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ブラッククローバー【ネタバレ】177話「戦場の舞姫」感想!

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ブラッククローバー【ネタバレ】177話「戦場の舞姫」

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前回、ノゼルが敵の攻撃に倒れてしまった事をきっかけに、ノエルが水創生魔法“海神戦乙女の羽衣鎧(ヴァルキリードレス)”を新たに発動させた。

新しい魔法を発現させるには3つの要素があると言われている。

まず1つ目で一番大きな因子は生まれ持った才能。

そして2つ目の要素として、一意専心の研鑽たゆまぬ努力が実を結ぶこともある。

最後に3つ目の要素として、稀にではあるが窮地での強い意志や願いが力を与える場合もあると言われている。

特に王族の魔導士の場合は、1つ目の要素である生まれ持った才能の部分が大きく、先天的に強大な魔力と転生の才覚で感覚的に魔法を習得していく。

生まれ持った才能を持ってしまった代償に、王族の者たちは魔法の研究や修練をすることもなく、戦場でも常に守られる為危険な状況に晒される事もない。

だがノエルは、王族として生まれ持った才能とコントロール出来ないほどの膨大な魔力を持ちながらも、黒の暴牛で魔力のコントロールをすべく努力し、多くの視線を潜り抜けてきた。

今までの努力の全てと兄妹を守りたいと言う強い意志が、この状況を打破する力として、新しい魔法をノエルに発動させた。

“海神戦乙女の羽衣鎧(ヴァルキリードレス)”を纏いながら、エルフに攻撃するべく高速で接近していく。

エルフもノエルの新しい魔法に魔力が凝縮されているのは分かったが、それでも羅針盤の針を使い攻撃しようと試みる。

ノエルはその攻撃をかわしていき、エルフの元へ近づいていく。

エルフも、ノエルの動きを見てまるで空間を泳ぐように、魔法攻撃のマナも魔法空間の乱れも高波を超えるように受け流しているかのように感じていた。

エルフは針を全方向からノエルに向かって攻撃していく。

少しでもノエルに攻撃を当てることが出来れば、魔法空間によってノエルの鎧を引き剥がせると考えていた。

しかし、ノエルはこの瞬間に今まで苦しかったのが嘘みたいと思い始め、自分に向かってくる攻撃を全てかわしていった。

新たな魔法を発動させたことにより、檻から解き放たれたみたいと感じながら、魔法ってこんなにも自由なものだったのね!と感激していた。

敵の攻撃を受けて倒れていたノゼルはノエルの戦場を舞うように空を駆けていた姿を見て、生前の母の姿とノエルの姿が重なって見えていた。

全ての攻撃をかわしきったノエルがエルフの前に現れると、エルフは羅針盤魔法“心在らずの逆針(ウィルフルコンパス)”を発動させた。

「アナタが優雅に舞うマナの流れ、アナタの体ごと行き先を変えさせてもらうわ。地獄へね!行きなさい王族」と言うと、羅針盤の針が高速で回転し始めた。

しかし、ノエルにはその攻撃が効かなかった。

ノエルは「悪いけど、私は優雅に舞っているんじゃない」と言い放つと、この魔法の触れる範囲は私の絶対領域!と言うように攻撃に転じようとしていた。

「必死にもがいて抗って無理やり進んでいるのよ!」と叫ぶと、壊れなさい!狂った世界!と強く思いながら、エルフの羅針盤を粉砕した。

ブラッククローバー177話感想

ノエルの強い思いに感動してしまった回でした。

最初に新しい魔法を発動させる条件が説明されていましたが、今のノエルにはすべて当てはまっていたのが凄く感動しました。

今までのノエルは王族として生まれ持った膨大な魔力のせいで、コントロールも出来なかったけれど、それを修行してコントロール出来るまで努力してきました。

そのたゆまぬ努力が実を結んだのだと思えました。

他の王族たちでは努力などみっともないと言いやれなかった事を、ノエルは一生懸命努力したのが、今回の“海神戦乙女の羽衣鎧(ヴァルキリードレス)”を発動させるに至ったのかなと思うと涙が出そうでした。

そして窮地での強い意志や願いが力を与えると言うのも、ノエルの兄弟たちに対する思いが新しい魔法に繋がったのかなと思えました。

今まで散々意地悪されていた部分はあったが、それでもノエルは自分を認めて貰いたくて頑張って、それが前回ノゼルに認めて貰えた事も思いを強くした要因なのかなと思いました。

また、まだ意識があったノゼルがノエルをみて、母親の姿と重ね「母様…」と呟くように言ったのは、今までノエルの事を思い戦場から遠ざけてきたノゼルの心情を思うと涙がこみ上げてきました。

また“海神戦乙女の羽衣鎧(ヴァルキリードレス)”を纏い、生き生きと舞うように攻撃をかわしていくノエルを見て、やっと自分の魔力とコントロールを最大限に発揮するとこんなにも強くなれるのかと感動しました。

ノエルが新しい魔法により、覚醒したと言っても良いくらい、強くなったなと実感しました。

そして、ノエルが最後にエルフに向かって言った「私は優雅に舞っているんじゃない、必死にもがいて抗って無理やり進んでるのよ!」の一言には、これまでのノエルの想いが全て詰まっているのではないかと思いました。

自分の中で魔力も自由にコントロールできるようになっても、それまでにはたくさん傷ついたりしていた事がある中で懸命に生きているのだと言われているように感じて感動しました。

ブラッククローバー178話考察

今回はノエルの活躍が目立っていました。

今後もエルフを倒し、兄妹たちを救出するまでいくのではないかなと思います。

しかし、他の2組の様子も気になる所です。

ヤミとジャックは王を守りながらも暴れている気がします。

ミモザ達もヴァーミリオン家に突入していって、エルフと交戦しながら懸命に戦っているのかなと思いますが、同じヴァーミリオン家のフエゴレオン達の合流も考えられるかなと思います。

またアスタ達もまだ出てきていないので、何かすごい登場をしてくるのか、それともさらっと合流してくるのか注目してきたいと思います。

今後の展開も楽しみにしています。

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