ブラッククローバー 193話「最後の入城者」【ネタバレ】
前回、メレオレオナvsヴェット、フエゴレオンvsカイゼルの戦いにおいて、正反対の姉弟だが、お互いに姉弟の為に強くなければならない思いでエルフを制する事が出来た。
今回は、最初にピックアップされたのは、ノエルvsファナの戦いだった。
ノエルは海神戦乙女の羽衣鎧(ヴァルキリードレス)を発動させ、最初からエンジン全開で戦っていた。
まだ習得して間もないせいか、完全に使いこなせるわけではないが、その分機動力は自分の方が高くなったと、ノエルは考えた。
以前のファナの強さを実感しているノエルは、完全な転生体なら手加減したらこちらがやられてしまう事を知っている。
なので、以前は威力に恐怖し手加減していた水創生魔法”海竜の咆哮”を、手加減なしでファナに向かって放った。
すると、ファナの上半身が吹き飛ぶほどの威力に、思わず謝るノエルだったが、次第に炎が集まり元の状態に戻った。
ファナは炎回復魔法”不死鳥(フェニックス)の羽衣”を発動させ、体を元に戻した後「すっごい威力!」と平然に呟いた。
驚きと動揺を隠せないノエルに対して、「私達禁術魔法を使っちゃったからあっちの世界の魔法で理外の魔法がつかえるんだよね」と言い放った。
全力を出して戦っても敵わない相手にどうしたらいいのか戸惑うノエル。
場面は変わり、アスタの方もギリギリで攻撃をかわすのが精いっぱいの状態だった。
まるで世界と戦っているような錯覚に陥ってしまうほど、リルの魔法は凄かった。
絵に描いたものが次々と襲ってくるため、アスタはブラックになる暇さえ与えて貰えない。
例えブラック状態になれたとしても、リルに攻撃を当てられるかは定かではない。
当人のリルは絵を描きながら、「アレ?まだ生きてたのー?」と不思議そうに言っていた。
ミモザがアスタの事を心配し焦っているが、その隙にリルが描いた謎の生物がミモザに襲い掛かってきた。
そこへアスタが現れ、ミモザを庇うように前に立ち攻撃を受ける形になったので、直ぐに回復させようとするミモザだが、リルによって生み出された謎の生物たちの攻撃をかわしながら回復するのは難しい。
そこでアスタが名案を思い付たかのように、ミモザに「オレにおぶさって植物でグルグル巻きにしてくれ」と言う。
その提案に戸惑うミモザに合体だーと無理やりおぶさるように誘導し、回復魔法を使うミモザを背負って両手に剣を持った状態で「きやがれぇーー」と叫んで気合を入れた。
また場面は変わり、影の王宮の入り口の前で金色の夜明け団に転生したエルフ達と戦っているバネッサ達の戦いに移った。
元・金色の夜明け団のメンバーが転生したエルフ達だけあって、強さが高く決定打を与えるまでに至らない状態にバネッサは焦っていた。
ラックが楽しそうに戦っているが、探知能力に優れたラックだけが感じたマナが近づいてきた。
すると、その人物は「マナゾーンを広げて魔力の道をつくる。交戦中の魔法騎士の攻撃に合わせてそれぞれ全力の遠距離攻撃魔法でサポートを頼む」と的確に指示していた。
「行くぞ」と言う掛け声の後、ユノが率いる魔法騎士たちにより、元・金色の夜明け団のエルフ達が一斉にやられてしまった。
その様子を見ていたゾラは国の端からこの速さで、各地でバラバラの魔法騎士をまとめあげてきたのかと、驚いていた。
チャーミーが真っ先にユノの下に駆け寄り、ゴハンをどうぞと差し出した。
ユノは「それどころじゃ」と断ろうとしたが、チャーミーの魔法で魔力が回復するゴハンであると気付いたら「ありがとう」と、チャーミーに声を掛けた。
その後現状を把握しようとチャーミーに聞くと、影の王宮で団長達やアスタ達が戦う為に入っていたと簡潔に説明した。
すると、ユノのペンダントが光り出し、影の王宮の中へに向かって光を放っていた。
その光に続くようにユノとユノを掴んで離さないチャーミーが進んでいくと、『待ってろ、アスタ』と手をかざした瞬間、ユノ達を光が包み込み消えて行った。
アスタ達が通っていった道とは違い、急にどこかに頬り出されてしまったチャーミーは、ユノがどこか、そしてここはどこかと言う事も分からず混乱していた。
周りを見ると、リルが作り出した謎の生物だらけで『地獄だ』と呆然としていた。
すると、チャーミーに気付いたアスタも、驚いていた。
ブラッククローバー 193話 感想!
今回はそれぞれエルフ達が強すぎて、驚きを隠せなかったです。
ファナはサラマンダーがフエゴレオンについてしまった為、転生しても一緒についていなかったが、その代わりの回復魔法には驚きました。
ノエルの全力の海竜の咆哮をあっさり受けた時には驚きましたが、不死鳥(フェニックス)の羽衣の能力が凄すぎて、声も出ませんでした。
このままだとノエルがどんな強力な攻撃を繰り出したとしても、全て再生してしまうのではないかと危惧してしまいます。
また、アスタ・ミモザと戦っているリルもただ絵を描いているだけで、アスタ達との戦いはリルが描いた作品から出てきた謎の生物がやってくれるので、何もしていない。
けれど、アスタ達はどんどん体力を消耗していく中、色々な所から攻撃がくるから休む暇さえない。
それなのに、リルは座って絵を描いているだけと言う絵を想像すると、恐ろしいなと思いました。
アスタ達を格好良く影の王宮へ送り出したバネッサ達は、少し苦戦していた。
元・金色の夜明け団の団員であり、エルフの転生も相まって一気に倒せる相手ではないみたいですね。
そこへ、颯爽とやってきて、バラバラにいた魔法騎士たちを率いて、エルフ達を一掃させたのが、ユノでした。
格好良すぎる登場に驚きましたが、これでやっとアスタとの約束を果たすことが出来たなと安心しました。
現状を聞いたユノのペンダントの存在も少し気になりますが、アスタを追って影の王宮の中へ消えて行った時は、アスタの下へいくのかなと思いましたが、その役目はチャーミーが代わりに請け負っていましたね。
アスタ達が戦っている空間を目にして、一言目の感想が『地獄だ』とだった時には、思わず笑ってしましました。
ブラッククローバー 194話 考察
やっと全員揃ったと言う印象でした。
ユノの行方も心配していましたが、まさか各地に散らばっていた魔法騎士を一緒に連れて行くために翻弄していたのかと思うと、納得です。
今回のエルフの襲撃は、王国総出で戦っていかないといけないというメッセージなのかなと考えたりしてしました。
またユノが、アスタが既に影の王宮の中にいると知った時に、ユノの胸元にあるペンダントが光ったことが少し引っかかっています。
このペンダントが今後何かしらのキーアイテムになる可能性も考えられるので、これからの展開を楽しみにしています。