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鬼滅の刃【ネタバレ】116話「極悪人」感想!

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鬼滅の刃【ネタバレ】第116話「極悪人」

空気を切り裂く悲鳴が森じゅうに響き渡る。
鬼殺隊隊員、竈炭次郎の必殺の刃が、肆の上弦の小鬼の頸をめがけて炸裂する。
手応えを感じた炭次郎はそのまま一気に切断しようとする。
が、背後にただならぬ殺気を感じ一瞬怯むが、そのまま強引に刃を頸へと押し込む。

しかし刃は途中で止まり全く身動きが取れなくなり、逆に窮地に陥ってしまう。
背後からの攻撃を禰豆子の助けで間一髪のところでかわす炭次郎。

彼はそこに新しく現れた六体目の鬼の姿を認め愕然とする。
その横で玄弥は何が起こったのか必死で状況を分析する。
この六体目の鬼は喜怒哀楽の鬼達が吸収合体して生まれたものだったのだ。

その新しく現れた鬼は炭次郎の〝小鬼を斬ろうとした行為〟を突然激しく非難し始める。
炭次郎はその理不尽な鬼の理論に大きな憤りを爆発させるのであった。

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1. 背後の殺気!

「ギャアアアアアアアア!!!」
断末魔の如き激しくおぞましい悲鳴が――。
しんと静まり返った森の空気を切り裂いてこだまする。

「なんて声だ、耳が…!?」
あまりの激しさに苦悶の表情を浮かべる炭次郎。

ギャアアアアアアア             耳が…鼓膜が…
アアアアアアアアァァァ           でも…いける……!?
ァアァァアアアアァァァアアァァ       頸を斬れ……。 

ゾワッ―――。
その時、炭次郎は背後に今まで感じたことがない「ただならぬ気配」を察知する!

何だ!?
俺の後ろに…後ろに何かいる!!            
喜怒哀楽のどの鬼とも違う匂いだ。         
(禍々しい黒い影が…)

何が来た!? どうする!?               
 (炭次郎のさらに――。)
    
兎に角このまま頸を叩き斬る!!            
(真後ろへと――。)

斬ってしまえばきっと……!! 
              (接近する――。)

ギシッ! 
刃は頸に少し食い込んだままガッチリと止まってしまう。
硬い!  これ以上は斬れない!
禰豆子の血の効力も途切れた!!

「炭次郎、避けろ!!」
玄弥が銃を構えて横から叫ぶ!

だめだ、判断を誤った!
この位置じゃ俺にも当たるから……玄弥も下手に鉄砲が撃てない!

ドン!  突然、鼓の音らしきものが鳴る。

まずい。  何か攻撃が来る…!!

やはり本体である小鬼の頸を切断する事は容易にはいかない。
なかなかに、そう簡単には倒せないところに〝上弦の鬼の何たるか〟の所以がある。
ホントにどうやったら倒せるのか――。
読者もろとも困惑の縁に立たされてしまう―――どうやったら―――。

そして得体の知れない背後からの恐怖………。
このホラー的な身の毛がよだつ感覚。
まるでお化け屋敷の暗闇で不意に背後から脅かされるのに近いものがあり、
読者はいつまでも「その恐怖」にとらわれ続けられる。

人間〝後ろの恐怖〟ほど、怖いものはないと改めて実感させられるエピソードである。

2.六体目の鬼?

バキャッ。 鼓の音と同時に炭次郎の横の大木がいきなり大きく獰猛な木龍に変化し、
激しくうねりながら少年剣士に襲いかかる。

――――――――!?

「禰豆子…!!」
が! 間一髪、炭次郎をダッシュで助け出す!
その時、敵の攻撃を食らった禰豆子の左足は膝から下すべてが切断され
血の帯がジェット噴射の様に勢いよく噴き出していた!

三日月が煌々と光る美しい星空を、炭次郎を肩に担いだ片足の禰豆子のシルエットが
荒々しく躍動する!

メキッ。瞬時に再生する禰豆子の左足。

そのまま2人は地面へと激しく落下する―――。
「禰豆子、大丈夫か?」急いで炭次郎が抱き起すが、彼女はフウフウとかなり苦しそうだ。

「弱き者をいたぶる鬼畜。」
急に奥の方から声が聞こえてくる…。

「はっ。」炭次郎が戸惑う。

「不快、不愉快、極まれり。」
そのものは後ろを向き、俯き加減で声を発していた――。

そしてゆっくりと炭次郎に振りむきながら両手を広げ、両足をしっかと踏みしめ
歌舞伎の“決め”の如きポーズとともにセリフを宣う―――。
「極悪人共めが。」
額には左右から鋭い角が生え、髪の毛は見事に逆立っている。
背中には「憎」の文字が刻まれた小太鼓を輪にめぐらせた“雷太鼓”を背負い、
両手は〝太鼓のばち〟或いは〝独鈷杵の変形した武器〟を握り締めている。

その姿は……憎しみを含んだ少年の雷神そのものであった―――。

そして、その横では小鬼が木の幹の狭間で蹲り、相変わらず悲鳴を上げ続けていた。

何? 六体目…!!  炭次郎に戦慄が走る。

さらに出てきた!
もういい加減にしてくれ!
これにはさすがの炭次郎といえども呆れるばかりであった―――。

ええ~っ!  また出た、現れたぁ~!
何なんだいったい! えぇぃ、次から次へと出てくる鬼にホント辟易する!
が、この恐ろしいほどのくどさこそが「鬼滅の刃」なのである!

作者はやはり今回もトコトン炭次郎達を苦しめ、苦しめ尽くす。
そして、前から何回も何回も口を酸っぱくして言うのだが――――。
作り手はやっぱり「ドS」なのである!
それが今回のことで超納得なのである。

あと、非常に驚いたのが鬼の登場シーン。
あのポーズ、あのセリフ。どこか見覚え、聞き覚えがあるなと思ったら―――。
そう! テレビの特撮ヒーローが悪人に向かって言う言葉であり、ポーズであったのだ!
そう!この鬼はヒーローの佇まいを醸し出しているのだ。

悪い鬼なのにこんなにもカッコイイって―――、
「これはちょっとおもしろいな!」と不思議な後味に感心した次第である。

3. 新たな鬼の生まれ方。

炭次郎はふと気付く。
いや…!あれは六体目じゃないのか?
喜怒哀楽…他の鬼の気配が消えている。

どうなっているんだ!? 今はどういう状況だ。
玄弥は冷静に周りを見て分析する。

アイツ。 確かさっきまでは「怒りの鬼」だった。
炭次郎の刀があの小さい鬼の頸を斬りかけた時、「怒りの鬼」が両手を掲げた。
―――瞬き(まばたき)一度の間に、引き寄せられたのは「喜の鬼」と「楽の鬼」。
肉が捻り潰される様にして二体の鬼は吸収された。

―――もう一つ瞬き(まばたき)する間に、「怒りの鬼」は「哀絶」の元へ移動する。
何かを抗議するかのように「哀絶」は口を開いたが、声を発する間も無く吸収され……
「怒りの鬼」の体があの姿へと変化したのだ―――。

玄弥は考え続ける……。
あれは何だ? 分裂じゃないのにさらに若くなった。 まるで子供だ。
本体だと思われる爺をぬいた状態での合体。

ドン! 鬼はいきなり手に持つ道具で太鼓を一打ち――。
すると、ギュルンと木の幹が小鬼を包み込みガードする。

しまった! 本体が囲われる!
「待て!」炭次郎が急いで倒そうと刀を構えなおす。

ギロ! 新たな鬼がそれを睨み返す。

ビリッ。  「うぐっ。」   息が詰まる。 
ドンッ。           なんて威圧感だ。  心臓が痛い。
横で玄弥も顔が引きつっている。

「何ぞ?」
憎しみの形相のまま鬼は炭次郎に問い返す。
「貴様、儂のする事に何か不満でもあるのか?」

鬼はさらに顔を歪める。
「のう」 「悪人」 「共めら」 一語、一語、言葉を区切りながら憎しみを込めて言う。

ズン。   玄弥にも重い声が…  威圧が…… のしかかる……。
ミシ、ミシ。   手足に力が入らなくなる。  もう立っていられない―――。   
 
――そう、窮地に追い込まれ、爆発的に力を発揮するのは人間だけではない。

“半天狗”という鬼は、何度も何度も窮地に追い込まれた………。
そしてその度に己を守ってくれる強い感情を血気術により具現化・分裂し勝ってきた鬼だ。
追い込まれれば追い込まれる程強くなる鬼であるのだ。

こうしている間も木の幹の中では…本体である小鬼はブルブル震えながら目からは
大粒の涙を流し続けていた―――。

ここでどうやって新たな〝最強の少年鬼〟が誕生したのかが明かされる。
そうか…やはり喜怒哀楽の鬼達が合体して生み出されたモノだったか!

恐るべし“半天狗”!

しかも、鬼のレベル・アップの仕方が……危機になればなるほど強くなって行くって――。
それこそ、あのスーパー・サイヤ人そのものではないか!
これはある意味で「無敵」という事なのである。
こんな相手にホントに勝てるのか……炭次郎は?

一気に不安と心配が胸の内に押し寄せてきて――押し潰されそうになる。
いや、気をしっかり持って、次を読み進めて行こう!

4. 狂った論理…炭次郎大いに憤る!

ギチ。 「悪人?」その言葉を聞いた途端、炭次郎が日輪等を激しく握り呟く。
「どう――して――、どうして俺たちが――。」

「悪人…なんだ?」炭次郎は小刻みに震えている。

「『弱き者』をいたぶるからよ、――のう。」
鬼は無造作に続ける。
「先程、貴様らは手のひらに乗るような『小さく弱き者』を斬ろうとした。」

鬼は憎しみの目でさらに続ける。
「何という極悪非道、これはもう鬼畜の所業だ。」

「小さく弱き者? 誰が…誰がだ。 ふざけるな。」
炭次郎の額には怒りのあまり青筋が浮かんでいる。
「お前たちのこの匂い…血の匂い!!」
「食った人間の数は百や二百じゃないだろう!!」

少年剣士は怒りに任せて捲し立てる。
その人たちがお前に何をした?
その全員が―――
命をもって償わなければならないことをしたというのか!

もうそれは会話を通り越し怒りの叫びへと変化していた。
大勢の人を殺して喰っておいて―――。
被害者ぶるのはやめろ!   (そのあまりの勢いに禰豆子はきょとんとする。)
ねじ曲がった性根だ。
絶対に許さない。      (普段は見られない炭次郎の剣幕に玄弥も唖然とする。)

「悪鬼め…!! お前の頸は俺が斬る!!」

そこにいたのは――今までになく憤り、怒りに燃え狂う暴走状態の炭次郎であった。

狂人の狂った理論。
それは極端なぐらい自己中心的で、己の正義にのみ忠実で他の事や他人に対しては
全くなぐらい無慈悲で残酷な理論。これはひどすぎる。

それをまともに受け止めた炭次郎の怒りが爆発し、今までになく暴走する気持ちは
よく理解できる。

炭次郎とは全く正反対の理論なのだから、彼にとっては理解不能で――、
怒りのリミッターが一気に壊れてしまったのだ!

しかしここまで憤る彼を見るのはホントに珍しい。
それだけに、炭次郎の心の地雷を踏んでしまった鬼にも同情してしまう限りだ。
彼にこっぴどくやられるよ。 きっと。

鬼滅の刃116話感想と117話の考察

今回で炭次郎と半天狗の闘いに決着がつくと思った矢先――まさかの新手の鬼の登場。
これにはホントに恐れ入りました。
鬼に次ぐ鬼に次ぐ鬼に次ぐ鬼。

やはり「鬼滅の刃」は〝読者の予想〟を余裕で軽々と超えてくるのである!

さて、 注目の来週である。
どうすればこの新手の最強の鬼を倒すことが出来るのか?
本体の小鬼に止めを刺すことが出来るのか?
そして玄弥と禰豆子の活躍は―――。

などの心配事が目白押しだが、それとともにこれからの展開に心揺さぶられ
ドキドキとワクワクが止まらないことも確かである。

(まさかもうこれ以上新しい鬼が出てくるという事は流石にないと思うのだが……。)

あと、これも毎回書くのだが、
時透無一郎、甘露寺蜜璃2人の柱のその後は如何に―――。
こちらも気になって仕方がない。

それにしても―――いつも思うのだが、
この「鬼滅の刃」は、何が出るか分からない〝ビックリ箱〟のようだ!

鬼が出るか、蛇が出るか、それは開けてみてのお楽しみである。

さあ! 来週も読者みんなで「しっかり」と心の準備をして、
この素敵な〝ビックリ箱〟を思いっきり開けてみようではないか!

READY GO!

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