scene16ネタバレ「友達」
手塚監督に千世子の話を聞いた夜凪は、茜さん、源、烏山に私達は友達?と質問する。それに対し、それぞれ答える。
そして突然夜凪は千世子と友達になろうと思うと宣言する。夜凪は千世子と友達になるため、話をするや名前呼びなど近づく努力をし行動した。
けれど千世子は夜凪を拒絶し、友達になれずにいた。
茜さん、源、烏山にどうして役者になったのか質問する。
夜凪も同じ質問をされ、考えた。
ついに夜凪は千世子と二人のシーンを迎える。
アクタージュscene16.「友達」の感想
前回scene15「千世子の仮面」では、手塚監督から千世子の話を聞かされ千世子の仮面を潰すよう言われたところで終わっています。
今回scene16「友達」では、手塚監督の話を聞いて何を思ったのか突然夜凪が茜さん、源、烏山に対して
「ねぇもしかして私達って…友達?」
と質問します。
茜さんはちゃんとずっと前から友達だと思っていたのか「今更何やのこの子…」と呆れられます。
「友達というより仲間だな」と烏山。
源はどう思っているのか分からないというか、答えてないんですよね。
でも、否定しないあたり思っているということでいいのですかね…?
あのオーディション組以降ずっと仲良さそうだったので夜凪の質問も今更すぎるなと確かに思いますが、意外と短い期間で仲良くなっていますよね、特に茜さんと。
なので、茜さんが今更と答えたのが案外いいなと思いました。
烏山は何かと夜凪にあたりが優しいので予想通りかなと思いますが…。
それに対し、夜凪はなぜか不安がり源になんで不安げなんだよとつっこまれますw
茜さんは慌てて夜凪に「友達や友達!」と言います。
「良かった…私昨日考えたのだけどもし茜ちゃんが殺されそうになったらきっと身を呈して助けると思うの!これって友達だからよね!?」
照れているのか頬を赤らませ、3人に言う夜凪は可愛いんですけど…その例えはいらないなーw
多分自分の役である“ケイコ”と千世子演じる“カレン”の役のことなんでしょうけど…。
案の定、茜さんにはなんで私が殺されなあかんのとつっこまれ、重ぇなお前の友情と源に言われますw
【そういえば夜凪の役ケイコは千世子“カレン”のために身を呈して死ぬ役だったな】と烏山のみ夜凪の話が伝わっているようです。
「だから私千世子ちゃんと友達になろうと思うの!」と夜凪が突然の友達宣言w
「…へぇ えなんで?」
「役作りって訳か」と烏山に言われますが、夜凪は聞いたことがないのか「薬作り?」とクエスチョンマークw源には「どうなってんだお前」と呆れられています。
撮影18日目残り12日
時間を飛ばしてそろそろクランクアップが近くなったころ、夜凪は椅子に座っている千世子に「ここに座ってもいい?」と聞きながらもう座っています。
千世子に「うんもう座ってるね」と言われますw
なんでそんなつめて座んだよ距離感ヘタか!!と心の中で源がつっこみますw
【人と仲良くなる方法がよう分らんのやろうな】と茜さん。
というか何気に心配なのかついてきてほしいと夜凪に言われたのか、茜さんたちが見守っているのがいいですね。
「千世子ちゃんのこと…千世子ちゃんって呼んでもいい?」とドキドキしながら聞く夜凪。「うんもう呼んでるね」と千世子に言われ、3人にグーサインを出した夜凪。
【そんな第一関門突破みたいなサインされても…】
【千世子こっち見てんじゃねーか怒られるぞ俺達】
「もしかして私と仲良くなりに来てくれた?」
「え?」
「そりゃ想像つくよ夜凪さんは芝居に“心”を必要とするんだもんねきっと」
その千世子の言葉に役者はみんなそうなんじゃないの…?と答えます。
その言葉が千世子の仮面に触れたのか千世子の目を濁らせた。
「私達は友達にはなれないよ」
夜凪に言ったこの言葉は案外本心ではないのかなと思いました。
その後に、って言ったらどうする?と言いましたけどね…。
演じられなくなる…?と言いながらベンチから腰を上げる千世子。
「だからお芝居に心はいらないんだよ」
そのまま立ち去るんですが…
そう言った夜凪には見えていない正面、影で千世子の目は見えませんが笑っていない口元、ぐちゃぐちゃな影は仮面をとった千世子の姿ぽくなんとなく闇だなーと思いました。
過去とかになんかあったんですかね?
千世子に拒絶された夜凪は「友達になれなかったわどうしよう」と撮影をしている端で落ち込みます。
「つーか友達ってああやってなるもんじゃなくね?」
「そんな落ち込まんで共演までまだ日もあるし」と励ます茜さん。
まだということはカレンを庇うシーンは結構最終日に近いんですかね?
「でも私今日少しだけ千世子ちゃんと共演するし困ったわ」
「対策がギリギリすぎるんだよお前は」
「だってずっと千世子ちゃん怖くて近づけなくて…」
案外千世子は夜凪に対して感情出しますよね、主に拒絶や怒りですけど…w
夜凪は急に茜さん、烏山、源にどうして役者になったのと聞きます。
突然すぎて源がな、なんだよ突然と汗をかきます。
そして茜さんに「真咲ちゃんはスカウトやもんな 最初生意気やったけど鳴かず飛ばずで悔しかったんか真面目になってった」とバラされますw
それに対し源は図星なのか恥ずかしそうに「う うるせーよ!スカウトされたら期待しちまうだろ自分の才能に!」と答えます。仲いいですよね、茜さんと源w
「私も似たようなもんやで 親に子役やらされてチヤホヤされて売れんくなってきたころにはもうやめられんくなってた」と茜さん。
ここで烏山が「芝居は麻薬みたいなものだからな 夜凪お前は?」と夜凪に質問しますが、なぜ役者になったのかちゃんと答えてないんですよね…
避けたのか、それとも芝居は麻薬みたいという言葉が答えなのか……。まぁ、答えるのを避けたんでしょうね多分w
私は…と答えようとする夜凪の瞳の美しさがすごい…!
どうして役者になったのかその問いに、今まで夜凪の言われてきたことが彼女の頭によぎります。
『おねーちゃん役者じゃないなら怖い』
「妹が…私に」
『お前は役者になるために生まれてきたんだ』
「向いてるって言われたし…」
『いつかもう一度お前とまともに芝居がしてみたいと俺は思ったよ』
この烏山の言葉にハッとしたよな表情になる夜凪。
茜さんと仲直りしたシーンや笑った顔
『サイン下さい』『おおー』
思い出している内に自然と笑みがこぼれる夜凪。
最初の時より本当に表情が出てきていますよねー。妹が私に…の後は役者じゃないと怖いと言われたからですかね、やっぱり。
そして烏山の言葉が印象に残っているんだなーと意外に思いました。
なんでそこで笑うんだよの源に対し、私は夜凪ちゃんのこの感じに慣れてきたと茜さんw
彼女は1人で背負っているという手塚監督の言葉が夜凪の頭によぎった。
「千世子ちゃんはどうして役者なんだろう」
他のキャストのシーンが終わり、次は夜凪と千世子シーンというところで夜凪は手塚監督に今回は何も考えず思い切り演じてねと言われます。
完全に潰しあいさせる気だな…、この人。
夜凪はまた迷惑かけると断りを入れようとしますがその言葉を遮り、
「そのくらいでやってよ 全力で演らないと喰われて終わるよ」
『まとめあげてくれる?いつものように夜凪さんごと』
【あんなこと言ってたけど役者“ウソツキ”の顔してるよ監督】
千世子には監督の考えていることバレバレですね…w
夜凪と千世子の撮影にさしかかるところでゴロゴロと雷の音。
スタッフたちはここ撮り逃すとスケジュール調整のきかない俳優が…など話し合い。
【映画にイレギュラーは当たり前だから撮影は常に巻くべき】
「大丈夫本番から始めようよ」
結構千世子の考えていることを見ていると天使というよりロボットぽくみえるのはなぜなんでしょう…効率的な考えをしているからでしょうか。
あの2人が並ぶとめちゃくちゃ不安と茜さんと源。
烏山は不安そうではないですよね……。
【やっぱり…どうして顔が視えない】
夜凪がずっと言っている言葉ですよね、対面してよりいっそう思うんでしょうか…
「夜凪さんはお芝居が好き?」
「うん好きなんだと思う」
「…そっかごめんね」
その言葉にクエスチョンマークを浮かべる夜凪。
好きなんだと思うという回答が夜凪らしいですよね、そして千世子は何をしようとしているのか。もしかして自分の演技で夜凪を潰す気ですかね…?
なんか夜凪が逆に千世子の演技を喰いそうですけどねw
本番という言葉が場に飛び交う。
【千世子“カレン”を友人と思えないと私はきっと台詞すらうまく言えない
でも大丈夫 演じられる方法が今の私にはある
友達“たいけん”を代用して千世子を創造しろ】
そう思いながら、瞼を閉じる夜凪。
【武光君のように勇ましく真咲君のように優しく茜ちゃんのように綺麗な】
【千世子“カレン”は私の大切な友達だ】
3人をかけあわせ生み出した千世子“カレン”。
ここで意外だったのが、源に対する印象ですね、言われていること結構厳しいはずなのに優しいと夜凪にうつったのが意外でした。
【夜凪さんはきっと嘘を現実にすることを芝居だと思っている
でもそれは間違い
現実は美しくないから嘘は美しく加工しなければいけない
芝居は商品なんだから
だから私はあなたの芝居ごと加工しないといけない】
「全部全部私任せなんだもんなぁ」
そう呟いた千世子の口元は確かに口角が上がっていたが、影のかかった右の瞳は暗い。
…こわいよ!絶対過去になんかあっただろ、それか芝居にいい思いをしていない…?
「似てると思わないかあの2人」と並んだ夜凪と千世子を見ながら言う烏山。
源はどこがだよ、美女と野獣だろと否定。茜さんは分かるかもと同意見。
「どちらも常に素の自分を演じているように見える」
その烏山の言葉に「そりゃ配役が偶々当て書きっぽいだけだろ千世子なんて日常から芝居がかってるし」と源が答える。
【偶々か疑わしいけどな】
源も手塚監督の考えていることに気づいている…?
【クライマックスの肩慣らしだ 千世子“かめん”にヒビくらい入れてね夜凪ちゃん】
そして夜凪が瞳をスッ…と開ける。
今回の話はここまででした。
今回の話の感想
今回の話で夜凪が変わっていくのがよかったです!常に笑っていることと、夜凪の問いを避けたことで烏山が何を考えているのか分からなくなってきました。
源が感づいていますが、やっぱりこの配役は手塚監督の企みですよね。
手塚監督は仮面にヒビくらいということからあんまり夜凪に期待はしてなさそうですけど…。クライマックスの肩慣らしということはクライマックスも何かしかけるのか、この監督……。
そして、千世子の仮面案外取れかかっているような気がするんですけど…w
夜凪に結構怒りみたいなものむき出していませんかw
夜凪の瞳は吸い込まれそうで綺麗でした、特に最後千世子“カレン”を映した瞳が。
夜凪と千世子が似ているとありましたが、似ていますかね…。芝居を商品と言ってしまうあたり千世子は芝居を好きではないんですかね。
次回ではきっと千世子と夜凪の対決ですよね、ここで千世子の仮面を壊しそうだな…。
千世子の仮面壊して仲よしになって監督に一泡吹かせて欲しいな…と思いましたw