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約束のネバーランド【ネタバレ】99話「クヴィティダラ」感想!

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約束のネバーランド99話ネタバレ

〝支援者〟からメッセージを受け取ったレイはその声が本物だという確信を深める。
その差し迫った感じから、敵の脅威が差し迫っていることをエマは感じ取る。

次にいつ〝支援者〟から連絡が来ても良いように交代で電話番を配置しつつ、同時に
〝七つの壁〟の探索の計画を考えるレイであった。

そして〝七つの壁〟の在りかを指し示す暗号の解読にいそしむ子供たち。レイ達は様々な手がかりや要素を考慮しながら、その場所を特定することに成功する。

エマとレイは思案の末、自分たちとドンとギルダ、そしてザックとヴァイオレットの少人数で探索に行くことを決意し、ユウゴとマーカスにシェルターの警護を託す。

数日後、エマ達の探索チームは仲間たちみんなの希望を背負い〝七つの壁〟を目指して旅立つのであった。

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1.〝支援者〟の声

〝支援者〟はいた…。受話器を切りながらレイは考える。
この会話の先に確かに〝支援者〟はいたのだ。そう強く確信するレイであった。

「良かった、これでまず〝支援者〟と連絡が取れることが確認できた。」エマが微笑む。
「助けてもらえるんだね。」横にいた少年が喜々として言う。

「いや、それはまだ何ともだな。」レイは答える。
〝支援者〟は多分俺たちがこっそりと逃げたがっていると思っている。
そして俺たちが〝七つの壁〟を探して、食用児全員を解放しようとしているとは知らないはず。

「それをどうにか伝えないと……」エマは思案する。

「でも味方には違いないよ。」ルーカスが笑顔で少年に語りかける。
「とは言えだいぶ差し迫った感じではあったね。」
「それだけ敵の脅威が近いってこと…」エマの顔が険しくなる。

「それが分かったのも一つの収穫だな。」レイは言い切る。
「いつ連絡がきても良いように交代で電話番を配置しよう。」

そしてレイは強い目で続ける。
「あとはその接触までに何とか進めておきたいな——。」

「〝七つの壁〟探しを。」

とうとう〝支援者〟と連絡が取れた! やったね!
しかしそれに浮かれることもなく、あくまで現状や相手のリアクションを冷静に分析する
レイに、やはりこいつは只者ではない……と改めて実感させられてしまう。

相手の短いモールス信号から、そこまで読み取ることができるのか……まさに驚愕!
それと同時に的確な目標設定と全体を把握する総合的な視野の広さ。

こうなったらレイに日本の総理大臣になってもらいたい! と思わせるくらいのこの驚くべき総合的な能力にはいつも脱帽させられっぱなしである。

2.暗号を解読せよ

「クヴィティダラの竜の目で 昼と夜を探すべし
まず北へ10里  つぎに東へ10里
つぎに南へ10里  つぎに西へ10里

天へ10里 地へ10里
砂の間(はざま)で矢が止まり 日が東へ沈むとき地が哭(な)き壁(それ)は現れる
彼と我らを隔(わか)つもの 即ち七つの壁なり」

「……………。」
〝七つの壁〟の場所が記された暗号を前にトーマとラニオンが途方に暮れている。

「頼んでおいた解読は?」
全員が集まるミーティングルームで、レイが静かに語りかける。

ドサッ。 ギルダが数冊の分厚い本をテーブルへと置く。
「これ、資料室の〝古文書〟か」ユウゴが本を手に取りながら言う。

「レイに言われて読んでおいたの。」ギルダが笑顔でそれに答える。
「それ鏡文字のラテン語なんだって。」横からドンが言葉を挟む。

「ああ、ラテン語は古代ローマ帝国で共通語だった言語。鏡文字は左右反転にわざと書いた文字だ。」レイが平然として続ける。

別の棚になぜかラテン語の辞書があったから気になっていたんだ。でもGPへ向かうまでに日にちがなかったからみんなに解読を頼んだんだ。

「で、 読んでみるとレイの読み通り、この本は何人もの人の手記の写本だった。」
ドンがレイから言葉を受け継ぐ。

「時代も場所もバラバラ。一番古いのがそのラテン語の部分。」とアンナも言う。
「そして、これは恐らく1000年前の、ラートリー家の家来の手記。」とナット。

これらを読める文字にして、単語を調べて推測していく。と———、
「その中に出てくるんだ。『クヴィティダラの竜』が」ドンがキッパリと言い切る。

「クヴィティダラ…、場所かな? それとも…」エマが問いかける。

「多分場所。地図があるわ。」 バッ。 ギルダが本の中の地図を指し示す。

「ここ。新しく座標が書き足されてる…」
「まず、この〝クヴィティダラ〟に行ってみることだな。」レイが言う。
「D528-143。だいぶ遠いね。」子供たちが素直に言う。

「で、誰が行く?」ユウゴみんなに問いかけるのであった———。

〝支援者〟登場の次は〝暗号〟が出てきた~! 確かに、冒険もの、推理物にはこの手の暗号がつきものだが、ラテン語や鏡文字、はたまたローマ帝国って……!
まさか少年誌でこんな単語を目にするとは思っていなかったので超ビックリ!

この「謎解き」は……もう少年誌のレベルを飛び越えてしまっている。まるで本格推理小説を読んでいる錯覚に陥ってしまうではないか。

そしてレイがラテン語に気付き、解読を頼んでいたのがなんとGPへ向かう前だったと聞いて2度ビックリ! そんなに前から暗号解読の物語は動き始めていたのだ!

何なんだ! この展開、この鋭すぎるレイの頭脳は!
レイにはやっぱり日本の総理大臣になってもらうしかない! お願いだからなって!

3.クヴィティダラ探索隊メンバー発表!

「〝支援者〟はここを動くなと言った。基本はここを守りたい。」レイが言う。
「行くのは少数で…、大人数だと目立っちゃうし。」とエマ。

少数精鋭…ってことはまたエマとレイとユウゴと…と、ドンは予想する。

レイがすかさず口を開く。
「まずは俺とエマ。それから——」

「ドンとギルダ。」  「え。」驚く2人。

「おいおい、お子様だけで大丈夫か!?」ユウゴが心配で横から口を出す。

危険なのは分かっているしユウゴについてきてもらったら心強いけど…とエマは説明する。
敵は確実にここを探している。だからみんなの安全のためにもユウゴにはシェルターとここにいる全員を守ってもらいたいの。

「……………。」
エマの素直な瞳と言葉に、ユウゴは何も言葉が出ない。

「それにドンとギルダは頼れる弟妹(きょうだい)だよ。」笑顔のエマが言う。
レイがそれを受けて語を続ける。「ああ、覚えも早いし———。」

「!!?」 ダバ———ッ。 大泣きする2人。(滝のごとくの〝目の幅涙〟が零れ落ちる)

「えっ。嫌なら別に……」エマとレイは目を白黒させながら言う。

「嫌なわけあるか———!」
「嬉しくて…。」    (ヤッタ———!!) ドン、ギルダともに喜びで顔が輝いている!

「また留守番だと思っていたから…、待っているだけでは苦しかったから……。」
ギルダは顔をクシャクシャにする。「隣に立てるのが嬉しくて。」

ガシッ。 ドンがギルダの肩を組む。
「俺達、精一杯頑張るからよ! な、ギルダ。」「うん!」

「できたらこの2人も連れて行け。」
ユウゴがすかさずザックとヴァイオレットを連れてくる。

「ユウゴ心配なんだね。」ジリアンが図星を指す。

「ザック、ヴァイオレット、お願いしていい?」エマが遠慮がちに問いかける。
「喜んで。」2人は声を揃えて笑顔でエマに即答するのであった。

良かったね! ドン、ギルダ。
この2人はGF時代から常にエマとレイを力強くサポートしてきた縁の下の力持ちなのだ!
彼らの働き・協力があったからこそ、エマやレイがここまで来れたといっても過言ではない!(影の主役でもある)

今回、やっとこの二人がエマとレイの直接のパートナーとして「活躍の場」を与えられたことに喜んでいる読者も少なくないはず。(ホント良かったねぇ!)

きっとエマ達も彼らがいれば百人力。何があっても強力な「心の支え」となってくれるはずである。ここがドンとギルダのさらなる踏ん張り処となるに違いない。
頑張れドン! 気張れギルダ!

4.いざ、クヴィティダラへ!

エマをはじめとする探索チームは入念なミーティングを繰り返し、ザックとヴァイオレットは武器の手入れに余念がない。シェルター・チームも食糧の調達、管理、その他諸々の作業を全員笑顔でこなしていく。

「救護班のザックと夜目も利くヴァイオレットがいれば…まあ大丈夫だろう。」
ユウゴがいつまでもブツブツと呟く。
「ユウゴってそんなに過保護だったっけ?」ルーカスが苦笑いしてそれを見守っている。

静かで穏やかな日常がゆっくりとみんなの目の前を流れていく。

そんなこんなであっという間に数日が過ぎ———。

「いってきます!」
そこには笑顔に輝くエマと、凛々しく引き締まった表情を浮かべるレイ達の姿があった。

エマとレイが率いる探索チームは———、
新たな希望と輝く明日を胸に、〝クヴィティダラ〟へと足を踏み出していくのであった。

とうとうエマ達の新しいミッションがスタートする。こうなるとみんな目標に向かって一直線に進んでいくしかない。

それぞれの準備と日常が淡々と描かれるがそれはみんなの笑顔に包まれて、穏やかな空間を作り出している。これこそが安心の空間だ。

それにしてもユウゴが意外と心配性で、子供達だけで探索するのを不安がってる姿がなんとも微笑ましく、ルーカスも読者も知らなかったユウゴの人間臭い部分を垣間見ることができる好エピソードである。

約束のネバーランド100話考察

今週は子供たちの新たな希望となる〝クヴィティダラ〟の出現で、物語は一気に次のステージへとシフトしていく。

シェルターからクヴィティダラへ、内から外へ、「希望」から「新たな希望」が生まれる瞬間というのはこんなにも静かで、突然やって来るものなのかもしれない。

〝クヴィティダラ〟とは一体何なのか、どういう所なのか?そこでは何が待っているのかは誰も知る由はない。しかし、エマはそこには「希望が待っている」という事、「輝く未来が存在している」ということを信じて疑わない。

このエマの強い気持ちこそが、素晴らしい「希望」をずっと生み続けていく果てしない「ポジティブ・エネルギー」の根源であり、その効果を連鎖させていく強さの秘密なのである。

来週からは新たなる冒険が幕を開け、それと同時に新たな未来への希望も輝き始めます。この胸のワクワクは、私たち読者をいつも興奮と笑顔の頂に連れて行ってくれることは間違いない!

さあ! 来週もしっかり心の準備をし、エマ達と冒険を共にして「大きな希望」を掴み取ろうではないか! そう、誰もが笑顔になる大きな希望を掴むのだ!

それでは行こう。  いざ! クヴィティダラへ!

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