は疲れたのか甘えているのか炭治郎の膝に頭を載せて足でガジガジしています。
アオリ文は『つかの間の休息―――』
タイトルは『本心』!!
―――――
二人の戦いに参戦したのは?
「己が細胞の末裔とは・・・思いの外しみじみと・・・
感慨深きもの・・・」
柱に縫い留められた時透を眺めて呟く黒死牟。延々と語ります。
「そう・・・案ずることはない・・・
腕ならば・・・鬼となったらまた生える・・・
まともに戦える上弦は最早私一人のみ・・・
あの御方もお前を・・・認めてくれるはず・・・
止血は・・・しておこう・・・人間は脆い・・・
しかし仮に・・・失血死したとしても・・・
あの御方に認められず・・・死んだとしても・・・
死とはそれすなわち宿命・・・故に・・・
お前はそれまでの男であったということ・・・」
その時、物陰から隙を窺っていた玄弥が
黒死牟に向けて銃を撃ちます。
しかしさすが上弦の壱。しっかり気づいていたらしく、
玄弥の背後に回り「そうは思わないか?お前も・・・」と言葉をかけます。
―――その瞬間銃を持った玄弥の左腕がゴトンと音を立てて落ちた!!
「玄弥―――っ!!」
それを見て自分に縫い留められた刀を抜こうとする時透。
しかし力を込めても抜けません。
次に右手で抜刀しようとする玄弥。
しかし目にも止まらぬ黒死牟の早技で
右腕までもが斬り落とされてしまいます。
「ぐあっ・・・!!」
そう叫んで膝をつく玄弥。
その姿を観察しながら黒死牟は納得した様子。
「ふむ・・・そうか・・・
鬼喰いをしていたのはお前だったか・・・」
そうつぶやくや否や、今度は玄弥の上半身と下半身を真っ二つに斬ります。
「・・・!! !!」
それを見て駆け付けようとする時透。
しかしどうやっても自分に突き立てられた刀が抜けません。
「・・・ほう まだ絶命しない・・・胴を両断されても尚・・・
三百年以上前・・・お前と同じく鬼喰いをしている剣士がいた・・・
その剣士は胴の切断で絶命したが・・・お前の場合は首か・・・?
貴様のような鬼もどき・・・生かしておく理由はない・・・」
淡々と評価する黒死牟。
どうやら人手不足とはいえ、玄弥を鬼側に勧誘する気はない様子。
痛みに耐えながらも必死に自分の腕を繋げようとする玄弥。
(這え!!腕を繋げろ!!急げ!!)
己を叱咤する玄弥の背後から黒死牟の技が迫るその瞬間―――
一陣の風が舞い降ります。
『風の呼吸 肆の型(しのかた)
昇上砂塵嵐(しょうじょうさじんらん)』
「風の柱か」と一気に距離をとる黒死牟。
弟のピンチに風の柱 実弥 登場!!
――――――
風柱 実弥の本心とは
玄弥を守るように構える実弥。不敵に笑みながら答えます。
「その通りだぜ テメエの頸をォ捻じ切る風だァ」
一方、自分を嫌っていると思い込んでいた兄が
自分を守ろうとしている事に驚きを隠せない玄弥。
そんな彼に振り向きもせずに実弥は自分の心情を吐露します。
「テメエは本当に どうしようもない弟だぜぇ
何のために俺がァ 母親を殺してまでお前を
守ったと思ってやがる」
玄弥の脳裏に、以前炭治郎に言われた言葉が響きます。
―――風柱のお兄さんのことなんだけど あの人はさ 玄弥
鬼殺隊に入ったことをすごく怒ってはいた
でも憎しみの匂いは 少しもしなかったんだ
だから怯えなくていいんだよ
伝えたいことがあるなら 言ったって大丈夫だよ
実弥さんは―――
玄弥のことが ずっと変わらず大好きだから
そう笑顔で教えてくれた炭治郎。
その言葉の通り、兄 実弥は自分の本心を弟に語ります。
「テメェはどっかで所帯持って 家族増やして爺になるまで
生きてりゃあ良かったんだよ
お袋にしてやれなかった分も 弟や妹にしてやれなかった分も
お前が お前の女房や子供を幸せにすりゃあ良かったんだろうが
そこには絶対に俺が 鬼なんて来させねぇから・・・・」
兄の心を知り、涙を滲ませる玄弥。
「ごめん兄ちゃん・・・ごめん・・・」
胴体が離れたままで兄に謝る玄弥。
黙ったままに弟の謝罪を受け止める実弥。
「ほう・・・兄弟で・・・鬼狩りとは・・・
懐かしや・・・」
過去を思い出すかのように呟く黒死牟。
まさか彼自身も!?
そして最愛の弟のために怒り狂う実弥。
「よくも俺の弟を刻みやがったなァ
糞目玉野郎ォォ 許さねェ許さねェ
許さねェェ!!」
――――――
実弥vs 黒死牟
黒死牟の足元をかいくぐる実弥。
黒死牟の足を狙いますが、軽やかに避けられ逃げられます。
しかしすかさず『壱の型 塵旋風(じんせんぷう)・削ぎ」を
繰り出す実弥。
風柱の本気に、ついに黒死牟も自分の刀身を見せ、刃を交えます。
「はァア こりゃあまた 気色の悪イ刀だぜエ なァ オイ!!」
呆れるように叫ぶ実弥。
―――そう、黒死牟の刀には無数の目玉がギョロオと埋め込まれていた!!
アオリ文は『その異様さ危険―――!!』
弟の危機に颯爽と駆け付けた兄・実弥!!
流石柱だけあって強そうな感じです!
今までの登場シーンでは知性も理性も怪しい感じで
正直「大丈夫かコイツ」という感じでしたが(失礼)
兄パワー炸裂で良い戦いをしてくれそうです。
しかし切羽詰まった状況なのは十分承知しているのですが
できればちょこっとだけ振り向いて弟の胴体とか腕とか
くっつけてあげて!と思ってしまいました(笑)
ますます目が離せないこの戦い、
次号 鬼滅の刃 167話もとっても楽しみですね!