ランウェイで笑って78話ネタバレ
郁人は瞬く間にインターン卒業!
新入りの突如の躍進に、一人の男が立つー
「都村郁人、社員行け」
その言葉に、他のインターンが驚愕する
「あの子、3ヶ月前に入ってきた子よね」
「まさか· · ·
花丘くんより早くスカウトされる人がいるなんて」
その花丘も、この状況に言葉を無くしていた
· · ·落ち着け、花丘真白
名門〝布勢ファッションカレッジ〟開校以来の天才と言えば?
〝花丘真白〟
あまりのキューティーフェイスに5歳からの2年間、女の子として育てられたのは?
〝花丘真白〟
「花丘、これやってみろ」
「パターン取り· · ·!?よろしいのですか?!」
あの時、僕は思ったんだ
花丘の時代が来た!! と。
周りの羨望の声が聞こえる
「すげぇな、花丘· · ·。インターンがパターンを頼まれるなんて、聞いた事ねぇよ。」
「あの都市伝説実現するなら、花丘しかありえない」
ーインターンからの、就職ー
そう、僕は花丘だから。
なのにー
「都村もパターン引いてみて」
社員の放ったその言葉に、激しく嫉妬する
いやいやいやいや、待ち待ち待ち待ち!
花丘がパターンまでくるのに、どれだけかかったと思う?
〝ほつれの修正〟や〝トワルの制作〟
これを速く、正確に· · ·
さらに機転を利かせてやっと届いた「パターン」
それをアイツは· · ·2か· · ·3ヶ月で。
そうか。
· · ·まぁ、花丘が前例を開拓したことで、パターンを頼みやすかったのだろう。
俺の方がすごい。
が!!
一言言っておこう
「キミも十分頑張っている」
花丘が郁人に声をかけた。
「みんなが噂しているよ。花丘とキミはライバルだと。」
それなのに。
「· · ·誰」
「初めまして。都村郁人です。」
!!!
〝絶対 貴様より速くパターンを上げてやる!!〟
でも、評価されなかった。
「もういい。これはアプロのジャケットじゃない。」
そして、気がつけば郁人も俺と同じトワルの作成をしていた
貴様も評価されずにパターンを取り上げられたのか
· · ·聞こう
キミ、と声をかけた矢先、郁人がトワルを終わらせた
速いな· · ·
いいだろう。認めよう、貴様を真のライバルと。
僕は自然に言葉を変えたんだ
「キミも終わったのだろう?次の仕事をもらいに行こう」
花丘と郁人は、ガラスの扉を開けた
そして飛び込んでくる大声
「だからここに縫い目がないと、この形は成立しないって言ってんでしょ!!」
そしてそれに対して容赦ない言葉を返すデザイナー
「ダメだ。縫い目はいらない。作り直せ。」
「ペンギン袖にもするな」
柳田の、容赦ない注文が飛ぶ。
「どんなデザインも形にする。それがパタンナーの仕事だろ」
「やれ」
「こんな仕事、誰がやるか!」
「そこら辺のボンクラに代わりを任せて崩壊すればいい!!」
そういって、型を花丘に渡した
そして、それが花丘から郁人へ渡った
ー ここだ。ここで貴様を出し抜く。
「花丘の脳内では完成しております。
1度、作らせてください」
柳田の冷めた目
「やってみろ」
その時郁人がパターンの形を声に出した
ー こいつも、脳内でパターンを ー
それは花丘とは異なるパターン
でもそれを聞きながらも、柳田は花丘に言った
「花丘。一応パターン作ってみろ」
そしてー
「都村郁人。社員へ上がれ」
花丘の負けを認めよう!!
だか!!
「都村郁人!すぐに追いつく!」
だって、花丘だから!
郁人に向かって宣言した。
その時、綾野遠が郁人に声をかけた
「友達?」
「あ· · ·いえ。ライバルって· · ·」
「へぇ· · ·ボクもそういう友達欲しいなぁ」
綾野遠の言葉を聞いて、思い出した。
そういえば、龍之介さんに言われたことがあった。
「綾野遠と同じ一人称で、ムカつく」
· · ·おれ
「それじゃ、ボクはこれで」
立ち去ろうとする遠に、郁人は声をかけた
「俺、頑張りますから!」
何も言わず、微笑み、立ち去る遠。
その姿を見送る郁人。
そして、その郁人を見つめる花丘。
郁人は、ライバルと同じ舞台へ。
ランウェイで笑って78話「ムカつく一人称」感想と79話「aphro I dite」考察
いやー、いいアングルからのお話でした。
花丘真白、いい味を持ったお人です。
いいですね、あのプラス思考!
そして、あの行き過ぎた自己愛!!
勝手に郁人をライバルと認め、郁人に挑んでいく。
郁人が全く相手にしてないのに、果敢に攻める姿勢は、褒めるべきでしょう。
ある意味、チャレンジャーです
で、今回も出ましたよ。
ドSの柳田さん。
今回も、冷たくあしらっていましたね。
隠れ柳田ファンとしては、1度ぐらい突き放されてみたいものです。
あ、密かな願望が出てしまいました。
でも、郁人はさすがですね。
3ヶ月で、社員へスカウトなんて。
これから、どんな仕事をさせてもらえるんでしゃうか。
デザイナー?
パタンナー?
期待しちゃいますね。
郁人の才能を、惜しみなく発揮出来る事を祈ります。
いいライバルも、出来たみたいてますしね。
今後が楽しみですね。
で、次回は「aphro I dite」がタイトルです。
郁人が就職して、綾野遠が在籍するブランド。
郁人が、自分で選んだ「デザイナーへの道」。
どんなブランドなのか、そのあたりがわかるといいなぁ。
次回に期待します。