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約束のネバーランド【ネタバレ】第123話「大事な選択」感想!

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約束のネバーランド【ネタバレ】123話

鬼を殺したくはないし、仲間も食べられたくはない。
しかしどうすればいいかがわからないとエマは訴える。

が・・・自分にもわからない!とレイは答える。

この状況ではどうしようもないが、大事なのは「本音」を抑えつけない事。
そして、自分とトコトン向き合う事だとレイは諭す。

暫く話し合った後、レイはエマにもう一度真意を問い直す。

すると————————
「絶滅は嫌で争わない選択肢を探したい」とうエマの心は変わらないのであった。

それを聞いたレイはすぐにノーマンに相談する事を提案し、
2人でノーマンの部屋へと赴く。

が・・・・ノーマンは不在で、そこにはノーマンの仲間達がいた。
出直そうとする二人だったが、彼らに座るように誘われ、
エマとレイは戸惑いながらも部屋に残るのであった———————————。

 

 

まっさらな考え

「私は鬼を殺したくない。でも仲間も絶対に食べられたくない。
私どうすればいいかわからない。」 エマはレイに訴える。

「俺にもわからん。」

「・・・え?」 エマの目が点になる。

「農園を潰しても、約束を結び直しても鬼は滅びる。
〝七つの壁〟も詰んでるんだ。

かといって〝人間界〟に逃げても
鬼に追われるか戦争になって、もっと人が死ぬ。

〝鬼〟にとって人間が必要不可欠な食糧だと分かった今・・・
全食用児を救いたいなら〝ノーマンの方法〟しかない。」

レイはエマの肩をポンと叩く。

「もうどうしょうもないんじゃね?」

ええ~~~!?
レイの答にエマの開いた口が塞がらない・・・。

「えっ? 待って? わかんない?」とエマ。
「じゃあ何で私の気持ちを聞いたの?
レイには何か解決策があるんじゃないの?」   「ない。」

「アドバイスは?」
「批判は?」                  「ない。」

「じゃあ私が頑張って埋めた本音を掘り起こさなくてもいいじゃん!」エマは叫ぶ!

「でもすにぐ出てきた。」とレイ。
「エマが埋めた本音はすぐにこうやって出てきたじゃん。」

「なあエマ、諦めきれないんだろ?」

「そういうのって・・・この先何倍にも膨れ上がっていずれは爆発するぞ!
しかもエマの場合は一番面倒なタイミングで爆発して暴走するんだよ!」

「うっ・・・!」 エマは言葉が出てこない。

「だからエマが納得してねぇんならトコトン向き合った方がいい。
このままだと絶対に後悔するぞ。
俺は〝絶滅〟の選択肢でも納得できる。
けど、エマは違う。
こんなままで心にしまい込んじゃダメなんだ。」

「心をまっさらにして考えてみろ。」
レイの瞳がエマを射貫く。

「エマ、お前は一体何がしたい?」

「鬼の絶滅は絶対に嫌、争わない選択肢(みち)を探したい。」
エマはレイをしっかりと見返して言うのであった―————————。

レイのつっけんどんな物言いがエマの心を揺さぶる。
が、それは決して悪い意味ではない。

「迷路」を彷徨うエマの心を程よく揺さぶり、
エマ自身に〝良い刺激〟を与えることで迷路を破壊して、
自分と向き合わせたのだ。

これぞレイ式カウンセリング!

レイはもしかしたら優秀な精神科医になっていたかもしれない!

 

 

ノーマンに話そう!

エマの心はまだ晴れてはいなかった。

「私の望んでいる事は方法もないし・・・みんなが望んでるわけでもない。」
へたに動けばみんなを危険にする可能性もある。
もう絶対に仲間を失いたくはない。

そう思うと―————―——

〝どうするのがいいのか?〟がわからなくなる。

「じゃあノーマンに話に行こう。」レイが突然言う!

「えつ! ノーマンに!? こんなに困ったままなのに!?」 エマは驚く。

「迷っているからこそ聞きに行くんだ。お前が爆発してからじゃ遅いんだ。」

「それに他でもないノーマンだぞ。」とレイ。
「信頼し合える仲間なら、尚更肚を割って話さねぇとな。
アイツは昔から俺達の〝特別〟・・・だろう?」

「うん!」 エマは頷く。

「俺達がここで話してても平行線だけど
ノーマンには見えるモノがきっとあるはずだ!」

「例えば?」

「まずは具体的な作戦。
作戦次第じゃ戦争になる可能性も0じゃない。
それもノーマンに確かめておくべきだ。」

「それに・・・俺達としては気になる事があるだろ?」
レイは意味ありげにエマに問いかけるのであった————————————。

レイがエマに提示した新たな突破口。
それは〝ノーマンに相談してみる〟だった!!
なるほど、言われてみれば確かにこれが現時点ではベストなのかもしれない。

ノーマンなら「エマの本音」を違う角度から考え、
さらに違うか角度から答えを導きだす事も可能かもしれない!

なにせエマやレイにとってノーマンは本当に〝特別〟な存在なのだから・・・・・!!
いやがうえでも期待は高まるのである。

 

 

ソンジュとムジカの謎

「ソンジュとムジカ・・・」エマは閃く。

「そう、あの二人は人間を食べてはいない。」

「おかしいよね。」エマが疑問を投げる。

「鬼は〝人間を食べ続けなければ姿も知能も保てない〟
けど、ソンジュ達は人型で知能も高かった。」

「それに〝食べたモノの形質を受け継ぐ〟のであれば―————————
あの二人、鳥や魚を食べても何も変化はなかったよな。」レイが言葉を継ぐ。

「これってどういうことなのかな?」とエマ。
「食べてから変化するまでにすごく時間がかかるとか?」

「イヤ、それでも人は食べていないのに人型はおかしいだろ?」レイが答える。

「考えられるのは・・・ソンジュとムジカ、二人が嘘を吐いているのか?」
「もしくは人を食べなくても
姿と知能を保持できる〝例外〟だからか?」レイが呟く。

(エマの脳裡にムジカの愛らしい顔が浮かぶ)

「もしみんながムジカ達みたいな鬼だったら・・・
共存できる道もあるかもしれないのに・・・」

「ねえレイ、ノーマンはムジカみたいな鬼がいるって知ってるかな?」

「どうだろう? けど知らなかったらヤバイよな。」

「え?」エマは訝る。

「だってそうだろ? 早く知らせねぇと・・・」
「ムジカ達が形質を保持できる〝例外〟だって仮定が正しいとして、
その〝例外〟がどれくらいいるのか?
もしたくさんいて、そいつらが単に人間を食いたいだけの鬼だったら・・・・?」

「あ!」 エマはレイが言わんとする事に気付く。

「もしそうだとすると農園を潰しても〝例外〟達は退化しない。
それどころか人間の脅威(てき)のままだ!」レイが叫ぶ!

そんな・・・もしこの仮説が本当なら・・・・
「ノーマンの作戦」が土台から崩れてしまう・・・
エマの目に困惑が広がる。

「逆にもしノーマンが知っていたら・・・
なぜ〝例外〟がいるのかを聞けるかもしれない。」
「そしてこの事が何かのヒントになって・・・
鬼と人とが共存できる方法が見つかるかもな・・・」

「レイ・・・! それって!」エマは笑顔になる。

「けど・・・事がデカくなってからじゃダメなんだ。」
「今すぐノーマンへ相談しよう!」レイが一歩踏み出す。

「——————けど、俺は鬼との共存は無理だと思う。」
「この前・・・お前を食おうとした連中・・・それが鬼だ。」

「だがソンジュとムジカに恩がある事も確かだ。」

「エマの好きに選べ、俺も手は貸す。どんな選択でもエマなら大丈夫だ。」
レイの顔に笑顔が浮かぶ。

「『無理でもやる』はエマの得意分野だろ!
なら、後悔しねぇ未来を作ろうぜ!」

「ありがとうレイ! なんかスッキリした!」

「早えぇよ!」レイが突っ込む。

悔いのないように全部話そう
そして決めよう
心からの選択(みらい)を—————————

エマはレイと共にノーマンの部屋を訪れるのであった―———————————。

ここで一つの大きな疑問が投げかけられる。
「ソンジュとムジカの存在」である。

〝彼らは鬼でも人を食べない〟
とすると、なぜ型と知性を保っていられるのか?

そこでレイが仮説を提示する。
1.ソンジュ達が嘘をついている。
2.ソンジュ達が〝例外〟である。

1は可能性が低いので、2の〝例外〟が俄然信憑性を帯びてくる。
が、実はもう一つ仮説を組み立てられる事にあなたは気付いたろうか?

それは―——————
3.「鬼は人間を食べないと維持できない」という情報自体が―—————
〝嘘〟であった場合である。

この時、ノーマンがこの情報を本物と信じているなら
彼に情報を吹き込んだ者が何らかの「作為」を企んでいるに違いなく、

もしノーマンが〝嘘〟と知っていたら、
彼自身が何らかの作為を持って秘密裡に動いている事になる。

どちらにしろノーマン周辺がきな臭いことに変わりはなく、

そう考えると————————

かなり大きな「影の力」が闇で跋扈し、
鬼と食用児全てを巻き込んだ大がかりな陰謀が画策され、
ノーマンも利用されている可能性が示唆されるのである。

この考えが・・・ただの妄想である事を祈りながら次へと進もう。

 

 

ノーマンの部屋にて

コンコン! ガチャ。
エマは軽くノックしてドアを開ける。

と! 中に入ったエマとレイが見たのは―———————
大柄で粗野な感じがする三人の男女だった。

二人の目の前のソファーに座り、
中央の机に両脚を投げ出して書類に見入る短髪の男性。

男のすぐ後ろ、ノーマンのデスクの上で足を組み、
長髪をポニーテールにし、手に持った大きな肉に齧りついている女性。

そして部屋の一番後ろには・・・・・
タブレットを持ったスキンヘッドのメガネ男ヴィンセントが
ノーマンの椅子の傍で直立していた。

「誰?」女性が訊いてくる。

「初めましてレイです。」
「エマです! グレイス=フィールドから来ました。」

「これ食う?」
女性は食べかけの肉の塊を二人に差し出す。

「え、いや・・・」「今は大丈夫です。」 二人はたじろぐ。

「あのぉ・・・ノー・・・ボスはどこですか?」エマが訊く。

「ボスなら緊急の用で外出中だよ。」と短髪男。

「じゃあまた出直します。」 引き返そうとした二人に———————

「いや、ちょっと待って! お茶でも飲んでいこうぜ!」
「俺達ちょっと君達にキョーミがあんのよ!」
「君らグレイス=フィールドのお坊ちゃん達にね!」

エマとレイは目の前の三人に
半ば強引にソファーに座らされるのであった——————————。

訪ねた部屋にノーマンはおらず、代わりにノーマンの仲間が登場する。

短髪男も肉を齧る女性も、そして眼光鋭いヴィンセントも・・・
みんな一癖も二癖もありそうな怪し輩たちで・・・・

これから先、彼等が如何にエマやレイ達に絡んで来るのか?
そして彼等は本当に真の仲間となるのか?
それらはおいおい明らかになって行くというもの。

が、お願いだから「仲間割れ」だけは、くれぐれも止めてもらいたいものだ。

 

 

約束のネバーランド123話の感想

今回も前回と同様に、
エマとレイの「対話」が物語の殆どを占める。

だが前回と違うのは―——————
レイの言葉の端々に、エマへの「優しさ」と「いたわり」と「愛」が、
見え隠れしていることだろう。

レイが発する全ての言葉が、
エマの心に深く突き刺さり、
エマの「本音」を自分の力で引き出させ、
もう一度エマ自身に再認識させ、
新しい打開策「ノーマンに話す」を提示し、
元気づけ、安心させ、
エマが〝新たな一歩〟を踏み出す手助けをするのだ!

全ては「心の迷路」に迷い込み、思い詰めたエマが爆発・暴走しないための
レイによる心理カウンセリングを兼ねた問答になっているのである。

これだけの事をこの短時間でやってのけるレイって―———————
ホント凄すぎる。こんなにカッコイイ男はそうはいない。

さすが彼がこの物語の「影の主役」と言われる所以である。 脱帽。

さて、来週。
新たな仲間達との交流は上手くいくのか?
エマはノーマンに本心を話すことができ、
新たな未来への道が開けるのであろうか?
そして「ソンジュとムジカの謎」は解けるのだろうか?

物語の将来を決める重要事項があり過ぎて、
これからも一瞬たりとも目が離せない。

そして、今回は「心の迷路」から無事脱出できたエマだが、
これからもエマがこの迷路に落ち込む事が無いように読者は祈るばかりである。

では今回はレイのこの言葉で最後を締め括ろう。

好きに選べ! 私達読者も肩を貸す! どんな選択でもエマなら大丈夫!!

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