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約束のネバーランド【ネタバレ】第128話「決めた」感想!

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約束のネバーランド【ネタバレ】128話

「鬼を絶滅させなければ笑える未来はない。」と断言したノーマン。
その意見の正しさに反論できないエマ。
が、それでも殺戮は正しくないと必死で主張する。

〝鬼の絶滅〟を絶対に避けたいエマは、
双方が生き残れる僅かな可能性がある方法をノーマンに提案する。

それは―——————―——
王と五摂家を倒し、その血を全ての鬼に与えて人間を食べなくても退化しない体にし、
それと同時に〝七つの壁〟に行き、鬼の神と〝約束〟を結び直す。
そして農園全てを解放し、食用児全員で〝人間の世界〟へ逃げのびる。
  —―————————という〝方法〟であった。

そしてエマは自ら〝七つの壁〟へ行くことを志願する。

ノーマンは王と五摂家を殺す前に
エマが戻って来たら彼女の〝計画〟を考えてみると約束する。

新たな選択(みち)、新たなたな未来と希望、
そしてみんなの輝く笑顔のために・・・・
エマとレイは全てを賭けた最後の旅に出ることを決意するのであった—————————。

 

 

笑えない未来

「鬼を絶滅させなければ家族で笑える未来はない!」
ノーマンはエマにそう断言する。

「確かにノーマンは正しい。」エマは苦し気に言う。

それが・・・
鬼の全滅が・・・
最も安全で確実に全食用児を救える方法・・・

「でもそれは全部〝確率だけの正しさ〟でしょ!」
エマは諦めきれなかった。

「正しいって何?
確実なこと? 効率的なこと?
―—————物事ってそれだけじゃないよね?」

(エマは必死に反論を試みる。)

「敵だからって・・・罪のない子供達まで殺戮して根絶やしにするなんて・・・
私にはどうしてもそれが正しいとは思えない!!
〝絶滅〟って重いよ! 殺すって重いよ!」
エマは両腕を広げてノーマンに力説する。

「なにも殺さなくてもいいじゃない!
殺さないという選択もちゃんとあるじゃない!
『人間の世界が安全で受け入れてもらえるかわからない』・・・
それもその通りだけど・・・
可能性は0じゃない!
危険でも・・・
たとえわずかでも・・・
人間も鬼も双方が死なずに生き残る方法があるのなら―——————
その道に賭けて進もうよ!」

(エマの魂の訴えは続く。)

「そうやって信じてやって来たからこそ今があるんでしょう?
〝確率〟だけで選んでいたら・・・
私達は脱獄していないし、弟妹達もここにはいない。

だから私は鬼を滅ぼしたくはない・・・
少なくとも・・・
友達(ムジカ)を殺さなきゃ生きられない未来なら・・・・
私はもうきっと笑えない・・・。」

エマは哀しい瞳でそう言葉を終わらせるのであった———————————。

 

 

ノーマンの〝計画〟はどう考えても完璧で反論の余地がない。
が、「それは全部〝確率〟の正しさでしかない!」とエマは言い切るのだ!

確かにこの世の中、〝確率〟が正しいと全てオッケイな部分があるのだが・・・
果たしてそれだけで回っているだろうか?

その答えは「否」である。
確率の正しさ、高さ以上のものが・・・・この世には確かに存在する。

エマが例を挙げたように、もし確立だけに頼っていたなら
そもそも脱獄も、この物語もなかったことになってしまうではないか!

では〝誰もが死なずに生き残る選択〟は本当にあるのだろうか?
それを考えながら次へと読み進めていこう。

 

 

エマの新たな〝計画〟!!

「あくまで〝絶滅〟は避けようというの?」
ノーマンがエマに尋ねる。

「うん!」エマの意志は変わらない。

「もうギーランと手を結んでしまったんだ。
今さら計画を撤回は出来ないんだよ。」

「それはわかってる。」
エマは話し続ける。

「王と五摂家を打倒するまではそのままでいい。 あと、農園の解放も。
でもそこで王達を殺してしまわないで。
1.その王達の血で〝人を食べなくてもいい鬼〟を増やす。
2.それと同時に〝七つの壁〟へ行って「鬼の神」と〝約束〟を結び直す。
3.全ての鬼を退化しない体に変えて、全ての農園を失くしたら―————————―
4.私達全員は〝人間の世界〟へ逃げられる算段をつけて、
全ての食用児が〝人間の世界〟に渡れるようにするの。」

「夢物語だね。」
エマの〝計画〟を聞いたノーマンが冷たく言う。
「百歩譲って〝人間の世界〟どうこうは良しとしよう。
でも〝七つの壁〟が終始不確定過ぎる。

そして〝七つの壁〟の向こうに―———————
全ての鬼の頂点である〝鬼の神〟がいるとは言われているが・・・

〝七つの壁〟・・・そんな場所なんてこの世界のどこにもない。
ラートリー家にすら資料一つ残っていない伝承なんだ。
全くの謎だらけで―———————
そんな場所を・・・エマは何を根拠に・・・?」

「知ってるよ!」エマがキッパリと言う。

「〝七つの壁〟への行き方はこの1年半でちゃんと突き止めた。
必要なものも全部集めたもの。
後は条件さえ揃えば、もういつでも行けるよ!!」

「突き止めた?」ノーマンは素直に驚く。

「うん!」エマは続ける。
「でも確かにまだわかっていないこともたくさんある。
本当にそこまで行けるのか?
行った先には何があるのか?
ちゃんと辿り着けたとしても〝約束〟を結び直せるのか?

そう、〝七つの壁〟はまさに謎だらけ・・・・
それがわかんなきゃダメだって言うなら私が行って確かめてくるよ!」

「は?」 エマの言葉にノーマンが戸惑う。

「うん! 私が行って全部確かめてくるから!」
エマは両手でノーマンの手を握る。
「ちゃんと〝約束〟を結び直せて戻って来れたら・・・・
〝絶滅計画〟を考え直してね!」

「えっ・・・待って。 いつそんな話に・・・・?」
ノーマンは困惑する。
「ていうか『戻って来れたら』って・・・」

ここでレイが説明を始める。
「現状でわかっているリスクは2つ。
まず一つは入り口はわかっているけど出口は知らないこと、
そして二つ目はそこに入った者は基本帰って来られないらしいということ。」

「はあ―———!?」ノーマンが叫ぶ!
「何だソレ! リスクだらけじゃないか!!」

「でも行かなきゃ〝絶滅〟でしょ?」とエマ。

「大丈夫! 元々そこへは行くつもりだったし、
1000年前に初代ラートリーは戻って来れてるんだから・・・
帰ってくる方法は必ずあるだろうし、それを見つけるよ!

それに―————————
鬼を絶滅させたくないのは私だし、
そのくらい自分で背負って確かめてくるよ!」 エマは笑顔で言う。

「そのくらいって・・・」ノーマンがたじろぐ。

「?だって『そのくらい』でしょ?
私に比べればノーマンの方がもっといろんなものを背負ってる・・・
一人で全部を・・・神様みたいにね。」

「だから・・・・ねぇ、ノーマン。」
エマはノーマンを優しくハグする―————————。

「神様になんかならなくていいんだよ。」

ノーマンの心をエマの「優しい言葉」がそっと包み込むのだった―—————————。

 

 

おぉ! 凄い!!?
人間と鬼、双方が生き残る方法はちゃんと存在した!!

イヤ~ それにしてもエマはこの方法をよく考えついたものだ。
確かにノーマンが言うようにこの方法が成功する確率は限りなく低い。
が! もし成功すればこれが一番ベストなのは間違いない!

そして感動的なのは、
エマがノーマンの心の重荷や苦しみをちゃんと見抜いていたこと!
エマはノーマンを優しくハグし、
そしてそっと彼に囁く・・・「神様になんかならなくていい」と・・・。

エマらしい、なんて慈愛と癒しに満ちた言葉だろう。
久し振りに読者の「心」は溶かされて・・・胸の中は優しさでいっぱいだ。

 

 

そしてチャンスは訪れる

そのままエマは話し続ける。
「ノーマンはどうなの? 辛くはないの?」
それとも心から鬼を絶滅させたいの? 鬼を殺すとスカッとするの?
ノーマンも全部話してよ・・・・。」

(抱きしめるエマの両手に力が入る。)

「また一人で全部背負って遠くへ行っちゃうのなんてやだよ!」

エマの心には―———————―—
グレイス=フィールドから
たった一人で出荷されて行くノーマンの寂しそうなうしろ姿がフラッシュバックする。

そしてノーマンの目に、
今までにはなかった感情が見え隠れする―————————。

エマ・・・
レイ・・・
僕は・・・
ボクは・・・・・

スッ  ノーマンはエマの両手を体から離す。

エマの顔にみるみる不安が生まれる。

「やだなァ、僕はもうどこにも行かないよ。」
ノーマンがにこやかに言う。

「エマの考えはよく分かった。でも僕の考えも変わらない。
この計画を止める気はない。
ましてや遅らせる気も待つ気もない。

エマがどうしても〝絶滅〟を止めたくてそのために行くと言うならば―——————————
僕が王家・五摂家を殺す前に戻って来るんだ。

そして今この時点では〝絶滅〟を止める確約もしない。
それはエマが戻ったその時に考えよう。」

「うん! わかった。ありがとう!」
エマの顔に希望の光が漲る。
「それで十分だよ!」

「レイ。」ノーマンが呼びかける。

「ああ勿論俺も行く。」
レイはスクッと立ち上がる。「任せろ。」

「二人とも必ず無事に戻ってきてね。」とノーマン。

「うん!」 エマとレイが声を揃えて言う。

そして再び3人は輪になって〝固い絆〟を確かめ合うのだった。

 

 

よかった~~!! やったねエマ!!
〝ノーマンの計画〟はそのまま実行されるが・・・
王と五摂家を彼が殺す前にエマが戻ってくれば、
〝絶滅〟についてを考え直してもいいとノーマンと約束することができたのだ!

これはエマにとっては大きな進展だ!
大きなチャンスである!

エマがこの〝約束の旅〟に成功すれば、
エマが望む〝笑顔溢れる世界〟を作ることへ
ほんの一歩だが、前へと踏み出す事ができるのだ!

3人が輪になって交わす〝親愛の情〟が永遠に続くことを―————————
全国の読者は切に願うばかりである。

 

 

もう迷わない!

―———————その後、
ノーマンと別れた2人は廊下を歩いていた。

「レイ。」とエマ。

「なんだ?」レイが答える。

「私決めた。」エマが毅然と言い切る。
「私はもう迷わない!」

「ノーマンに殺戮なんかさせない。
絶対に〝別の選択(みち)〟を見つけ出そう。
もう二度とノーマンを一人で行かせたりしない・・・!!」

「おう!」

エマとレイ、二人の瞳は、
遥か前に輝く未来を見据えているのであった—————————————。

 

 

エマとレイ、2人の行くべき道が決まった!

「ノーマンに殺戮なんかさせない。
もう二度とノーマンを行かせたりはしない。」
このエマのセリフが全てを物語っている。

殺しを失くす、そして誰も失わない!
エマはこの信念のもと〝七つの壁〟へ、レイと旅立つのだ。

さて、このあとの旅の行く末が気になるところなのだが・・・・
それは来週ということである。

 

 

約束のネバーランド128話の感想

今週の「約束のネバーランド」は
〝ノーマンとの議論〟の完結編である。

思えば―—————————
エマはノーマンのアジトに到着してから
ずっと心が沈みっぱなし・・・・落ち込みっぱなしであった。

それはある意味〝エマの心の死〟を象徴するものでもあったろう。

特にノーマンの〝鬼の絶滅計画〟を聞かされてからは・・・
エマの心は不安と絶望と恐怖の塊となり、
その彼女の悲痛な表情は・・・読者の心をどん底へと落ち込ませたのである。

が! それももう今回でオサラバである! やったね!

エマの心は見事に再生し、新たに飛躍したのである!!

そう! 成功するかどうかは分からないが
エマが納得できる〝皆が幸せになれる方法〟を見つけたのだ!!

そして〝七つの壁〟への最後の旅が
エマにとっての希望の旅へと繋がっていくのである!!

絶対に大丈夫!!
今回もきっとうまくいく!!

心強い味方のレイもいる!

エマはきっと〝七つの壁〟から無事に帰還し、
この世界をより良く「変革」してくれるはずである!!

いや、エマは 「変革」するために生まれてきたに違いない!!

私はエマがそんな〝運命の少女〟だと―————―——
今までも、そしてこれからもずっと信じて疑わない!!

エマは人間と鬼を繋ぐ唯一無二の〝虹の架け橋〟なのである!!

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