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ブラッククローバー【ネタバレ】181話「空間魔導士の兄弟」感想!

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ブラッククローバー 181話「空間魔導士の兄弟」

 

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前回、フィンラルがランギルスの猛攻の中でも自分の防御を捨てて、ヤミとジャックをランギルスのすぐ傍まで空間魔法で移動させる事に成功した。

 

フィンラルの空間魔法により、意表を突かれて突如目の前にヤミとジャックが現れた形となったランギルスだが、全く動揺はしていなかった。

 

『残念だったな人間!わずかにオレの方が早い』と自分の力を過信し、二人にとどめを刺すべく、ランギルスは空間魔法で攻撃をしようとした。

 

フィンラルはそんなランギルスを見つめながら『この人達は魔法騎士団長だぞ。どうにかするにきまっている!!』と二人の実力を信じて疑わなかった。

 

ランギルスの攻撃の前にジャックが自身の刃で、ランギルスの空間魔法を切り裂いた。

 

『オレの刃は裂けば裂くほど疾くなる』と自身の能力を解説した所で、ヤミがランギルスに向かって闇魔法闇纏・無明峰打ちを発動し、ランギルスを気絶させようとした。

 

その瞬間、ランギルスの魔力が爆発的に増大していった。

 

「人間ごときが…オレに何ヲしてルーー!!」と怒ると、ランギルスの両手から巨大な空間球を2つも出して、辺り一面を削り取っていく。

 

暴走したエルフの力で制御が効かなくなったランギルスは『消エ失セロー!』と我を失い、城の壁を全て削り取り、空に浮かび頭上からフィンラル達を見下ろしていた。

 

ランギルスの強大で邪悪な魔力を察知したヤミは、舌打ちをして「こんなモン、どうしろってんだ、クソッタレ…」と感じたことのない魔力に弱気な発言をした。

 

しかし、フィンラルは空間魔法を発動させ、ランギルスの元へ向かおうとしていた。

 

「いいえ、もう終わりです。あんな我を忘れた状態で…オレの魔力に気付くワケがない…」と言い放ち、昔自分がランギルスに言った言葉を思い出していた。

『兄ちゃん…瞬発力と正確さは自信あるんだ』と昔言っていた事を実行しようと決意し、ランギルスの背後に空間魔法を発動させた。

 

ランギルスを空間の中に引き込むと、ランギルスの顔面に向かって、拳で思いきり殴り掛かった。

 

その時、ランギルスの心の中では1人暗闇に座り込んでいるランギルスがいたが、その時暗闇に一筋の光が差し込んだ。

 

するとフィンラルが「オレが弱いせいで遅くなってごめんな。ランギルス…!」と声を掛けると、ランギルスが顔を上げ手も伸ばしていた。

 

再び、現実の世界に戻り、自分が殴り気絶させたランギルスの元へフィンラルはよたよたと歩き、傍まで行くと倒れこんだ。

 

お互いに倒れてはいたが、フィンラルとランギルスの両手は重なり合っていた。

 

するとヤミが「まったく…。ヘタレのクセにオイシーとこ持ってきやがって…よくやったフィンラル」と珍しく褒めていた。

 

場面は変わり、城の外にある魔宮の方にも動きがあった。

 

エルフのアジトでもある魔宮にパトリが合流したのだった。

 

しかも、そこの中には転生しエルフ化してしまったゴーシュとマリーの姿もあった。

 

ゴーシュはパトリに気付くと「オマエとうとうリヒトと同じ顔になっちまったのか」と真顔で言ったため、パトリも「転生した先がこの姿だったんですよ。こういう運命だったんです」と言い返していた。

 

すると、空間魔法が開きライアが現れ、お互い挨拶し合っていた。

 

ライアにパトリがリヒトの事を聞くと「造り物の体だからか禁術魔法発動の本人だからなのか…まだ完全な記憶は戻ってなくて今は眠ってるよ」と報告した。

 

これでいつもの面々は揃ったと確認すると、パトリが全員に向けて話し出した。

 

「揃ったところで人間は“金色の夜明け”の皆が片付けてしまっているでしょうけどね」と言い、城の抉れた部分を見てラトリ(ランギルス)が暴れていた事も推測していた。

 

「あとは、最後の魔石を城の中にある台座に嵌め込み、王国全土を使った魔法を発動させるだけ!最後の魔石はすでにエルフの手中にある」と言った。

 

「僕らにかかっている禁術の副作用…邪心を洗い流し完全な転生を…!人間を根絶やしにして穏やかなエルフだけの世界を取り戻すんだ!!」と言い放った。

 

場面は変わり、ヤミがタバコを吸いながら魔宮を眺めていた。

 

ヤミは魔宮の中のエルフ達が強いのを感知しつつ「黒の暴牛のバカヤロー共や他の騎士団員は何してんのかね。チンタラしてっとオレが全員のしちまうぜ…」と言っていた。

 

それを聞いていたジャックは「いやオレが裂く」と言ったが、それに被せるようにヤミも「いやオレ」と言い合っていた。

 

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ブラッククローバー181話感想

 

今回はvsランギルスとの戦いがとても印象深かったです。

 

ランギルスはエルフになり得た強大な力を過信していたが、団長達の方が一枚上手で気絶の一歩手前まで追い詰められてしまっていました。

 

エルフ達は転生する事で強くはなっていましたが、この戦いを見て色々な経験を積んできている団長達の本気を前にすると、その慢心がわずかな油断を招きかねないのだなと痛感させられました。

 

しかし、気絶しそうになった瞬間暴走が始まってしまったのは、想定外でした。

 

エルフ達は自分の意識もきちんとある中で戦闘していますが、暴走すると爆発的に魔力は強くなる代わりに隙は出てくるので、そこが狙い目かなと思いました。

 

ヤミでさえ、強大で邪悪な魔力に弱気になっていたのに、フィンラルの言葉は頼もしかったし、格好良いなと思いました。

 

兄弟で弟に力で及ぶことは出来なかったフィンラルですが、小さい頃にランギルスに自信があると言っていた“瞬発力”と“正確さ”で背後を的確にとらえていたのは、流石としか言いようがありません。

 

その後もランギルスに拳で殴り掛かっていった時にも、兄としての愛情を感じました。

 

あの拳には、ランギルスに元に戻って欲しいと言う兄の思いが込められていたのではないかと思いました。

 

ランギルスの心の中では、ランギルスは暗闇の中に一人膝を抱えて座っていた光景には、ランギルスの孤独の表れだったのではないかと感じました。

 

ヴォード家次期当主として、金色の夜明けの副団長として、全て一人で抱え込んできていたのかなと悲しく思えてしまいました。

 

その中でフィンラルがランギルスに「オレが弱いせいで遅くなってごめん」と言い、ランギルスがフィンラルに手を伸ばしていた場面にはとても感動しました。

 

そして現実でもボロボロになりながらもランギルスの元へ歩いていくフィンラルに、兄としての愛情を切に感じました。

 

その後、フィンラルとランギルスの手が重なっているのを見ると良かったと言う安堵感から涙が溢れてしまいました。

 

魔宮の中にゴーシュとマリーがエルフ化していたのを見た時には驚きを隠せませんでした。

 

今まで登場していないなとは思っていましたが、まさか敵側になってしまっていたとは…これからの戦いを思うと胸が痛いです。

 

ブラッククローバー182話考察

 

ランギルスとの戦いが、兄弟の絆を見せつけ、見事にフィンラル達が勝利を飾りました。

 

しかし、パトリの発言で今後の展開が急展開していきそうな予感がします。

 

最後の魔石を台座に嵌めると、王国全土を使った魔法を発動すると言う気になる発言もありました。

 

だから、エルフ達は城に攻め込んできた訳ですね。

 

そして、「禁術の副作用邪心を洗い流し、完全な転生を…!」と言うのも気になります。

 

今のエルフ達でも強いのに、完全の転生となるとさらに強くなる可能性がありますから、その前にエルフ達を止めなくてはなりません。

 

そしてエルフ化している仲間を元に戻すのには、副作用の邪心が関係している気がしています。

 

その為にも魔石を嵌め込むのを阻止して、完全な転生をさせないためにも、今後の戦いは重要になってくるので注目していきたいと思います。

 

次の展開も楽しみにしています。

 

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