第247話、養子縁組シリーズの4回目です。
今回も先週同様、里親/養子縁組に関する説明が多くて、難しい話が続きますがそこはちょっとガマンでお願いします。
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今週は中学校での3者面談の場面からスタート。
リカちゃんの妊娠は学校の先生達にとっても衝撃的で、「この子のためにも周囲にバレないように休学させていただけないでしょうか」とお母さんの申し出通り、とりあえず出産が終わるまでは休学措置という事で決定。
リカちゃん本人は無言、無表情で気持ちは読み取れません。
まぁ学校としてはこの選択肢しかないか?て気がします。
一方、坂上さん夫婦は児童相談所を訪れ、職員から里親制度についての説明を受けます。
いよいよ真剣に養子縁組の件を考えて、動き始めました。
職員の方の説明を要約すると里親制度は過程で暮らせない子供為の制度で細かく4つの種類に分かれていて
1) 養育里親:子供が0~18歳の場合、子供が家に帰るまで、又は自立するまで養育する精度で、東京都の場合は、養親は原則25~65歳である事、などの条件あり。
2) 専門里親:3年以上の養育里親経験者か児童養護施設等の勤務経験者が、その経験を活かして障害のある子や、虐待を受けた子を育てる制度。
3) 親族里親:両親の死亡時などに祖父母などの親族が里親認定を受ける場合。
4) 養子縁組希望里親:実の親が養育していく見込みのない子供を我が子として迎え入れる精度。
養子と里親の違いは法的親子関係を結ぶかどうか?で養子縁組制度には普通と特別の2種類があるそです。
特別養子縁組の場合、子供との年齢差は45歳以下が望ましく、東京都のケースだと養親が25~50歳で経済的困窮者ではなく、犯罪歴がない場合に里親として認定されるが、認定までに1~2ヶ月程度かかる。
その間、研修や乳児院での実習や児童相談所職員による面接、調査があるとの事で、正直思っていたよりややこしいというか、しっかりしていると言うか。
なかなか面と向かって「犯罪歴ってないでですよね?」って聞かれる事もないだろから、面食らいますよね。
「こういう事って、実際に自分が当事者にならないとわからないものですね、と思いました。
ただ、これだけでは不十分で実際に子供と約6か月間同居した後、状況を見た上で
家庭裁判所も審査を経て、養子縁組が認められるそうなので、簡単に子供欲しい、って訳にもいかず、かなりの覚悟が要りそうです。
途中で気持ちが変わったり、離婚してしまう夫婦もいるので、って説明もなんかわかる気がします。
この他にも民間機関主導の特別養子縁組のケースがあり、平成30年4月以降営利目的での養子縁組を避けるため、届け出制から許可制に変更された、と説明を受けます。
一定の条件を満たし、都道府県の許可を受けた民間機関が児童相談所と連携しながら養子縁組をあっせんするそうで、各団体によって研修の内容や費用などもそれぞれ違うので、まずは家で相談してから里親申請を行うかどうか決める事を勧められます。
最後に、職員の方から里親制度とは子供を育てたい大人の為ではなく、子供が幸せになる為の制度です。
と制度の本質に関するコメントを頂いて帰宅の途につきます。
選択肢が多いのはいいけど、行政で一本化した方がわかりやすい?って気もしないではないですが。
まぁ自分たちで産むにしても、養親になるにしても子育ては大変って事なのかな、と考えさせられます。
場面変わって、ぺるそな病院。
リカちゃんは現在妊娠26週目で、お腹の赤ちゃんは順調に育っています。
今後について聞かれてもリカちゃんは相変わらず無言。
お母さんは産んだ後は特別養子縁組に出すと決め込んでいて、他人の意見には聞く耳なさそう。
周囲にもバレないように早く産んで全部忘れてしまえばいい、との態度にペルソナのスタッフも「母親にも少し問題があるかもね」と言う小松さんの意見に同調します。
リカちゃんは成績優秀でピアノもうまく、周囲の期待に応えなければ、の想いが強すぎた?
自分の本音を誰にも言えず、SNSだけが心の拠り所だった様子。
一人で悩んでつらくて怖かっただろうね、とリカちゃんの気持ちを慮るペルソナスタッフとメディカルソーシャルワーカーの会話が続きます。
病院からの帰り道、乳児院から聞こえるピアノの音に聞き入るリカちゃん。
隣を歩くお母さんは「ママにまかせておけば大丈夫だからね」
今日もまた散歩をする坂上さん夫妻。
すでに日課なのかな?
以前と同じく乳児院から聞こえるピアノの音に足を止める。
(弾いているのはサクラ)
聞きなれたピアノの音に親近感を持った夫妻は「ちょっと見学できるか聞いてみない?」
と旦那さん。
まずは身近な一歩から、ってところでしょうか。
今週はサクラが、子どもたちと楽しそうにピアノを弾いている場面でエンディング。
乳児院でリカちゃん母娘や坂上さん夫妻にはちあわせしてもベイビーって事まではバレないよね?
っとちょっと心配。