scene15.「千世子の仮面」
手塚監督の考えていることに気づいた千世子。
夜凪組が出来上がってくる中、茜さんと千世子の2人だけのシーンの撮影がはじまった。
撮影が終わり、夜凪は手塚監督に千世子の話を聞くことになる。
その時、千世子の話を手塚監督から聞いた夜凪はどうこうどうしていくのか!?
前回scene14では、手塚監督のあの発言で千世子は手塚監督の考えていることを気づいたようです。
手塚監督は千世子と夜凪を主に俳優たちの潰しあいを見たいのかそう思えてくる発言ですよね。
今回のscene15は千世子がパソコンを見ているところからはじまります。
千世子はパソコン3台でそれぞれの撮影シーンを見つつ夜凪が映ると「たった一つの異物は作品をあるべき姿から遠ざける」と呟きました。
これは、夜凪をどうにかしようと考えていたんでしょうか…。
そして撮影12日目、撮影終了まで残り18日の朝。
夜凪がどう演じてるのかを、ほかのオーディション組に話をしているところからはじまります。
オーディション組に、「無意識に吐いているのか、飛び降りたのか」とか「どうやればできるの」などいろいろ質問されていますが、あらためて夜凪さんやっていることがこわいなと思ってしまいますね。
あれがすべて無意識ですからね。
そんな質問に対し、夜凪の戸惑いながら出た言葉が「考えるな感じるんだ?」という疑問形でしたw確かに夜凪にしてみればすべて無意識なのでどう説明していいのかわかりませんよね。
源が名付けた夜凪組、その夜凪を中心に話しているのを烏山が見て楽しそうと言いましたが、あれは楽しそうなのか?夜凪はただ困惑ぎみに説明しているだけだと思いますがw
「夜凪ちゃんに負けてられへんな、私の最後の見せ場堂々と演じたる」と茜さん。
茜さんが出るシーンはこの日で終わりなんですかね?それとも、大きな見せ場がこのシーンで終わりということなのか……。
そして浜辺での撮影シーン。
今回は千世子を見ようと観光客がいるようです。
宣伝目的にしては大人数すぎませんか…。
茜さんの心情では、
【私も夜凪ちゃんみたいにただ夢中にただ一心に】
と晴れ晴れとした笑顔で心に決めた様子。
相手はあの天使ちゃん、大丈夫ですかね……。
雨の中、ヒロイン“カレン”役である千世子とオーディション組の茜さんがぶつかるシーン。
手塚監督の指示によりテストはなくすぐに本番をするようです。
(茜さん…こんな演技上手かったか…?)
源がそう思うほど、今までにないくらい茜さんは迫真の演技を見せる。
(どうして茜ちゃんにあんな熱くぶつかられてあんな剥き出しの感情をぶつけられてなのにどうしてどうしてこんなにもただ綺麗でいられるの?)
茜さんの剥き出しの感情、熱い演技とは反対に静かな演技をした千世子。
どうやら台本と結構印象が違うようで、茜さんの演技を抑え込むために変えたのかなと思います。
「ごめんね夜凪さんみたいな芝居をしてもらう訳にはいかないんだ。私が主人公じゃないといけないから」
千世子は張り付けた笑みでそう言いました。千世子の後ろにうつる観光客の多さ…w
その千世子に思うところがありそうな様子の夜凪。最初より顔に表情がでやすくなってますね。
夕方、海に足をつけている茜さんは意外とすっきりした、完全燃焼とあっさりした様子。
「オーディション組なんかがやけに千世子との共演が多いのか分かったよ。共演者みんな喰っちまうんだなアイツ」
共演者喰ってしまうところは夜凪と似ていますよね。
逆にスターズと千世子の共演しているシーンはそんなになかったんですかね。
「私らよりキツイのは夜凪ちゃんや!覚えてるやろあの子の役最後千世子ちゃんと―」
視点が変わり、手塚監督の部屋。
「中々崩せないなこの仮面」
「仮面?」とひょこっと手塚監督の背後から夜凪。
ノックもなく手塚監督の部屋に入ったようで…さすがにノックはしないとダメだろう……。
「私最後のシーン演じられないかも知れない」と断りを入れる夜凪。
夜凪が演じている役“ケイコ”は原作にないオリジナルキャラクター。
原作にないオリキャラをいれるのはどうかと…もしかしたら手塚監督がわざと千世子に夜凪を当てるためにしたことなんですかね。
そのケイコは特に何の活躍もせず次々に起こる理不尽に翻弄されるばかりの脇役。
物語終盤、カレンの身代わりになり自ら死を選ぶ。
なかなかな大役、原作にないキャラですしまずオーディション組にやらせる役かなーと少し疑問になりますね。
茜さんが言っていた最後千世子と―はこのことっぽいですね。
夜凪はこの役について悩んでいた、千世子の身代わりになる役は演じられない、千世子が好きじゃないんだと思うと手塚監督に胸の内を語りました。
最初より本当に感情が出ているというかありますよね、というかいつから千世子が嫌いになった?そういう描写ありましたっけ?茜さんと千世子のシーンの時かな?
夜凪は自分の私情で演じられないのはどうかと思いますけどね……。
手塚監督はそれに対し、今日のシーンのことで千世子が無感情な人形に見えたのか
この映画の製作費知ってる?6億円と夜凪に言います。映画の製作費にしては高いのか安いのかわかりませんね。
夜凪がこの言葉に対し「食費何千年分?」と今更ながらに、がくがくと怯えています。
さらに手塚監督は、興行的成功は主演にかかっている、労力、時間、期待…彼女はたった1人ですべてを背負っていると夜凪に言います。
そんなに背負わせるのか、背負わせているのは監督じゃないのかとも思いますけど…。
最初に千世子が台本見ているシーンで酷い台本また私頼みかと言っていますし……。
「百城千世子はああも強く美しい“天使”になったんだ」
彼女が天使なら君はブルドーザー?と夜凪に言います。ブルドーザーというのは暴れてつぶすからということですかねw
「あの仮面僕もう見飽きたんだよ。あれをぶっ壊してやってよ。そのために君をキャスティングしたんだからさ」
その手塚監督の言葉で今回の話は終わりました。
でも天使の仮面を壊すためだけに夜凪をいれたとか完全に私欲のためじゃないですか
ぶっ壊そうとすると確実に夜凪暴れるじゃないですか、ダメでしょ…。
次回は、この監督の話を夜凪は断るんではないでしょうか、なんで壊さなくちゃいけないのみたいに分からないといった顔をするんではないでしょうか。
夜凪を認めないと言った堂上の関係性やどうなっていくのか気になりますね…。
夜凪と千世子が結託してほしいという思いもありますが…w