【 あらすじ 】
しのぶがベポ達を疑ったことに腹を立てて出て行ってしまったロー。軒先でその件に関して会話している、ウソップとナミ。「消えろ!!貴様ら下人の世話などならぬ!!」えびす町に響く怒号。「アレは新入りなんだよ。昨日都落ちしてきた、元都の人間だ。」「都落ち!?」「花の都は将軍に忠実で、金を生み出せる者しか住めない。あいつらは随分悪い事やってたらしいけでねェ!ブン業は夜な夜な町に火をつけて回るも、役人を金で買収してお咎めなし。その火事で儲かるのが、木材を売る材木屋、凡ゴウ。火事で死んだ者の遺族の悲しみにつけ込んで、
高値をつきつけるのが、僧侶兼桶屋のびん豪。3人はグルなのさ。お役人を買収してるんで絶対に捕まらない。表でいい顔したとんだ悪道者達だったが、面白いことに昨日死んだ絶世の美女、花魁・小紫に3人ともホレ込んで、貢ぎに貢いで破産しちまったってんだから、お天道様は見てるんだね~!って噂!」あっはっはと笑う老婆。
「噂にしちゃ具体的!それ事実でしょ!?だとしたらあの花魁は知っててやったのね!すごい何者!?」だまって聞いてたナミが口を挟む。「そうか!思い出した。あいつら花魁道中で騒いでた奴らだ!!だからか!」「3人にはヤスさんが住む家を宛がって世話してやったのに、偉ぶって手に負えないんだよ。」「世話好きだなトノヤスは、やべー奴らなのに!!」
当のトノヤスは、現在カン十郎、しのぶ達と家の中で会話の真っ最中。「確かにあっしらはこのお札のお陰で、くしくもその決戦の事を知ったんだが・・・作戦壊れちまったね。敵にも知れ渡っちまって。今からでもウソでしたって事にできりゃいいが・・・!!それじゃ味方も信じちゃうか・・・!!しかしあっしは、足に逆さ三日月を彫るってのも知らなかった、そんな同士もいる。錦えもん君達にも伝えておくんな!!あたしらも必ず共に戦わして貰ェやすよって!!」そして家を飛び出し去って行くトノヤス。
「で・・・あのオヤジの話聞いてても、おめェらとの関係性がいまいちわからなかったんだが。」「右に同じ!!!」話を聞いていたサンジとフランキーが問いただす。「ええとっても明るい人ね・・・!トノヤスさんって何者?」ロビンの問いに冷や汗を若干かきながらしのぶ、カン十郎が答える。「私たちにもわからぬのだ。」この回答には一同驚きを隠せない。
「イヤ一方的でもあったゆえ。それがし達を君やちゃんで呼ぶもので、もしやかつて偉い方であったなら聞くのも無礼・・・!!ん~~~!誰だったか・・・・」「え~~~~!!」
家をでたトノヤスは病気の人やお年寄りの家に顔を出しまくっている。「これすくねェけど食ってくれ。」と、食糧を配って歩いているよう。「景気がいいなトノヤス。」「食糧配って回るなんてね。」その様子を見ていたウソップとナミ。「いい事ないよ。労働の賃金なんて、へみたいな物。一人娘のトコちゃんって子がね、都へ売られて働いてんだが、その稼ぎのほとんどをヤスさんに送ってくるんだ。」「トコ、あ・・・あいつか!?」ウソップの頭に浮かんでいるのは小紫のそばにいたおトコ。「そういや同じ様にケラケラ笑ってたな。」
「せっかくトコちゃんが送ってくれたから、独り占めはもったいねェって、働けない人達に配り歩くのが日課なのさ。自分は食う物食わずにね。顔も体もふざけてるけど、あの人は昔からみ~~んなに愛されてた、仏だよ。」
その頃、「兎丼」囚人採掘場──
ヒョウじいを背中におぶりながら戦いを続けているルフィ。「お前さんらが覇気と呼ぶそれをワノ国では、流桜(りゅうおう)と呼び、流れるという意味を持っている。」
「覇気が流れて・・・・くそォ違う!!」「力むmのではなく、不必要な場所の覇気を拳に流すのだ!!」「違う!!違う!!違う!!」触らずに相手をぶっ飛ばすパンチを打ちたいと思っているルフィですが、拳が敵に当ってぶっ飛ばし続けてしまっています。「オイオイ倒しすぎだバカ野郎!」おしるこをすすりながら見物しているクイーン。
「就寝だ寝ろー!!」勝負はまた明日に持ち越しにされたようです・・・。腹が減ってその場に寝転んでいるルフィ。「聞いてもいいか麦わらの人。なぜカイドウと戦う!?一度九里で負けたと聞いた。」小声のヒョウじい。「・・・んー見張りがいたら、あいつらの話できねェな。」覇気の力で見張りを気絶させるルフィ。「よしこれでいい。世界の海で、皇帝って言われる大海賊が4人いて、カイドウもその一人だ。おれは海賊王になる男だから、そいつら全員倒さなきゃならねェ!!」「ロジャーの様な男かい?」「ゴールドロジャーを知ってんのか!?」
「ずいぶん昔・・・この国に上陸した時にな。」「あ・・・錦えもんもそう言ってたな・・・!!」「錦えもん!?お前さんこそ何故その名を。」と、背後からズルルと土俵にあがってくる物体が・・・
「説明いたそうヒョウ五郎殿!!」現れたのはカリブーと、その腹には雷ぞう!「は??ら・・・雷ぞう!!?」驚くヒョウ五郎。「拙者もまさか、あなたがあのヒョウ五郎殿だとは・・・」
「信じ難い・・・!!お前達本当に20年の時を越えて、あの日のワノ国からやって来たと言うのか!?」「さよう!!それがトキ様の妖術で・・・」と、ルフィは怒っている模様。
「何だよ雷ぞう、おれの手錠の鍵だと思ったらコイツのだったって!!」「そう嫌わねェでくれよ~~。きっと役に立つからよ!!今からおれァ旦那の子分だ!!で、その代わり・・帰りの船に乗せちゃってくれよォ~~昔の事は反省してる!!心を入れ替えたんだおれァ。」怪しい笑顔のカリブーですが、「よしいいぞ!心入れかえたんなら。」とあっさりOKのルフィ。
「ん?ヒョウ五郎殿!?」しゃがみこみ小刻みに震えているヒョウ五郎。「危なかった。もうここで野垂れ死ぬだけと、死を受け入れていた!!今一息遅ければ、何も知らず死んでいた。
雷ぞう、麦わらの人・・・こうなればまだこの老いぼれにも、やれる事はある筈!!どうかおれにも尽力させてくれ・・・!!」「願ってもない助っ人。ルフィ殿、この方はかつてのワノ国一のヤクザの大親分でござる!!」雷ゾウの紹介に満面の笑みのルフィ。
「時にお前さん達、花の都で同士を集めていると言ったな。だがこうして、兎丼へ来たのもきっと何かの縁!!この採掘場にはな、更にここと同じ広さの作業場が四ヶ所ある!!何万人という囚人たちがこの兎丼にいる!!しかし全員が盗みや傷害で捕まったわけじゃない。ここにいるほとんどの囚人達の罪状は、オロチへの反逆だ!!」呆気にとられているルフィ。
「そうか、盲点でござった!!」雷ゾウも驚く。「ここには国中の怒りが集まっている!!かつてのワノ国を裏で支えたヤクザの親分達もみなここにいる。おれが口をきこう。皆喜んで光月の為に戦う!!それに雷ぞう!!あの檻・・・」ヒョウ五郎が指差す先には河松のいる檻。「存じております。河松とは一言交し申した。いの一番に解放する所存!!」檻の中でニヤリとする河松。
「そうか!!じゃあこの場所ブッ壊したら、みんな味方になってくれるのか!!!」とルフィ。
「兎丼」荒野──
ワニザメに乗ったチョッパー達一行がルフィに近づく・・・・・
【 感想・考察 】
さて・・・・トノヤスの正体はいったい・・・(。-`ω´-)ンー現状出てきていないのが「傳ジロー」だけですのでそうじゃないかと思っているのですが、もしかしたら・・・・違うのかもしれませんとも思っていますが????トコはトノヤスの娘なんですね。妙に納得です(´゚艸゚)∴ブッ
近々正体も判明すると思います。楽しみです♪
ルフィの方でもだいぶ動きが見えてきていますが、まずはクイーンの攻略をしないことにはなんともならないのが現状かと思います。
が!!!近づいてきているのは・・・記憶をなくしたビッグ・マム!!!どうなることやら・・・・です。