ネオレイション(neO;lation)【ネタバレ】3話
ヤクザ襲撃後の後片付けをしている大悟。二回も助けられているから掃除くらいはやると掃除に励む。新太はといえば、「見ながら口出すだけ。」と言っているので「俺一人で
やっとくからどっかでサボってきてくれ。」と大悟。
「しっかりやれよ。」と一言残し新太は外へ。当然(?)向かった先は、大悟の姉のホットドック屋。そばでダンスを踊っていた4人のうちの1人が、ベンチでホットドックを食べている
新太のそばにやってきます。
「私、石崎夕子。みんなユッコって呼んでる!君、ネオちんだよね?」ポニーテールの活発そうな女の子。「違う。」と答える新太。「あっそう?ごめん人違い!」ペコと頭を下げる夕子。
大悟の姉の下に向かいなにやら会話。再び戻ってきた夕子。「君が町山田開発倒したスーパーハッカーネオちんだってことはわかってるよ!そこを見込んで頼みがあるの!」すごい威圧感です。
「面倒くさいから嫌だ。」「えっそう?だよねぇ・・・」また再びホットドック屋に向かい談話。再び戻ってきた夕子。「とりあえず話だけでも聞いてもらうわ!・・・宮内咲って友達が
いなくなったの!家出するような子じゃなくて・・・だから家族も警察に届け出たし私も捜したけどみつからなくて・・・!誘拐の可能性だってある!だからネオちんの力をかしてください!
私、何かしたいのに、どうしたらいいかわからないの!」頭を下げる夕子に「誘拐だって証明できる?」と聞く新太。「できるわけない!バカだから!」とキッパリ答える夕子。
「じゃあだめ~え」とやる気のない新太。「私からもお願いするわ、手伝ってあげて。」助け舟を出したのは大悟の姉。ユッコ(夕子)はネオと同じ高校のダンスチームのエースで、
自分のお得意様でもあるという事。「解決してくれたらホットドック10食タダ!」「そんな安っぽい買収に僕がのるとでも?」
「よかったねネオちん、毎食デザートつけてくれるって。」デザートというのは、ベビースターラーメン(チキン味)。「で、なんで君がいる薬袋?」「姉貴がついてけって。ホットドックの
分働いているか監視するため!ってのは冗談で、俺も姉貴も尾根に助けられたクチだ!役に立つかわかんねーけど、困ってる奴がいたら力にならねーとな!」「ありがとう大悟ちん!」
笑顔で答える夕子。
三人が到着したのは行方不明になっている宮内咲の家。咲の部屋で手がかり探しです。「宮内咲ってどんな奴なんだ?」大悟が聞きます。夕子が語る咲は、自分の意見があまりないのかも
しれないが、自己主張をしない人物。「自分てものがない。」と咲自身は言っていたが、まわりでそんな事を思っているのは咲自身だけ。「咲は自分より人のことを大事にでき、みんな咲から
勇気をもらってる。」と言います。「・・・連れ戻さねーとな。尾根、なんか手がかりだけでも・・・」新太はタンスをあさっています。片手に大きなブラジャー・・・
「・・・お前は何やってんだ」呆れる大悟。「てめーは他にやることあるだろ!宮内がスマホ持ってるなら今どこにいるかとか!!」「無理だね。スマホに電源が入ってれば、咲さんは
とっくに見つかってる。まあ天才の僕なら過去のアクセスログからある程度、今の行動を割り出せるけどね。」「じゃあそれやれよ!!!」
パソコンをいじり始める新太。咲のSNSアカウントからそれらしい足跡を辿ったところ、今から48日前に気になるアプリをダウンロードしていたのが分かったらしい。アプリの名前は
『レミングゲーム』。「咲からは聞いたことないな。」「ゲームなのか?」「アプリストアに概要がある。」パソコンの画面に食い入る三人。
概要・・・毎日ゲームマスターであるレミングから指令が届く。例えば、「朝6時に起きなさい」や、「猫を3匹見つけなさい」など。そういった指令をこなし、証拠動画や音声を録って
ゲームマスターの報告し、それでミッションクリアになるというもの。ゲームを通じて生活習慣の改善や住み慣れた街で新しい発見ができるかもしれないとも書かれています。
「現実の世界で何かやるとゲームクリアになるんだ!ちょっと面白そう!」「拡張現実──ARゲームだね。現実の世界とゲームの世界が地続きなんだ。」「?ただのゲームだろ、何が
気になるんだ?」大悟が問います。「このタイトル・・・レミングっていうのは北欧に生息するネズミの仲間だ。この可愛い動物は、ある特異な行動で世界中に知られるようになった。」
「特異な行動?」「レミングは世にも珍しい、集団自殺する動物だ!」驚く大悟と夕子。「それって・・・何が言いたいの!?咲が自殺するかもってこと!?」「落ち着けスマホゲーム
だぞ!?人がいなくなるのと関係ない!」
「関係あると思うよ。」二人に比べて落ち着いている感じのする新太。「おいおい、家出とか誘拐とかって話だろ・・・それが自殺!?しかもゲームって・・・」「ネオちんそのゲーム
やってみて!」「嫌だ。断固拒否する!」なぜやらないのか理解できない二人。「じゃあいい私がやる!」と夕子がいいますが、「このゲームは誰にもやらせない!さもないと君死ぬぞ?」
先ほどまでのひょうひょうとした状態から、怖い表情を見せる新太。「死ぬってお前・・・ゲームだぞ!?」驚いた表情を見せる大悟。「これによく似たゲームを僕は知ってる。
クジラをモチーフにしたゲームで、ゲームマスターの指令を実行して報告する事でミッションクリアになる。このゲームのプレイ期間は50日。そして50日目の指令は、自殺しろだ!」
そんなミッションを本当に実行する人間などいるわけがないと大悟。「そう思って面白半分でプレイした人も犠牲になった。これは絶対やっちゃいけないゲームなんだよ。実際この
ゲームの発祥地ロシアではわかってるだけで130人以上、このゲームで自殺している!日本ではまだ流行ってないけど、時間の問題。いや・・・今すでに目の前にあるこれがおそらく、
史上最悪の自殺誘発ゲーム、その日本版がレミングゲームだ!プレイ期間は50日!もしそこも同じなら今日でダウンロード49日目──咲さんの死亡まであと1日!!」
ネオレイション(neO;lation)3話の感想
個人的には青年誌むけの印象を受ける漫画です。でも面白い。また新らしいキャラクターが出てきました。町山田開発との戦いは一旦終了のようです。で、新しく出てきたのが、
同じ高校の女の子。活発そうな良い印象を受けます。そして、今回の依頼は「人探し」。しかも関わってきているのが「自殺誘発ゲーム」というんですから、驚きです。
もし、新太の予想通りなら残された時間は1日しかありません。スマホの電源すらも切られているような状況で、どのように探し当てることができるのでしょうか?かなり
楽しみです。