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単行本 週刊少年ジャンプ

【約ネバ考察】アンドリューはどこまでもエマを追い詰める・・・

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今、「約束のネバーランド」は急転直下の展開を迎えている。
突然のアンドリューの急襲と待ち伏せ。エマ達のシェルターからの脱出。
ユウゴとルーカスの意を決したシェルターでの戦闘、傷付く2人————そして大爆発!!

この怒涛の流れの中で、一つの疑問が浮かび上がる。それは———————
〝なぜ、エマ達の秘密のシェルターはアンドリューに見つかってしまったのか?〟

エマ達は極力自分たちの痕跡を残さないように細心の注意を払い続けていたはずだ。
そしてシェルターを作ったミネルヴァさんもとうの昔にもうこの世のヒトではない。

ではなぜアンドリューは〝秘密のシェルター〟を見つけることができたのだろうか?

今回はこの一つの疑問にスポットを当てて考察していきたいと思う。

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[アンドリューの足跡]

ではなぜアンドリューがエマ達のシェルターを知り得ることができたのか?
それを誌面の中から探りだしてみよう。

アンドリューがエマ達の居所を知るための一番確実な方法は————————
それは彼女の事を知る人物に直接聞くことである。

その人物とは、エマ達がグレイス=フィールド農園を脱出した後、必ず迎えに来ると約束し、
エマを信じ、エマの全ての計画を知る唯一の人間、「フィル」である。

「2年以内に絶対に迎えにくる。」エマのこの言葉を信じて後に残った幼いフィル。
彼はエマ達の脱走後、違う孤児院に移されていた。

新しい仲間と打ち解けて笑顔で明るく過ごすフィル。 だがそれは表向きの顔で・・・・・
彼の心の中は常に孤独で、早くエマに会いたいと思う気持ちに押し潰されようとしていた。

と、そんな時———孤児院に訪問者がやって来る。
そしてその訪問者はフィルの前で立ち止まり、唐突に語りだす。

「こんにちは、私はアンドリュー。 君と話がしたい。」   第100話より

あと考えられるのは〝支援者〟から情報が漏れてしまった場合である。

アンドリュー達特殊部隊が〝ダミーのシェルター〟に踏み込んだときに、
「恐らくまだ先代の手の者がの残っています。」とアンドリューは支援者の存在を看過し、
主人であるピーター・ラートリーから、エマと支援者の抹殺指令を受ける。
第98話より

そしてアンドリューがエマ達のシェルターを急襲したとき、彼は————————
「この1年と9か月で君達の〝支援者〟は、一人残らず探し出し始末した。」
「このシェルターの場所は勿論、その内部構造までも知っている。」と言い切っている。
第105話より

あと急襲時、エマ達の避難が迅速で素早く、すぐに入り口に向かったことから、
「図面にない部屋がある? 成程、〝支援者〟が隠し持っていた情報も完全ではないわけだ。」
と、アンドリューが冷静に分析する場面も描かれている。    第106話より

[エマへと至る経緯]
上記の事柄を踏まえたうえで、アンドリューがエマへと至る経緯を推理してみよう。

1.〈ダミーのシェルター〉

長い期間、脱走したエマ達の行方を追っていたアンドリューは、
子供達が隠れ住んでいると思しきシェルターへと踏み込むが、そこはもぬけの殻。

そこは追っ手の目をくらますための〝ダミーのシェルター〟だったのだ。
彼はそのことから、エマ達に協力している〝支援者〟が今も存在することを看過し、
ピーターから「エマと支援者全員の抹殺指令」をうける。

その後アンドリューはエマの探索とともに〝支援者〟を探す事にも全力を注ぎ、
人間界に潜む裏切り者達を血眼で燻りだしにかかるのであった。

2.〈フィルに聞け〉

次にアンドリューが姿を現したのは幼いフィルが移り住んでいた孤児院だった。

彼はエマが脱走したグレイス=フィールドに残っていた子供達がエマ達の行方や、エマに関しての
何らかの秘密を握っていると確信し、直接話に来たのである。

3.〈支援者〉

フィルから、「脱出したエマ達の情報」を入手したアンドリューは、
1年と9カ月という長い月日をかけて、綿密に周到に執念深く〝支援者〟全員を生け捕りにし、
情報を搾り取った後に抹殺するのであった。

4.〈エマへと至る〉

抹殺した〝支援者〟の一人から、エマ達が現在隠れ住んでいるシェルターの場所と図面、
地下通路の出入口の見取り図などを入手し、満を持してシェルターへと向かう。

アンドリューは情報をもとに、脱走者を誰一人逃がさぬよう、
〝アリ一匹はい出せぬ完璧な計画〟を立てて、ゴールであるエマの元へと至るのであった。

[抹殺指令:コード・エマ]

今までの考察だけでは少々味気ないので、想像の翼をほんの僅かだけ広げて、
2つの物語のイメージを断片的に作ってみよう―—————

(隊長室にて)
「隊長、やっと見つけました。」1人の隊員が駆け足でアンドリューに近付く。
「潜り込ませたスパイからの連絡がありました。」

彼の報告によれば密かに探っていたターゲットの一人が〝支援者〟だったことが
ハッキリと確定したとのことであった。

「でかしたぞ、そいつを連れてきてみんな吐かせろ。」アンドリューが言い放つ。
「私は子供の方を追う。」

彼のデスクの上には5才の幼い男の子書類、フィルの資料が置いてあった———————。

(シェルター入り口付近にて)
「全員配置についたか。」アンドリューの厳しい声が響く。

「はい。」 「つきました。」
隊員が口々に返事を返す。 全員が配置に就いたようだ。

「よし、合図を待て。」

果てしない静寂が広がる―————————

そこはエマ達が隠れ住むシェルターの入り口の近く。
エマ達の監視カメラの死角を既に情報で確保してあるので気付かれる事はない。

アンドリューは一瞬だけ回想する。
ここまで来るのに長かった。
1年と9か月———————

こここまで長くかかる任務は今までにはなかった。
世界のいたるところに隠れた支援者を隈なく探し、
かつてエマたちの農園に一緒にいた子供達を調べ

さらに深く大きく〝支援者〟を虱潰しに調べ尽くす。
毎日がその気の遠くなるような繰り返し、
だがそれが任務である限り、アンドリューは永遠に繰り返されても平気だ。

その時ふと、我に返る。
5秒だけ過ぎていた———————。

「全員、任務開始だ。」
「ラジャー。」

その繰り返しもこれで終わりだ。
〝作戦コード・エマ〟  今日でこいつにハッキリとケリをつける!!

アンドリューは口元に微かな笑みを一瞬浮かべて・・・・・・
あくまでも冷静に一歩ずつ足を踏み出していくのであった——————————。

[終わりに]

これから先も————————————
アンドリューは任務を遂行するため、とことんエマ達を追い詰め続けるだろう。
そうさせないためにもユウゴとルーカスは自分たちの命を懸けてシェルターへと戻ったのだ。

しかしアンドリューも、よくもまぁコツコツと根気よくここまで追い詰めたものだ。
これはある意味感心してしまうほどの「執念深さ」と言っても差し支えはなかろう。

けど、心の強さではエマ達も全く負けてはいない!!
そしてエマの大きく眩い光は、アンドリューの闇を照らし尽くして見事に消滅させるであろう。

そしてアンドリューの影に怯えることなく、
堂々と正面切って未来を歩くエマ達をしっかりとイメージしつつ、
今回の考察を終えようと思う。

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