東京卍リベンジャーズ【ネタバレ】95話
妹の柴柚葉に背中を刺された黒龍(ブラックドラゴン)総長・柴大寿は平然としています。そして、振り向き様に柴柚葉を殴り飛ばします。背中に刺さったままの刃物を見てキレる柴大寿は、軽々と教会のベンチを投げ飛ばします。姉の柴柚葉が現れ、驚く柴八戒は花垣武道にしか話していないはずの、柴大寿を殺すという決意を柴柚葉に話したのは武道かと怒ります。
柚葉「オマエを助けに来た」
八戒「テメェ!柚葉に話したな!!?」
何のことか分からずキョトンとする武道を、花垣武道から聞いたんじゃないと柚葉が援護します。
柚葉「違う 花垣には何も聞いてない 稀咲鉄太に全部聞いた」
柴八戒がクリスマスの夜、一人になった柴大寿を狙うことを柴柚葉に教えたのは、稀咲鉄太でした。その言葉を聞き、元の世界でも稀咲鉄太が柴柚葉をけしかけて、柴八戒ではなく柚葉に柴大寿を殺させたのではないかと思い始めます。つまり、柚葉を止められなかった武道は、失敗したことになります。
武道「やべぇ止められなかった!!!」
無防備なところを刺された柴大寿は致命傷だと思い込む武道、未来を変えることはできなかったと焦ります。柴大寿は、服を脱ぎ傷口を確かめます。
大寿「しくじったな 柚葉」
花垣武道が柚葉に気がつき叫んだおかげで、一瞬早く動くことができ、致命傷を避けることができ、すでに傷口の血は止まっています。て、ことは武道が叫んだことによって、柴大寿が死なずにすんだ、つまり、柴八戒が稀咲鉄太に操られる未来が変わったのではないかと推測します。
大寿「お前らは血の繋がった兄を殺そうとした」
悲しいなと呟きながら怒りで狂暴な顔で、柴八戒と柚葉を睨みます。そんな柴大寿に怯むことなく反論する柚葉、柴大寿はいつも自分のことだけで、妹弟のことなどどうでもよく、家族という言葉で妹弟をずっと利用してきたと言います。
柚葉「アンタは悪魔だ」
そう、言い放った柚葉の顔面を思い切り打ち抜く柴大寿、柚葉は吹っ飛んでいきます。
驚くも動けない柴八戒、柴大寿の酷さにビビる花垣武道でした。
大寿「主よ なぜ神は私にばかりに試練を?」
涙を流しながら神に問う柴大寿の言葉は、妹を殺そうとする言葉でした。
大寿「なぜ私は愛する妹を殺めなければならないのですか?」
東京卍リベンジャーズ95話の感想
花垣武道の目的は、柴八戒の兄殺しを止めて未来を変えること、と、分かってはいるのですが、失敗した八戒の代わりに柴大寿を刺した柚葉に、よくやった!と思ってしまいました。しかし、事はそんなに単純ではなく、そもそも元の世界で柴大寿を殺したのは、八戒ではなく柚葉だったのではないかという疑念がわいてきます。
だとすれば、柚葉の行動で柴大寿が死んでしまうのは、未来を変えることの出来ない事態となってしまいます。しかし、結果的には致命傷にはならず、むしろ平然としていて、柚葉を殴ったあとに自分に刃物が刺さっていることに気がついている風でもありました。花垣武道が叫んだことによって避けることができたとはいえ、刃物を背中に刺されて平然としている柴大寿は、改めてバケモノだと感じました。それにしても男の花垣武道が、5割のチカラで殴られて意識朦朧としてしまう柴大寿のパンチを、女の子の柴柚葉が、モロに顔面に喰らっても大丈夫なのでしょうか・・・
花垣武道が叫んだことによって、柴大寿が死なずにすみ、未来が変わったのではないかという希望的な推測はどうなっているのか?未来よりもまず今、殺されかかっている柴柚葉を助けることはできるのでしょうか。