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鬼滅の刃【ネタバレ】124話「いい加減にしろバカタレ」感想!

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鬼滅の刃124話【ネタバレ】

鬼殺隊・恋柱、甘露寺蜜璃は入隊してから今までの出来事を思い出していた。
その強い想いを胸に、改めて上弦の肆の若鬼へと立ち向かって行くのであった。

一方、竈門炭次郎、不死川玄弥、禰豆子の3人は鬼の本体を必死になって探していた。
それに気付いた若鬼は彼らに攻撃を加えるが、それを全て恋柱が防ぎきる。

苛立つ若鬼はさらに激しい攻撃を繰り出す。
それを受けて立つ彼女の頸には、いつしか特殊な痣が浮き上がっているのだった

炭次郎達は本体が隠れている大木に肉薄するが、木が激しく動き捕まえられない。
が、玄弥の能力により大木を倒すことに成功する。

炭次郎の強い攻撃で大木の幹を割り、中を確かめるのだが「そこはもぬけの殻」であった。周りに素早く目を凝らす炭次郎は、森の奥へと走り去る小鬼を発見する。

炭次郎が必死で追いつこうとする中、玄弥の起死回生の一撃が見事小鬼に命中するのであった。

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1. 思い出の力

恋柱の脳裡に鬼殺隊に入隊してからの様々な思い出が浮かんでは消える。

「素晴らしい。君は神様から特別に愛された人なんだよ蜜璃。」
お館様が優しく彼女に語りかける。

鬼殺隊ではみんなが私を認めてくれた。鬼から救われた人々は感謝し、仲間が慕ってくれる。今まで本当の自分を知られるのが怖くて、自ら力を抑えてきた甘露寺だったが、今までの仲間の想いや炭次郎の熱い言葉をもう一度しっかりと胸に噛みしめる。

「任せといて。みんな私が守るからね。」
うら若き乙女は、〝みんなの想い〟を力に変えて鬼へと立ち向かって行く。

そこへ若鬼の激しい攻撃が降り注ぐが、彼女は全てを撃破する。

「もっと心拍数を上げて血の巡りを速くし、もっと強くならなきゃ!!」
今の彼女に怖いモノは何もないのであった。

小さい頃から「自分の力」がコンプレックスとなり、いつも隠して生きていくしかなかった………ホントの自分を否定しなければ生きていけなかった甘露寺蜜璃が、鬼殺隊に入隊して、いかに自分らしさを取り戻してきたかが描かれる。

「さあ蜜璃! 今まで辛い思いをしてきた分、思いっきり力を解放しなさい!
そして心行くまで自分の意志を貫きなさい!」と、
まるで親の如き心境で叫んでしまっている読者が全国各地にいっぱいいるはず!

このみんなの強い想いを力に変えた彼女はもう無敵なのだ!

2. 本体を探せ!

「炭次郎、本体の入っている場所はわかるか?」
「ああ。こっちだ。」 
恋柱が鬼を引き付けている間に炭次郎、玄弥、禰豆子たちは本体探しに奔走する。

「今のうちに一刻も早く本体の鬼を斬らなければ!」
炭次郎達は本体が隠れているであろう大木へと必死に駆ける。

それに気付いた若鬼がすぐに彼らへ攻撃を繰り出す。
ギャギャギャ、ギャ。
しかしそれを甘露寺が斬り防ぐ。

この小娘、先刻よりも動きが速い!! 何をした!?  何をしている!? ———若鬼は訝る。

そして彼はその時初めて気付いた。
攻撃で中を舞う彼女の頸に特殊な痣が浮かび上がっているということに!

痣…!?  初めから在ったか?  あれは鬼の紋様に似ている。
ドドン。 鬼は太鼓を打って攻撃を繰り出す。
バババッ。  全て恋柱が撃破する。

不愉快極まれり!! この小娘のせいで童共の方へ石竜子をやれぬ!!
憎たらしい!! だがしかし人間は必ず体力が持たなくなる……。必ず!!
憤る若鬼は心の内でそう叫んでいたのであった。

さすがは炭次郎‼ 匂いで〝本体の小鬼〟が「隠れている木」をしっかりと探知していたのだ! あと一息、あと一息で倒すことができる! 気張れ!炭次郎‼

そして気になるのが蜜璃の頸のあざ。
そういえば、時任無一郎にも痣が浮かび上がっていたことを覚えているだろうか?

炭次郎や「日の呼吸」の剣士にも現れたように————
やはりそれは、特殊な体質になった時の〝印〟に違いないのでは? 
という確信が、ますます強まるのであった。 

3. 玄弥の秘密

「ぐあああ‼」炭次郎が思わずさけぶ。
鬼の本体を包む大木が激しくうねり、しがみつく炭次郎たちを振り落とそうとする。

「振り落とされるな‼ 頑張れ‼」
みんな必死にしがみつく。

こんなんじゃ刀も振れねぇ なら…‼

ガブッ。 いきなり玄弥が勢いよく木の幹に齧り付く‼
「これしかねえ!」
そして、そのままボリボリと貪り食い始めたのだ‼

うわあああ、噛んでる⁉ すごい硬い歯だ。
横で炭次郎がドン引きする。
「お腹壊さないか? 大丈夫なのか?」

不死川玄弥の能力の秘密—————
それは……彼は鬼を喰うことにより一時的にだが鬼の体質になれるというもので、
強い鬼を喰えばそれだけ再生力も上がり、能力も上がるという事である。

玄弥は誰もが持ち得ない「特異体質」で優れた咬合力と特殊な消化器官により、短時間の鬼化を可能にした鬼殺隊唯一の逸材なのである。

バキャッ。 鬼化した玄弥がそのまま大木の幹を喰いちぎる!

ドオン。  倒れた‼ 今だ‼ 炭次郎が刀を構える。
が、無数の木の枝が炭次郎に襲いかかる‼

「ぐぁっ…」炭次郎は思わず怯む。
ゴオオオオオオォ。 禰豆子がすかさず血気術〝爆血〟で大木を炎の海にする。

炎が炭次郎の日輪刀へと乗り移る。

ヒノカミ神楽  〝炎舞〟

炭次郎の刃が華麗に舞い、大木の幹を見事に一刀両断する!

ガッ。 「やれ‼」
玄弥と禰豆子がパックリと2つに分かれた大木の端を掴み、炭次郎を援護する。

炭次郎は、今目の前に現れた本体が隠れている幹の中へと
そのまま大きく刀を振り下ろすのであった‼

今まで謎のヴェールに包まれていた「玄弥の能力」がやっと明かされる。
それにしても鬼を食べてその力を得る能力だったとは……! 恥ずかしながら全く予想外だった…。これなら今までなぜ玄弥が生き残ることが出来たのかを理解できるというもの。

そして、これからも炭次郎ともに鬼殺隊を背負っていく若きホープとなるはずである!
今後も期待して見ていくことにしようではないか。

で、笑ってしまったのが炭次郎のリアクション!
いきなり木の幹を齧りだした玄弥に向かって「硬い歯だ!」「お腹壊さないか?」って!
普通はなぜそんなことを?って思うだろうに……

それをすっ飛ばして、歯やお腹の心配をするって! (笑)  まあ炭次郎らしいっていえばそうなんだけど!  微笑ましくってニヤニヤが止まらない。

後、久々に〝炎の刃でのヒノカミ神楽〟の登場にもシビレる!やはり炭次郎と言えばこれ! この攻撃で本体が隠れていた木の幹もアッサリ、バッサリである! さすがだ。
さあ! とうとう追い詰めたぞ! では次の章を心して読もう!

4. 小鬼を追え!

いない‼  三人同時に目を見張る。 
そう、パックリと割れて2つに分かれた幹の中には何もなかったのだ———‼

また逃げた‼  どこだ‼   どこだ‼   匂いは近い……

と…「ヒイイ」
小さな悲鳴ともに森の奥へと逃げる小鬼の後ろ姿を炭次郎は目にする!

ビキ。 炭次郎は瞬時でキレた!

「貴様アアア‼ 逃げるなアア‼」彼は絶叫する。
「責任から逃げるなアア」

「お前が今まで犯した罪、悪業、その全ての責任は必ずとらせる。」
小鬼を追いかけながら尚も叫び続ける。
「絶対に逃がさない‼」

刹那、小鬼は回想を視る。
「貴様のした事は他の誰でもない、貴様が責任を取れ。」
鬼の形相の武家が扇子を差しながら言う。「この二枚舌の大ウソつきめ。」

「儂は生まれてから一度たりとも嘘などついたことが無い善良な弱者だ。
此程可哀想なのに誰も同情しない。」
小鬼は心の中でそう呟き続ける……。
—————その時、
「いい加減にしろ、このバカタレエエエエ‼」
炭次郎よりもキレた玄弥が手元の木を引き抜き—————

ドガァン‼   「⁉」(ビビる炭次郎。)
おもむろに小鬼に向かって投げつけたのであった‼

どこまでも逃げる小鬼がここまでくると———
かっこ悪さを通り越して逆に清々しく感じてしまうのだからホント不思議である。

それにしてもここまで逃げ惑う悪役って初めてのような気がする。

に、してもである!  炭次郎! 真面目か!って突っ込みたくもなる。
鬼に向かって「責任」って…まあ、責任第一だもんなぁ、炭次郎は。彼の人一倍強い責任感のありようが描かれたエピソードとなった。

そして、気になることがもう一つ、それは半天狗の過去。もしかして彼も何かしらの哀しいモノを背負っているのでは…と、チラッと興味津々である。

鬼滅の刃125話の考察

今週は「恋柱の回想」、「玄弥の能力の解明」、「半天狗の必死の逃走と回想」の3つを中心に物語が展開していくのだが、これらに共通するものは一体何なのだろう? と考えたとき、ひとつの言葉が頭に浮かび上がってきた。

それは「生への執着」である。

恋柱は鬼殺隊に入ることにより自分の存在価値を知り、自分を再確認する。
彼女は他の命を「生かす」ことにより、新たな自分という「生」を獲得し得たのだ。

玄弥は鬼を喰らうことにより、その強い生命力を一時的に自分の「生」へと転化することが出来る、「生」にかかわる能力者であった。

そして、悉く逃げ続ける鬼は、もしかしたら誰よりも「生」に固執している存在として描かれている。
そう考えていくと、実は一番自分の「生」に関して固執していないのは、かくいう
主人公「竈門炭次郎」その人なのではないか。

自分の「生」に固執していないが故に、人のために自分を投げ出し、他人のために信じられない力を発揮し続けていけるのである。

さあ! 来週である。

とうとう、小鬼を追い詰め、大木の下敷きにした炭次郎達はしっかりと
「止めを刺すことができるのか?」 「恋柱は若鬼を撃破できるのか?」
「場所は違うが時任無一郎は無事なのか?」などの目が離せない事柄が目白押しである。

私たち読者は川に浮かべられた笹船のごとく、作者の物語の流れに只々身を任せるしかないのである。祈ろう。目を閉じて力強く祈り続けよう。

来週も誰も死なず、悪鬼だけが滅びる最高の展開を!
そして、誰もの目の前に明るい未来が優しく降りてくることを。 

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