アリスと太陽16話ネタバレ
ジャズバーでの猫実のテクニックに完全に聞きほれ、そして酔いしれている太陽。顔が赤くなっています。
演奏が終わり、「凄いな・・・あいつが入ってくれたら面白いぜ・・・!タイヨーはどう思──」とアリスが聞こうとしたのですが、そのキラキラした顔つき、
わくわくとした雰囲気から、「聞くまでもなかったな・・・」と察しがついたようです。アイデアがあふれ出てきている太陽は必死にメモをしまくっています。
猫実が帰るのを待とうとしている三人ですが、「出待ち」の女子達がわんさかと群がっています。それを見てアリス、投網を使って一網打尽を目論み「しのん、投網持ってる?」って。
当然、投網なんか持っていないのですが、 (´゚艸゚)∴ブッ 外ではちゃんと話せなそうだからと、アイドルであるしのんの顔パスで楽屋に行ってしまおうと目論むアリス。
モノは試しでとチャレンジ。「あのーすいません・・・ちょっと楽屋に用があって・・・」「え・・・どちら様ですか?」非情なスタッフの言葉。
「百ヶ瀬しのんです。」少しアイドルっぽくしのんがいいますが・・・・「ぼくは浜野です。」と、答えるスタッフ。(笑) ちょっと面白いやりとりでした。
と・・バーテンダーンおじさんが、アリスの事を知っていて、中に入れることになりました。その間も太陽はメモを書き続けていました。
「ツアーも頼むよ、猫実。」「だから追加料金で演るっての。」楽屋を出ようとしている猫実と、バンドメンバーが会話中。「来月カツカツなんだよ~何とかマケちくり~」
懇願するバンドメンバーだが・・・「大学生なんだからバイト張り切れよ。じゃ」冷たい一言の猫実です。
楽屋を出た猫実の前に立ちはだかるアリス。「ん?」「一緒に世界征服しようぜ」ニコーっと笑いながら凄い一言を浴びせかけるアリス。
「は?・・・こわ・・・悪の組織かよ。他界しろ。」「間違った!スカウトに来たんだ!猫実くん!」その様子を楽屋から見ているバンドの人々。「結構マネーかかるよ~」
「そこは出世払いで!!」目を輝かせてアリスが言います。ちょっと切れ気味の猫実。「あのっ・・・!!今日のライブ!凄かったです!!もちろん皆さんも・・・」とは太陽。
太陽の言葉に照れるバンドメンバー。その太陽をじっと見つめる、猫実。ヤングキングシングに出ていたことに気付きました。「話だけは聞く。これも営業だ。」
場所は変わって、ファストフード店。「バッカじゃねーの。カエサルからの誘い振るなんてどうかしてるわ。大人しく契約すりゃ金だって貰えんのに。よりによって、
プッツン女とマイナーアイドルに賭けるなんてな。」この猫実の発言には言われたアリス怒りモード。「一緒だと楽しいよ。」フォローにはしる太陽でありました。
「まあいい・・・報酬次第じゃレコーディング、参加してやるよ。」「さすが傭兵(ワイルド・ギース)。」アリスの発言に、
「フザけたあだ名だけど、まぁそういうことだ。金にならねえ音楽はしねえ。プロ目指してんだ、貰うもんはしっかり貰う。」「なんだよう金金って・・・しのんと話が合いそうだな。」
「ちょっと!関西人が皆お金にうるさいってのは偏見やで!」おちょくるアリスと自分は違うと言わんばかりに反抗するしのん。
「まさか金じゃないなんてフザけたこと言わないよな。金がなけりゃ、お馴染みの名曲も生まれてねーし届いてねーぞ。バンドだって金食い虫だ。スタジオ代、レコーディング代、
機材代・・ライブだって簡単には黒字にならねえ。だから俺はサポート専門・・・いずれスタジオミュージシャンになって堅実に稼ぐ。イチかバチかは趣味じゃねえ。」
「とことはバンドは・・・」
「やらねえよ。今の方が稼げるし。気も楽だしな。まぁ・・・ン百万持って来たら話は別だ。とにかく金の話も出来ねー奴が、プロとかどうとか言ってんじゃねえぞ。」
「ごめん、そこまでは考えてなかった。」しゅんとし、下を向く太陽。
「僕・・・猫実くんのギターがあまりにカッコよくて、一緒にやれたら・・・曲やれたらどうなるかってそればかりで。」
ちょっと顔を赤らめた猫実。「とにかく!レコーディングはギャラ次第だ。額は曲の難易度次第。曲できたら連絡しろよ。」バイトがあるといって席を立つ猫実。
「スズキ・・・お前の曲、面白くないこともない・・・からよ。一応楽しみにしといてやらないことも・・・ない。」少し照れくさいのか、ゴニョゴニョと呟き気味の猫実です。
噂以上の奴だったと一同。ただし、ギターの腕は文句なしに凄いもので、ギャラを払ってレコーディング頼む価値は十分にあるのではないかと。
「うん・・・依頼は良いと思う・・・だけど、左鳩さんが・・・ミカが何を仕掛けてくるか分からないけど、サポートだけじゃ勝てない・・・それこそグルーヴ。
メンバーとして戦わないと勝てない気がするんだ。」太陽の意見には同感の一同。しかしどうしたらいいのか。「あくまで思いつきなんだけど、これ使えないかな?」
太陽がテーブルに出してきたのは必死に書いていたメモ帳。アリスは見た瞬間、「さすがタイヨー・・・!これならもしかしたら──」
テーブルの上に猫実の連絡先のメモをみつけたしのん。「固定電話や。」
左ヶ丘学童クラブ──
帰ってきた(?)猫実の周りに小さな子供達が群がる。「あーうるせーうるせー。」
三人の猫実スカウト大作戦が始まる──
アリスと太陽17話考察
まあ猫実の言う「金」。これがなければ音楽も生まれない。この猫実の考え方は、太陽達とはまったく違うものと言ってもいいですね。さて・・・どうやって切り崩して、
メンバーに引きこんでいくのでしょうか?本当にお金でしか動かないのかなぁ(。-`ω´-)ンー
しかし、話の流れをみていくと、そんな事もないような気もします。太陽の音楽を面白がっている点、学童クラブにいる点などからです。あくまで推測にすぎませんが。
そして、この問題を解決できそうな、太陽が必死に書いていた曲は・・・アリスがいけるかもと踏んでいるのはどういう内容なのか・・・・
「お金」でしか動かない、ワイルド・ギースを引きこむことはできるのでしょうか???