ブラッククローバー【ネタバレ】174話「飛来」
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城門前でジャックと戦っていたエルフは、自らを硬化させジャックの攻撃を跳ね返そうとするが、ジャックの断裂魔法”デスサイズ”は防御できずに、斬られてしまう。
エルフはもう一人いたが、ジャックに仲間を斬られて、驚きとともに人間があんな魔法を使うのかと呆然としていた。
すると、ヤミがエルフの背後に回り込み、闇魔法”闇纏・無明峰打ち”を喰らわせた。
今度はジャックとヤミの後ろから攻撃を仕掛けようとしたエルフだったが、ヤミがフィンラルと叫んだ瞬間、二人はフィンラルの空間魔法に包まれ、消えてしまった。
動揺したエルフだったが、空間魔法でエルフ達の背後に移動したヤミとジャックが、峰打ちでエルフ達を気絶させた。
フィンラルは「さすがです」と二人を褒めると、逆に「このオレをサポートするとはなかなかやるじゃねーか」と怖い顔に笑顔を浮かべながら言った。
するとヤミも「オイ、そいつはオレのアッシーくんだぞ」と、ジャックを睨みつけた。
「カタイこと言わず俺にも貸せよ」と言うジャックに対して、「誰が貸すか、縦長マン」とヤミも突きかかる。
二人の仲裁をしていたフィンラルが、空を見て「あれは!!」と何かを見つけた。
その頃、クローバー城シルヴァ邸で、エルフ達による貴族襲撃が実行されていた。
羅針盤魔法を操るエルフが貴族たちに歩みを進めると、「何をしている!オマエ達魔法騎士団は我々上流階級の人間を守るために…」と言おうとするが、全て言い終わる前に針で
貫かれてしまった。
それを見ていた貴族もエルフの実力に怯えていたが、傍に使用人がいるのを見つけ、その使用人を盾にして逃げようとしていた。
しかし、エルフの魔法で操られた針は男だけを貫いていた。
「身代わりなんて無駄よ。針は指示した者だけをねらう」と真顔で言っていたが、針は使用人を貫いていた。
するとエルフは無表情で「どの道全員殺すからあまり関係なかったわ」と言い放った。
また場面は変わり、傷を負っているソリドがベッドに座っていた。
「ノエルのヤロー。絶対に許さねぇからなぁ!!」と手を震わせながら言っていたが、傍にいたネブラが「ノエルに巻けるなんて情けない」とソリドを笑っていた。
ネブラが外の騒ぎに気付いた時には、扉が壊され、羅針盤を操るエルフが近づいてきた。
急な来訪にイラついたソリドだったが、エルフは「この魔力…有力な王族ね…。穢れた一族の末裔…あなた達を殺しに来たのよ」と言い放つ。
すると、ネブラが魔導書を開き、霧魔法“霧元分身”を発動させたが、エルフも羅針盤魔法“順わぬ指針”を発動させ、針でネブラを貫いてしまった。
それを見ていたソリドが怒り狂い「貴様ァァ!!こんなことをしてタダで済むと思うなよぉ!?」とエルフを怒鳴りつけた。
すると、顔色を変えずにエルフが「王族のクセにわからないのかしら。人間は今から滅びるのよ」と淡々と言い放つ。
場面は変わり、再びヤミ達のいる城門前に戻る。
先ほどフィンラルが見つけたのは、リヒト達が乗っている浮遊魔宮だった。
それを見てジャックは「なんかとんでもねーのがいやがんなぁ!?こりゃ更に面白くなってきやがったぜェ!」と言うが、ジャックとは反対にフィンラルは敵が増えてしまった
事に対して焦っていた。
ヤミも「でっけー岩の塊なんざお呼びじゃねーんですけど」と面倒そうに言っていたが、「ただキレーな鳥さんも来たぜ!」と敵だけではないと言い放つ。
そこにはノゼル達を乗せた鳥がこちらに向かってきていた。
「城は絶対に落とさせん!」と意気込むノゼル。
ヤミはノゼル達を見ながら「お帰りなさいませ、王族さんたちよぉ」と笑みを浮かべていた。
ブラッククローバー174話感想
今回はフィンラルの活躍がすごかったなと言う印象を受けました。
前回はエルフとの戦いで負傷した王城騎士隊の人を安全な場所に移動させたりしていて、戦闘には参加せずにいたフィンラルでしたが、今回はすごいなと素直に感動してしまう
ほどの活躍でした。
ヤミの、フィンラルがそろそろ見えてきていると見極めて合図を送ったのも、さすがだなと感心しました。
基本的に面倒くさがりではありますが、しっかりと周りを見ているという一面も持っているんだなと、改めて思いました。
フィンラルの空間魔法はジャック団長も認めて褒めていましたが、すぐさまヤミ団長も「オレのアッシーくんだぞ」と言い返していたのは笑えました。
その後、貸すか貸さないかで二人が揉めていましたが、エルフ達は倒したとは言え、そんな下らない事で言い争っている団長達に思わず吹き出してしまいました。
また城の中では羅針盤魔法を操るエルフが、羅針盤の針で貴族たちを次々と貫いていたのは、衝撃的でした。
また、ノゼルの妹であるネブラとの戦いは意外にもあっけなかったなと言う印象でした。
エルフなので強いという事を城にいたネブラ達は分かっていなかった状態で多少の油断はあったのでしょうが、それにしても圧倒的だったなと思います。
エルフ達が乗っている魔宮を見つけた時のフェンリルの反応は予想通り焦っていましたね。
敵のアジトがこちらに向かってきているので当然ではあるのでしょうが、焦り過ぎていて少し可愛く思ってしまいました。
そこでもヤミは冷静にその前方にいたノゼル達を発見していたのには感心させられました。
「おかえりなさいませ」と言って笑みを浮かべていたヤミの顔が、とても印象に残っています。
これからの戦いを一緒に戦う仲間たちの帰還を歓迎しているような、またこれからの戦いを思い浮かべて笑っていたのか分からないですが、とても穏やかな笑顔だったなと
思いました。
ブラッククローバー175話考察
今回、リヒト達が乗る魔宮とノゼル達が城門の前に集結しました。
これでエルフ達は集結したと言えるでしょう。
リヒト達の乗っている魔宮には団長クラスのエルフ達も勢揃いですから、これからの戦闘も激しさを増していく事が予想できます。
また魔法騎士団も、ノゼル達が合流したことによって、戦力はアップしたと思いますが、まだ勢揃いとまでは言っていないのが現状だと思います。
ユノやアスタもまだ合流できていないのも気掛かりですが、ノゼル達と別れて行動しているので合流するにはもう少し時間がかかるのかなと思います。
また王城にはネブラやソリドもエルフ達の襲撃にあっているので、ノゼル達が兄妹が力を合わせて助けに行くのかも注目しておきたいと思います。
今後の展開も楽しみにしています。