第210話 オールマイトにかかってきたグラントリノからの電話、それは「ワン・フォー・オールの夢」についてでした。
ワン・フォー・オールの夢とは受け継いだ者が見るオール・フォー・ワンとの因縁の夢だそうです。
緑谷もその夢を見たのですが、オールマイトの体験した夢とは違うものを緑谷が見たようで、その詳しいことを聞くためにグラントリノに連絡していたのです。
第5セット緑谷達は前回の爆豪だちと同じ作戦でいくようですが、耳郎のような索敵能力のある者がいない分緑谷は爆豪以上の働きが必要になってきます。
先に全員の位置を捕捉して有利に立ち回ろうとする緑谷に突然、麗日の叫び声が聞こえてきます。この声が本物か心操のペルソナコードかはわかっていない緑谷の前に物間が姿を表します。
ここから物間の心理作戦が始まります。緑谷を焦らせ、イラつかせ、怒らせます。そして緑谷が物間と対面している時、残りの3人をB組の攻撃が襲います。柳のポルターガイストで無差別攻撃を受けるかま、それを芦戸の酸アッシドベールで溶かして防ぎます。さらにB組の小大の個性サイズで柳の飛ばした物が突然大きくなります。芦戸の酸ではすぐに溶かせない大きさが飛んできます。それを麗日が浮かして回避しようとします。しかし、庄田の個性ツインインパクトで浮かした物が二度目の打撃を発生します。B組の見事な連携でA組を追い込み、A組の位置を特定します。グラントリノはオールマイトとの電話で、「残念だがお前がほしいような情報ではない」と言います。これは七代目志村菜奈がワンフォーオールを受け継いですぐの頃だったと話し始めるグラントリノ。いつものように二人でパトロールをしていた時の軽い会話だと。その時、志村菜奈は「昨日変な夢を見た」と話します。黒いモヤモヤした男が目の前に立っており、その男が自分を見て「まだその時ではない」と言ったと。そして緑谷に異変が起こります。物間にむかって遠距離攻撃を仕掛けようとした時です。突然緑谷の右手が、ワン・フォー・オールが暴発、暴走し出しました。緑谷の腕につけている防具を内側から破り暴発します。この後緑谷はどうなるのでしょう!!第211話 B組の作戦会議の場面から始まります。物間は心操に「体育祭で緑谷くんを洗脳した時、どうやって口を開かせたの?」と聞きます。物間と心操の個性は事件、事故、災害などで最前線で活動できる個性ではないという共通点、そして「その個性じゃスーパーヒーローになれないね」と言われてきた2人。「僕らはヒーローになる為にヒーローらしからぬ立ち回りをしなきゃならない。でなきゃ"なんでも出来る"力には敵わない。憧れとは似ても似つかない。」と自分や心操の個性は王道の戦闘向きの個性ではなく、誰かを欺いたりして使う個性であることを言っています。緑谷のワン・フォー・オールの異変にA組メンバーは気づいていません。そして緑谷と接触していた物間は「まーた知らない力(成長)か、嫌になる!」と緑谷の新しい技だと思っている物間。戦っている相手も、観戦しているみんなも緑谷の個性が暴走しているとは思っていませんでした。緑谷のワン・フォー・オールは「身体能力の強化」という個性なのだが、今回のは今までとは全然違いました。黒い禍々しい物が緑谷の右手から出ていたのです。緑谷は「力が抑えられない」と悶えなんとかしようとします。しかし、右手から出る黒い物は一向に静まる気配はありません。ここにきてオールマイトが異変に気づきます。血相を変えたオールマイトが「止めた方がいい、おかしいぞ!!」と相澤先生に言いました。そしてメンバーの麗日も異変に気づきます。暴走した黒い物に引っ張られ振り回される緑谷の姿を見つけたのです。この時麗日は何かを感じ取ったのかもしれません。「止まれ、ワン・フォー・オール!!」「何だよ痛い、痛い、痛い何で!!」「止まれ。止まれ。」と緑谷も一生懸命抗います。憧れのオールマイトから貰った力、わからなくて怪我しながらもやっと自分のモノになってきた力が緑谷を苦しめます。そんな緑谷のもとに麗日が飛び込み一緒に押さえ込みます。この状況で迷いなく飛び込める麗日は凄いですね!!そしてこの状況で素早く仲間を助けようとする姿はとてもカッコいいですね!麗日はこの事態を見ていた心操に呼びかけます。どうやら麗日には緑谷を止めれる対処法を思いついたのかもしれません。心操の個性で人を救うことができたらまた新しい道が開けるかも!!波乱の第211話でしたね。麗日は緑谷の暴走を止めることができるのでしょうか。次回は麗日と心操が活躍しそう!!この出来事で心操がまた一つ成長できるのではないかと思います。そして緑谷はこのピンチをチャンスに変え新しい自分の力を手に入れれるのか、それともこの暴走は思ってる以上に深刻な問題なのか!!第5セットはどうなってしまうのでしょう。