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火ノ丸相撲【ネタバレ】228話「冴ノ山という男」感想!

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両者がもつれ合いながら土俵の外へ落ちていった大一番は、大包平が勝利をつかみ取りました。しかし童子切は落ちるときに左足が軸になり捻って痛めてしまいます。刃皇は万全の状態であった童子切と戦うことを楽しみにしていたため怪我を負わせたことを許せなかったのです。大包平と刃皇は同じ部屋であるため、巡業でぶつかることはありませんが、同点トップの場合の優勝決定戦では同部屋対決もあり得ます。刃皇の取り組みの相手が冴ノ山であることを確認するとぞろぞろと帰ろうとしてしまいます。火の丸は今日の冴ノ山の様子を見てこの状況でもただ一人冷静でいる姿に良い相撲を取ることを直感します。後に冴ノ山はこの刃皇との相撲を振り返った時に「立ち会った瞬間に勝った」と感じたと言っていました。結びの一番である取り組みが始まります。

火ノ丸相撲【ネタバレ】 第228番 冴ノ山という男

 観客は誰しもがいつも通り刃皇が圧倒的に勝利をするという一番を予想していました。しかし今日の一番は立ち会いから圧倒的に冴ノ山が圧倒します。彼は中学を卒業と同時に柴木山部屋へ入門をしました。それまでは全く相撲の経験はなく、野球に打ち込んでいてエースで4番を務めていました。その体躯に惚れ込んで毎週のように勧誘に来る柴木山親方の熱意とある日に見た大相撲の新鮮さに胸を打たれ、入門を決意しました。好奇心が旺盛でその時に見た横綱の姿が目に焼き付いて離れませんでした。柴木山部屋の稽古は厳しく、毎日ご飯とおかずを5杯食べても体重が減るほどでしたが元々の身体の強さと器用さ、勉強熱心さで順調に番付を上げていき19歳の頃には十両へと昇進し、今の四股名である冴ノ山へと改めました。この頃はまだ周囲の期待も大きかったのですが幕内上位の壁は想像以上に厚く、怪我も相まって中位~下位での足踏みが続いていました。日本人力士のふがいなさは大相撲への人気の低迷へつながり今の「国宝」たちに夢を託していました。そんな薄れていく期待への苛立ちと焦りを感じていたときに後に兄弟弟子となる鬼丸と出会いました。最初は現役の関取に向かって引き下がらない姿勢と覚悟を露わにした鬼丸にムカつきもありました。しかし彼を知っていく内にその言葉の中にある覚悟が決して軽いものではないことを知りました。かれが柴木山部屋で2人目の関取となるまで長い時間はかからず、弟弟子の昇進が嬉しくもありましたが、同時に対等以上に渡り合い同じ頂点を目指す存在としては脅威でもありました。そして自分と国宝たちとの違いが何か分かりませんでした。冴ノ山はここ一番での勝負に勝てず童子切や草薙にあっさりと番付を抜かされていき鬼丸にも抜かれようとした矢先に、彼が怪我をしてしまったのです。かける言葉も見つからないほどでしたが他の力士が相撲を取るのを見てゆっくり黙々と地面がえぐれるほどに四股を踏みづける姿に心の強さを感じていました。対して冴ノ山はゲン担ぎと言った運にすがっていました。そういう姿勢が心の弱さであったため、鬼丸の姿を見てそれをやめました。彼の前では強い兄弟子になって土俵場で待つことがすべきことでした。そのためには巡業では積極的に大関や横綱の胸を借り、相手が嫌と言うまで出稽古も続けました。苦手が得意に、自信につながるまで。そして6日目の夜に鬼丸の対戦相手である御手杵の対策を考えているときに、鬼丸は冴ノ山の心配をします。彼は自信満々にその心配を払拭するのでした。
 そして子の取り組みで一気に刃皇を土俵際に追い込みます。彼の中では様々な刃皇が裁判席に立ち冴ノ山を罵倒します。それに対し本当に欲しいものは他のものを手放していく内に横綱以外にないことを自覚しました。昨日の黒星をバネに集中力を高めた冴ノ山に対して相手を見ようともせずに乱れきった心で土俵に上がった刃皇とではその時点で勝負が決まっていたのです。

火ノ丸相撲228話の感想!

結びの一番は誰もが圧倒的に刃皇が勝つと思っていましたが、より集中力を高め自分の相撲を貫いた冴ノ山に軍配が上がりました。これで全勝の力士は大包平に一人となりました。周囲の期待などに踊らされずに、自分が横綱になるという強い信念と心を持ち合わせたことによって勝利をつかみ取りました。しかしこの一番によって刃皇が本気で優勝を狙いに来ることは間違いありません。これから始まる後半戦に他の力士たちはどのように立ち向かっていくのは必見です!自分が強い兄になるという決心だけではなく、鬼丸にも強くなってほしいという弟思いの一面も見られました。怪我をした天王寺など成績上位の力士たちが次々に敗れていく中、中位以下の力士たちはどのように勝負を展開していくのでしょうか!?

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