ブラッククローバー 194話 あらすじ
チャーミーがドワーフと人間の混血であることが判明した。
みんなが呆然としている中で、1番驚いていたのがチャーミー本人だった。
リルの猛攻が続く中、チャーミーがリルの一撃を受けて倒れてしまったチャーミーにある変化が起きた。
羊のコックさんとして仲間の魔力を回復させてきた羊が狼に変化し、チャーミーも大きくなってしまった。
その変化によって、強くなったチャーミーの渾身の力でリルを攻撃した。
ブラッククローバー 195話【ネタバレ】
チャーミーの渾身の攻撃を受けてもいまだに人間への憎しみが消えないリル。
リルが自分の描いたものをどんどん生み出していくのに対して、チャーミーも負けずに食べていく。
その攻防を呆然と見ていたアスタ達に、チャーミーは先に行けと促した。
チャーミーが「ゴハンの大事さをコイツに叩き込むから」と言うと、アスタがよろしくお願いしますと言うと、先を急ぐためにその場を後にした。
ミモザがいくつかあった道が塞がっていると言い、上へ行くために天井にあった穴から進むことにした。
場面は変わり、ファナと戦っているノエルだが、いくら攻撃しても効くことのないファナに苦戦していた。
「そろそろアナタにも灰になってもらう」とファナが言うと、ファナの炎が大きくなりノエルは危機を感じる。
その時不意に『アスタのアンチ魔法なら』と思ってしまったまさにその時、ファナの体が切り裂かれた。
まさかと思ったノエルが見たのは、裂きがいがあるやつを見つけたと笑っていたジャックだった。
「なんでアンタなのよーー!!」と思わず叫んでしまったノエルに対して、文句があるのかと言い返すジャックだった。
またアスタ達に場面が切り替わると、そこにはダヴィドと言う金色の夜明け団に所属していた騎士が倒れていた。
ミモザがその場に感じとった、エルフでも人間でもない魔力に不穏な空気を感じ取った。
もう一度"魔花の道標"を発動させ、影の王宮全体を感知する。
1番強い魔力を感じる所に台座が増えている空間があるのを感じとり、そこに3人のエルフとユノがいるのを感知した。
ユノがいる事を知ったアスタは「行こう」と先を急いだ。
一方ユノがいる部屋では、エルフ達が迎えに行かせたのに返り討ちにされた事に若干驚いていた。
しかし、迎えにいかせたほどだからここに自力で辿り着いて良かったと言うライア。
ユノが幼い頃から持っているペンダントである魔石を渡してもらうというパトリ。
ブツブツと小さい声で呟いていて、聞こえないとライアから指摘されるロンネ。
三者三様だが、これからの戦いを思うと油断してはいられない。
これで全てが還ってくると思いを馳せるパトリが光創成魔法"断罪の光剣"を、さらにライアも模倣光魔法"断罪の光剣"を発動させてユノを攻撃する。
その攻撃に対してユノはマナゾーン"精霊の静かなる舞踏"を発動させ、全ての攻撃を避けていく。
パトリがユノの能力に驚いていると、ユノはさらにマナゾーン"スピリット・ストーム"ダブルを発動させて両手で攻撃した。
ライアが天賦の才だけならリヒト以上かもと思うほど、ユノの成長は著しかった。
ここでロンネがいきなりユノの背後に現れ、攻撃した。
いきなりの出来事に驚いたユノだったが、自分が感知できなかったのは超スピードだったのではなく、急に現れたのだと冷静に分析した。
さっき自分がいた所にあった小石をみたユノは、自分が移動させられたのだと推測した。
一度触れた物体の位置を強制的に入れ換えるのか感じ取ったユノが、自分のペンダントをロンネに取られたのを見ると激昂した。
アスタが小さい頃、ペンダントを取られた時に取り返してくれたのを思い出し「魔石だか何だか知らないが、それはオレのだ」と怒りながら言った。
ライアが「ナイス、ロンネ」と言うと、ロンネも「これで今までの全てが報われるね」と返した。
すると、嘘が分かるライアがロンネの先ほどの発言が嘘だと感じとり、問いただす。
そして「お前は誰だ?」と聞いた時に、ロンネが笑いながらブツブツ呟いた後、突如ライアが攻撃された。
その瞬間、ライアはまさかこの転生は・・・と何かに気付いた。
ブラッククローバー 195話 感想
今回はユノの成長が目立った回だったかなと思いました。
後半の方で出てきたユノでしたが、エルフに転生し自我を取り戻してからの成長は目を見張るものがあります。
元々天才肌ではありましたが、ライアも言っていたように天賦の才ならリヒトすら超えているかもと言わしめるくらいには力を見せつけられたのかなと感じました。
ユノの持つペンダントが最後の魔石だったとは、少し意外でした。
捨てられていた時には持たされていたので、ユノの出生にも何らかの関係があるのかなと疑問に思わされました。
ロンネにペンダントを取られた時は、普段冷静なユノが怒りをあらわにしていて、それだけユノにとって大事なものなのだというのが伝わってきました。
またライアの嘘を見抜く能力のせいで、ロンネの意外な正体が明らかになろうとした時には驚きを隠せませんでした。
まさかブツブツ言っているだけのエルフかと思っていたのが、ライアを一瞬で攻撃し、不敵な笑みを浮かべるような人物だったとは。
そして、もう一つ意外だったのはファナとの戦いで苦戦していたノエルを助けたのが、ジャック隊長だったことですね。
雰囲気的にアスタかなと思っていたので、ここでジャック隊長が登場するのかと少し意外な組み合わせに笑ってしまいました。
そして助けてもらった後のノエルの「何でアンタなのよー!!」も、確かに雰囲気的にはジャック隊長が現れる場面ではないと思いながらも、ノエルもアスタかもと期待していたのかと言うのが伝わって、面白かったです。
ブラッククローバー 196話 考察
次回はロンネの正体が明らかになってくるのかなと思っています。
今回のお話では、ライアがこの転生のカラクリに気付いたようなので、それが次回明らかになっていくのではないかと思います。
またファナvsノエルの戦いに駆け付けたジャック隊長を加えて、どう戦っていくのかも注目していきたいと思います。
ノエルの攻撃が全くと言っていいほど効いていなかったのに、ジャック隊長の切り裂きは一応成功したので、今後はジャック隊長主体になっていくのかなと思います。
しかし、ノエルもただ見ているだけと言う性格ではないので、何かしら仕掛けてくるのではと少し期待しています。
今後の展開も楽しみにしています。