アリスと太陽17話ネタバレ
始めて貰ったギャラは3千円。中学生くらいだろうか?「これでお前は三千円プロだな。三千円払う価値のあるプレイヤーってことさ。」と言われ、貰うからには
それに見合った働きが必要だと、以前にも増して練習に熱が入っていたよう。それが心地よく、ぬるい奴らと関わり続けるよりその方が楽だった・・・・
三連続で猫実の演奏を観に来ている太陽。ただ、猫実を説得するでもなく大人しく帰っているらしい。そんなだから猫実は太陽をストーカー?と疑っています。
左ヶ丘学童クラブに帰ってきた猫実。「おともだち来てるよ!」という子供達。どうやらめずらしいことらしい。「あ・・・お邪魔して・・・ます。」
部屋の中で子供にピアニカを聞かせてるのは・・・太陽でありました。肩に背負っていたギターをドサッと床につけてしまう猫実。「やっぱりか・・・ストーカー野郎!!」
「捕まえろ!」と男の子達。「だめー!たいようはピアニカの先生なのー!」とかばう女の子。男の子達にだいぶやられています。
「これ・・・!猫実くんに聞いて欲しくて。」CDを猫実に差し出す太陽。「なにわざわざ来てんだよ。」迷惑そうな猫実。
どうやら貰った連絡先から調べてきた様子。「CD置いて帰ろうとしたら事務所の人が待ってたらって。」と言われて本当に待っていた太陽です。
学童クラブの中をキョロキョロ見回す太陽。o(・_・= ・_・)o 「そんな珍しいか?」「ううん!ただ何で連絡先がここなのかなって。」猫実が言うには、親があんまり家にいないので
子供の頃から世話になっていて、今でも時々手伝いに来ているそうです。と言いながら散らばった絵本をまとめている猫実。
そして、ケータイを持っていないから窓口にもなってくれている様です。それを聞いて「え!?」と驚く太陽。「あ?そんなに珍しいか?スマホねーのが?あ?」
猫目で太陽を睨みつけます。「言ってない言ってない。」と太陽。
「で・・・それは何だ?まさか言ってた曲がもう・・・?」太陽の脇においてあるかばんのその上に置かれたCDを指差します。CDの表面には「YOLO」と書かれています。
「あっ・・・これはー」
ファーストフード店で猫実のために曲を作る旨をアリス、しのんに話した太陽。ただし、新しく作るのではなく、今ある曲をアレンジしようと思っているらしく、音域の調整を
したいらしい。 今まではピアノとヴォーカルくらいしか意識しておらず、アレンジはあまり必要ではなかったのだが、ドラムやギターが入るとなると各音域がかぶらないように
アレンジし直さないと、音同士の周波数がぶつかり合ってこもった感じになったり聴き辛くなる場合もあるらしい。「だからギターパートをちゃんと作り直して・・・
一度猫実くんに聞いてもらいたいなって。」「説得するなら音楽で──か。最高だよ!歌ならいくらでも録るぜ!」と笑顔のアリス。「猫くん・・・稼ぐだけなら他の方法も
あるはずやもんね。やけどギターにこだわるんは、それだけ音楽が好きだから。」とは、しのん。「単純に猫実くんのギターがすごく好きになったから作ってみたいんだよね。」
ちょっと照れくさそうに語っているのは太陽です。
「アレンジか・・・」CDを手に取り眺めている猫実。決してストーカーではなく、そのためにもっとギターを聞きたくて通っていただけだと言う太陽。
「聞くだけ聞いてやるよ。プレイヤーあるし。」「え!?今!?」驚く太陽。「そこは僕が帰ってからごゆっくりと~」「テメェの曲だろ、自信ねーのか?」見下ろす猫実。
小さい声で「ある」と答えた太陽。
プレイヤーのスイッチを入れた猫実。しかし、内心では気持ちは変わらないと考えている・・・しかし曲を聞いたとたんい衝撃の走る猫実。アリスの歌声もさることながら、
この短期間でこんなアレンジを仕上げてきた太陽に対し、底が見えないと感じ、カエサルのスカウトは伊達じゃないなと思っている。
そして、ひょっとするとアイツにも・・・とも。
「なにしてるのー?」そこに子供達が入ってきた。「この音楽だれの?」「かっこいーじゃん。」「ねこにいちゃんでしょ。」「ねこにいちゃんのギターだもん!」
勝手な事を口々にしゃべくりまくる子供達。
「ざけんな・・・俺のギターがこんなヘッポコなワケねえだろ・・・!!」「俺ならこうだ。」と、ギターをかかえ弾き出した猫実。その音色に急激にテンションがあがり、
メモを探す太陽。「スズキ今日は帰れ。だけど・・・コレは置いていけよ。」CDを置いていかせた猫実です。
太陽の帰った後、CDの表面のタイトルを見つめる猫実。「YOLO」=「You Only Live Once」(人生は一度きり)というタイトルらしい。
「猫ちゃんいる?なんかカエサルのサバトさんて人から電話だよ。」と、学童クラブの職員さんが言ってきた──
帰路についている太陽の携帯が呼び出されている。相手は猫実。
「お前らのユニット入ってやってもいい。ただし条件がある。やるからには勝つ。ベーシストとびっきりのやつを入れろ。」
同時刻・・・部室に入部希望者が。髪が長く、目も前髪で隠れている女性。「やりたいパートとかある?」のアリスの問いに、
「あの・・ベース・・・未経験・・・なんですけど。」「いいじゃん!大歓迎だぜ。」
アリスと太陽18話考察
学童クラブに入り浸り状態の猫実の真相ははっきりとしました。それにしても子供達に大人気の猫実です。「ねこにいちゃん」と言われても、怒りもしない。
基本はいい人間なんだろうなぁと考えます。「ギャラを貰うからには見合った働きが必要」その猫実の考え方、決して間違ってはいないですね。ぅんぅん(*'-'*)
ただ、太陽達とは少し違うだけで、音楽が好きなのは同じですね。
さあ動き始めた猫実スカウトですが・・・完全に猫実は太陽の音楽に惹かれている感じがしています。そして・・・・猫実が言う「アイツ」とは???
そののちカエサルから電話が来て、それを聞いてユニットに入ってもよい言ってきました。ということは、猫実の言う「アイツ」がからんでいる可能性は大きそうですね。
いったいどんな人物で、どのように関わってくるのでしょうか??
そして・・・猫実の希望と真逆の入部希望者。何故彼女がベース希望するのかもそうなんですが・・・なんだか物静かそうな雰囲気が漂っています・・・
まだまだ波乱が続いていきそうな気配しかしていませんが・・・どうなることやら 〓■●バタッ