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ブラッククローバー【ネタバレ】188話「これまで生きてきた意味」感想!

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ブラッククローバー 188話「これまで生きてきた意味」

前回は、ゴーシュの策略によりアスタがマリーの瞳魔法に捕らわれて動けなくなった所に、ゴーシュの最大限の一撃を喰らわせられそうになる。

そのアスタの窮地をゴードン、グレイ、ヘンリーの3人の連携により、ゴーシュの攻撃を弾き返す事に成功し、難を逃れた。

その時にヘンリーは、自分自身の事はいとわないでゴーシュを助けると決意した。

今回、まずヘンリーの過去について語られていく。

名のある貴族の家に生まれたヘンリーだったが、その特殊体質の為に受け入れられることはなかった。

一般に多くの魔導士は自身の魔力を使い、体を強化して戦う事が当たり前だった。

しかし、ヘンリーは戦いに使う以前に己の内臓や血管、筋肉などに魔力を消費しなければ、虚弱すぎて生きていけない身体に生まれてしまった。

それだけでも特殊だったのだが、そんなヘンリーにはもう一つ人とは違う体質、魔力吸着体質と言う特殊な体質を持っていたのだ。

自分自身の魔力を使うクローバー王国で、その体質は好まれるはずもなく、父親からも忌み嫌われていた。

そこで周りの目を気にした両親は、現在の黒の暴牛のアジトである、魔力を蓄え被害を最小限に抑える森の中にポツリと建つ家を与えられて、一人孤独に過ごしていた。

黒の暴牛に入ってそんなに経たない頃、ヤミ団長に行けと言われたアスタが挨拶にやってきた。

「アナタが魔力吸っちゃう奇病持ちのヘンリー先輩ですね」と声を掛けて自己紹介を済ますと、自分は魔力がないから安心してくださいと続けた。

このアスタとの出会いによって、黒の暴牛のアジトとなった後も孤独に過ごしていたヘンリーは救われた。

そして、黒の暴牛の皆はいい人達だからあまり気にしなくても良いと言われたが、ヘンリーは遠慮して自分から出ていくまでは良いと断った。

そうしたらアスタは「待ってますね!」と明るく返し、「実際に会えばもっと楽しいですよ!」と笑って言った。

ヘンリーの過去から現在に戻ると、マリーの瞳魔法にかかっていたアスタは、ブラックアスタになる事でマリーの瞳魔法を解除させた。

するとゴーシュは辺りに鏡を浮かべて、そこへ鏡魔法の攻撃を放った。

アスタはゴーシュの元へ行きたいのだけれど、ブラックアスタになっている間は強力な魔力を追って攻撃してしまう特性を利用されて、一向にゴーシュの所へ行けなくされてしまう。

ゴーシュはさらにマリーの瞳魔法も活用し、目を閉じる事を余儀なくされたアスタ達にヘンリーが声を掛ける。

ミニ暴牛号の中にアスタ達が避難したのを確認すると、グレイの変身魔法で鏡に変化させ“マジックコンバート ミラーミニ号牛号”とする事で、一時的に攻撃を回避する事に成功した。

しかし、ゴーシュもミニ暴牛号の鏡に変化させていない部分を的確に攻撃してきたが、ヘンリーによってアスタ達だけ分離させて、『死ぬのは僕だけだ』と決意を胸にゴーシュに向かって落ちて行った。

魔力を蓄えるアジトと違って、外に出ると自身の魔力吸収体質が強くなるので、マリーの瞳魔法を受けて体が動かなくなっても、自身の体質を利用して少しでもゴーシュの魔力を吸収しようと考えたのだ。

エルフ化したゴーシュの魔力は、ヘンリーの魔力吸収ではあまりダメージを与えられず、即攻撃に転じたゴーシュを見て、死を覚悟したヘンリー。

その時、アスタの「まだだ!!ヘンリー先輩――!!」という声が響いた。

そのアスタの声に呼応するようにヘンリーも『死にたくない、仲間と一緒に生きたい』と思いが溢れ、ゴードンが「一緒に生きよう!」と呟いた。

するとヘンリーを助け出すためにアスタ達が動き出した。

ゴードンが毒魔法“禁じられた果実(ファーボーテン・オープスト)”を発動させ、ゴーシュの鏡を覆ってしまう。

鏡が覆われてゴーシュの攻撃がなくなった所へ、アスタがヘンリーに向かって剣を投げつけるが、その剣はグレイが変身していたもので、近くに行った所で変身を解き無事ヘンリーを助け出すことが出来た。

アスタもゴーシュ達の元へスゴイスピードで向かい、ヘンリーに気を取られ、遅れをとったゴーシュにアスタの剣を叩き込んだ。

ブラッククローバー188話の感想

今回はヘンリーのルーツ、そして仲間たちへの想いを感じて、感動してしまいました。

ヘンリーの自分はどうなってもゴーシュを助けると言う強い決意は、今まで孤独だった自分に初めて出来た仲間だったからこそ、そう思ってしまったのかもしれないですね。

魔力が全てのこの世界において、魔力のないアスタや、虚弱で他人の魔力を吸収してしまうヘンリーの存在は異端だったのかなと推測されます。

人は自分とは違う存在に対して冷たくしてしまう生き物ではあるのかもしれませんが、ヘンリーの境遇は想像以上でした。

実の親にあんな事を言われ、一人置いて行かれたヘンリーの気持ちを思うと、涙がこみあげてきます。

一人孤独に過ごしていたからこそ、魔力のないと言ってアスタがヘンリーの元を訪れた時には救われた気持ちになったのかもしれません。

自分はもう一人孤独で居なくてもいいのだと、許されたような思いを、そしてここにいる皆は仲間で自分を受け入れてくれるのだと言う事をアスタに諭されたように感じました。

その仲間を自分がどうなっても助けたいと言う思いでいたヘンリーに、アスタ達の声が届いた瞬間、感動してしまいました。

まだ仲間と一緒に生きたいと願うヘンリーをアスタ達が協力して助け出した時には、これが仲間なんだなと思いました。

ブラッククローバー189話の考察

今回、ゴーシュにアスタの剣を叩き込めたことは大きいと思いました。

頭の良いゴーシュは一度見れば大体の仕組みを理解してしまうからこそ、ブラックアスタとなった時も冷静に対処していました。

ゴーシュに一撃を与えられたのは、今回が初だったのでアスタ、ゴードン、グレイの連携の成果かなと思いました。

そして、アスタの剣でゴーシュに一撃を与えられた事によって、エルフ化を解いて元のゴーシュに戻すことが出来るのか、気になる所です。

また次も楽しみにしています。

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