ゴールデンカムイ178話あらすじ
長谷川のもとで日本語を学ぶ、ウイルク、キロランケ、ソフィアの三人は「オフラーナ(秘密警察)」と対峙する。
ウイルクは皇帝殺しの実行犯を追ってきたと思っていたが、秘密警察の一人を尋問すると、彼らは日本人を捕まえに来たと言う。
秘密警察が捕まえに来た日本人とは、日本のスパイとして活動していた長谷川のことであった。
秘密警察と対峙した一行だったが、キロランケとソフィアの連携もあり、秘密警察はその数を減らしていく。
ウイルクの一人も逃がすなという指示のもとに、ソフィアは一人で逃げる秘密警察を追撃し仕留める。
追撃に成功したソフィアが見たのは、避難したはずの長谷川の妻が血を流し倒れている姿だった・・・。
ゴールデンカムイ179話「間宮海峡」始まります。
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ゴールデンカムイ179話ネタバレ
『最愛を奪ったのは最悪』
倒れる妻の安否を確認する長谷川。
しかし、一発の銃弾が妻と子供を同時に撃ち抜いていた。
長谷川が妻の名前を呼ぶも返事はなく、長谷川も無気力に「・・・・だめだ」と言葉を漏らす。
「あなた達は、もう行きなさい 少しでも遠くへ逃げなければ行けないはずだ」
長谷川は怒るのではなく、淡々とソフィア達に告げる。
「長谷川サン・・・・」
意を決したようにソフィアが話しはじめるが、長谷川は最後まで言わせずに「早く行きなさい」と言葉を返した。
キロランケによると長谷川とはそれっきりであったという。
長谷川と別れた後、ソフィアは自分を責めつづけ、キロランケは、「赤ん坊を殺した銃弾は俺のかもしれない」と言ってもソフィアは思いつめたままであったという。
長谷川のところから、移動することになった一行は日本への入国の方法を考えるが、ウイルクは極東であるウラジオストクにまで手配書が回ってはどこの港も危険であると判断する。
ウイルクの案は、ウラジオストクからさらに北上し海沿いに北へ進むことだった。
北へ行ってどうするというキロランケの問いに、ウイルクは考えがあるとだけ返した。
「待っていたものがついに来た」
そういうキロランケ、アシリパ、白石、尾形の前に現れたのは「流氷」だった。
キロランケによるとタタール海峡は流氷により、氷に覆われ樺太島は大陸とつながるという。
ウイルクが考えた日本へ渡るための方法とは、流氷を歩いて樺太に渡ることだった。
ウイルクはロシア政府から流れてきた「ある情報」を北海道に渡って確かめる必要があると言う。
流氷を目の前にして、ソフィアの歩みが止まる。
ソフィアにどうしたと問うと真剣な顔つきで「私は行けない」と言う。
「ウイルクあなたを愛しているから」
「殺した赤ん坊が頭から離れない」
「私は女としての幸せはいらない 革命家としてこの土地で戦う」
アシリパ達に当時のことを話していたキロランケは、その時のロシア帝国の情勢を語る。
キロランケによると、ロシア帝国には昔から「農奴」という人たちがいたそうだ。
農奴とは農民と奴隷の中間のような身分であり、彼らは地主の所有物であり、何の権利も持っていなかったと言う。
トランプの賭け事で身を売られることもあれば、家族が引き裂かれたり、結婚も自由に許されないこともあったという。
農奴についてアレクサンドル2世の改革で大きな変化はあったものの、改善はされなかったそうだ。
古い体制のままで農作物の生産力は低く西洋列強に比べて、工業化も進まない。
革命家は農民に蜂起を迫ったのに彼らが応じなかったのは、ロシア正教のせいだと考えた。
ならば、まだロシア正教に染まっていない、極東の少数民族たちと戦おうとソフィアは考えた。
少数民族にもロシアが極東へ拡大し続ける危機感がある。
「俺たちのカムイが違うものにすり替わっていく」
「いずれ自分たちも文句を言わない敬虔な信者にされてしまう」
「だからウイルクと俺はソフィアたち、革命家に加担したんだ」
ソフィアから一緒に行けないと聞いたウイルクの答えは「また会おう ソフィア」というものだった。
ここでウイルクとキロランケはソフィアと行動を別にし、樺太経由で北海道を目指すのであった。
ここまで話を聞いていたアシリパは「ソフィアにアチャ(ウイルク)がどうなったか伝えたのか?」とキロランケに聞く。
一方で亜港監獄では、キロランケからの手紙を読みながらウイルクの名を呼び、涙を流すソフィアがいた。
「ソフィアを脱獄させたら、この氷を歩いて大陸に逃げ、さらに大陸にいるソフィアの仲間たちと合流する」
キロランケは待ちに待った流氷を前にして、アシリパ達にそう告げるのであった。
『長谷川の正体』
キロランケ達が、長谷川のもとへ去った後、長谷川は妻を抱えながら、妻の名を呼んでいた。
すると、弱った声で妻が「コウイチ・・・」と長谷川を呼んだ。
長谷川は弱った妻の手を握ると「私の名前は長谷川幸一ではないんだ・・・」という。
「あなたは誰?」と聞く妻に長谷川は答える。
「鶴見 篤四郎」
長谷川の正体は、若き頃の鶴見中尉であった。
日露戦争が開戦前であり、頭の前頭葉も吹き飛ばされていないが、メガネを外したその顔はどこか面影が残っている。
鶴見は自らの正体を告げた後に、妻の最後を見届けた後、それまで生活していた家に妻と子の遺体を安置すると家に火をかけてその場を後にする。
その顔は反逆の情報将校の原点ともいえる顔つきをしていた。
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ゴールデンカムイ180話考察
今回の話で、ウイルクとキロランケが手配されながらも、日本に入国した経緯やソフィアとの別れがわかりました。
流氷を利用するのは今回のソフィア脱獄にも活用することから、脱獄もいよいよ実行の時が近いのかもしれません。
鶴見が若いころに、ウイルクやキロランケと出会っていたことにも驚きです。
死に際とはいえ、妻にスパイである自身の正体を明かすということは、妻の存在はロシアで潜伏する隠れ蓑という一面だけではなかったかもしれません。
しかし反逆の情報将校はここから始まったのでしょう。
次回は180話!
見逃せませませんね!
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