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鬼滅の刃【ネタバレ】134話「反復動作」感想!

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岩柱・悲鳴嶼行冥の〝柱稽古〟は「筋肉強化訓練」である。
その内容は3つ、➀滝に打たれる ➁丸太3本を担ぐ ➂岩を押して運ぶ であった。

一見シンプルで簡単そうな修行に見えたが・・・・
水の冷たさに慣れるだけでも一苦労である。

1つ目の修行からとんでもなく過酷なモノだと
炭次郎と善逸は思い知らされる。

食事中に鬼殺隊の中でも―—————
「最強の剣士は岩柱である」という確信を持った炭次郎と伊之助は、
その高みに「到達」出来るようにと、増々闘志を燃やすのであった。

そして、炭次郎達は激し過ぎる修行に耐え抜き、
「滝修行」「丸太担ぎ」を次々とクリアしていく。

が、「岩押し訓練」には全然歯が立たず、
どんなに頑張っても岩は動かず・・・
疲れて倒れていたところに不死川玄弥が通りかかる。

玄弥は、岩を動かす時のコツである〝反復動作〟のことを、
炭次郎に教えるのであった。

―—————その頃、〝無限城〟では、
鬼舞辻無惨が「鳴女」を使って
禰豆子と産屋敷の居所を密かに探っていたのだった。

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鬼滅の刃【ネタバレ】134話「反復動作」

1.岩柱の修行

岩柱・悲鳴嶼行冥の〝柱稽古〟「筋肉強化訓練」が始まった。

「最も重要なのは体の中心・・・足腰である。」
岩柱は合掌しながら語る。
「強靭な足腰は正確な攻撃と崩れぬ防御へとつながる。」

その修行内容は3つとなっていた。
⑴滝に打たれる修行
⑵丸太3本を担ぐ修行
⑶大岩を一町先まで押して運ぶ修行

善逸はその内容を訊くだけで驚き、ガクンと気絶していた。

「彼を川へつけなさい。」と岩柱。

「ギャアアアアッ。つべてぇぇえええ!!」
善逸は涙と鼻水を流しながら絶叫する。

炭次郎は善逸を連れて岩柱の言う通り川へと入ったのだが―————
「真冬の川より冷たいっ! 死ぬ! 内臓ヤバイ!!」
そのあまりの冷たさに、善逸は凍え死にそうになる!

そう、一見シンプルで簡単そうな修行に思えたが・・・・
実は超過酷な激しいモノだったのだ!

炭次郎も必死に川の冷たさに耐え、滝に打たれる伊之助を観察する。
(と、先程まで聞こえていた伊之助の「念仏」が聞こえない!)

「!?」
伊之助は滝に打たれたまま心臓が止まっていたのだ!!

ドシュ、ドシュ、
炭次郎は伊之助を急いで川から上げて心臓マッサージを行う!

炭次郎は伊之助が蘇生をしたのを確認した後、
ようやく自身の修行に集中する。

ドドドドド・・・
激しい水の振動が炭次郎を苛烈に打つ。
首が折れそうになるくらい過酷だ。

念仏は集中するためと、
意識があることを伝えるために一心に唱えている。

こうして隊士全員、ガチガチに震えながら修行を続けるのであった。

でたぁー! 岩柱の柱稽古!!
しかも修行内容が一昔前の中国のカンフー映画か
昭和のスポ根マンガかっていうぐらいの超体育会系のベタな修行!?

こんなノリのマンガ、久し振りに読んだな~!!(笑)

しかも善逸のリアクションがいちいちウケる!

まあ、「怠け者」で「楽(らく)しい」の
体育会系から一番果てしなく遠いところにいる男の子だから
仕方がないっていえばそうなのだが―—————

ここでもギャグ担当のコメディ・キャラ大爆発である!

後、伊之助が滝に打たれたまま「心停止」って・・・・これにもビックリ!
フィジカルが並外れて強いはずの伊之助の心臓が止まってしまうなんて!?

この岩柱の〝柱稽古〟が、一番過酷で激し過ぎることを物語っているのである。 

2.最強の剣士

「アイツすげぇよ。 玉ジャリジャリ親父。」
食事の時間、伊之助が焼いた川魚を頬張りながら言う。
「初めて会った時から分かったんだ、アイツは鬼殺隊最強だ。」

「あ——、やっぱりそうか。」
炭次郎が頷きながら返す。
「悲鳴嶼さんだけ匂いが全然違うんだよな。」

「俺は信じないぜ。」
涙目の善逸が吐き捨てる、
「あのオッサン絶対動かせないよ、あんな岩。」

「いやいや、あれよりもっと大きな岩押してるそうだから。」
炭次郎が素直に言う。

「お前は何で言われたことをすぐ信じるの?」
あくまで善逸の目は冷たい。
「お前は騙されてんだよ。」

それに炭次郎が矢継ぎ早に答え続ける。
「いやいや・・・・」
ズズズ・・・                (炭次郎の後ろを・・・)
「善逸も耳がいいんだから・・・」
ズズズズ・・・・・              (超巨大な岩を・・・)
「嘘ついてるか、ついてないかくらいわかるだろう?」
ズズズズズズ・・・・・            (岩柱が押しながら・・・)
「あ! ちょうど通ってる。」
ズズズズズズズズ・・・・・・・      (ひたすら前に進んで行く・・・)

「わ―—————」
それを見た善逸は白目を剥いて、口から水をだらりと吐き出していた。

「凄いな悲鳴嶼さん。」
喜々として炭次郎が言う。
「俺もあんなふうになれるかな!?」

「なれてたまるか!!」
「バカかお前は!」
「頭大丈夫デスカ!!」
善逸はスゴイ剣幕で捲し立て、炭次郎の頭を拳で連打する。

その後ろでは——————
「腹も膨れたし、丸太担いで岩押してくるわ!」
イノシシの皮をかぶった伊之助が戦闘態勢に入る。

「うわ———前向きな奴ばっか!!」 
善逸は涙がチョチョギレる。
「もう俺の居場所ないわ!!」

炭次郎と伊之助の「前向きボーイズ」は
みんなを引っ張りながら懸命に修行に取り組むのであった。

そして———————
「滝修行完了!!」

「丸太担ぎ完了!!」

と、順調にクリアーしていく。が————————

「ぐおおおおおお・・・・・!!」
(だめだ。全く動かない・・・)
炭次郎は「岩押し」には全然歯が立たなかった。

炭次郎はその後も岩押しを頑張り続けるのだが・・・
六日経っても岩はピクリとも動かず・・・・

とうとう炭次郎は「大の字」に倒れこみ
どうすればいいのか思い悩んでしまうのであった。

と——————
「お前、額の痣濃くなってないか?」
突然、上から呼びかける声がしたのであった。

ヤハリ、やはりそうだったのか!?
誰もが自ずと認めてしまう「鬼殺隊最強の剣士」は岩柱だったのだ!!

あのインパクト、キャラの濃さ、
作者はこの岩柱の設定に何かサプライズを仕掛けてくるとは思っていたが
まさか「最強の剣士」とは!! 恐れ入った!

お! 忘れてはいけない!
今回は「イケメン美男子」素顔の伊之助が久々に出てる!
たまには彼の美しい素顔を披露しないとね! 女性ファンはお待ちかねです!

そして今回、一番笑えるシーンが登場する!
「悲鳴嶼が岩を押せることを信じない」善逸の目の前を・・・・
悲鳴嶼が巨大な岩を押して横切る大爆笑シーンである。

これもベタ過ぎるのだが・・・

まさか「鬼滅の刃」の中で、
しかも一番過酷な修行の真っただ中でのこの展開は、
そのギャップもさる事ながら意外性抜群で大爆笑できる。

笑える「鬼滅の刃」も最高である!

3.〝反復動作〟

倒れている炭次郎の顔の上から話しかけてきた人物。
それは不死川玄弥であった。

「あっ玄弥!!」
炭次郎は思わずガバッと起き上がる。
「大丈夫だったのか? 心配してたんだぞ。」

「謹慎してたんだよ。」玄弥は答える。

「この前は巻き込んでわるかったな。」
玄弥は前の兄弟喧嘩の件を素直に謝る。
「・・・・・庇ってくれて、ありがとよ。」

「いや、そんな・・・」照れる炭次郎。
「俺の痣、濃くなってる?」

「ああ。」玄弥は答える。

「やった! 嬉しいぞ。」
(炭次郎は心の中で喝采する。)

「ところで、岩の訓練してんだな。」
「俺もやってるよ。」玄弥は矢継ぎ早に言葉を繰りだす。

炭次郎はその言葉に呼応する。
「全然動かなくて・・・玄弥は動かせた?」

「動かせるよ。」玄弥は即答する。

「え―——! 凄いね」炭次郎が無邪気に言う。

「お前ら〝反復動作〟はやってんの?」ズバリ玄弥が言う。

「?」(炭次郎はポカンとする)

「やってねェのか・・・・」玄弥は炭次郎の様子で全てを悟る。
「悲鳴嶼さんも教えるの上手くねぇからな。」
「よく見て盗まねぇと駄目だぞ。」

「集中を極限まで高めるために予め決めておいた動作をするんだ。」
玄弥は炭次郎を見つめて言う。
「俺の場合は念仏を唱える。」

「悲鳴嶼さんもやってるね!」
「そうそう、南無南無言ってるだろ。」
こうして炭次郎と玄弥の和やかな時間が流れるのであった。

「南無・・・・」
その後ろでは・・・木の蔭から悲鳴嶼がその様子をそっと見守っているのだった。

いいねぇ~! 炭次郎と玄弥の友情エピソード!
上弦の鬼を倒す前と後、兄との確執の後での玄弥のこの対応の違いはどうだ!

それだけ時間をかけて炭次郎に心を開き、信頼度を増してきたのであろう!
やはり「男の友情」は戦いと共に成長していくのだと実感した次第である。

とすると、次の戦いで共闘した後はさらに親密度が増すのでは?
と、今から先が楽しみな「友情物語」のひとつなのである。

そして玄弥は「岩運びのコツ」となる重要なヒントを炭次郎に教える。

それが〝反復動作〟らしいのだが・・・・
これが今後炭次郎にどう活かされるのかは次回のお楽しみという事である。

にしても、木の蔭からの悲鳴嶼さん! 
「ヒョッコリはん」みたいで、なんかカワイらしいぞ!(笑)

4.鬼舞辻無惨の暗躍

カサカサ・・・  ギョロ、ギョロ。
真ん中に「肆」と書かれた無数の目玉が、植物の根のような足を動かして、
鬼殺隊の剣士の後をひそかに追っていた。

―——————そこは〝無限城〟
「また一人見つけました。」
ベンベンと琵琶を弾く一つ目の女が座っている。

その目の中には「肆」の文字があり、長髪の後ろの方は壁と同化し、
蜘蛛の巣のように無数に張り巡らされているように見える。

「これで六割程の「鬼狩り」共の居所を把握しました。」
その琵琶を弾く女は呟く。
「しかしまだ、太陽を克服した小娘は見つかりません。」

「鳴女、お前は私が思った以上に成長した。」
洋風の椅子に座ったスマートな男が地図を手に優しく話しかける。
「素晴らしい。」

「光栄でございます。」女は畏まる。

「あとはそうだな・・・・この辺り。」
男は地図の一部分を指さす。
「承知しました。」女はそれに答える。

「禰豆子も産屋敷も・・・もうすぐ見つかる。」
その男・・・鬼舞辻無惨は不敵な笑みを浮かべて呟くのであった。

悪の真打、鬼舞辻無惨久々の登場だ!
今までの明るく和やかだった物語の雰囲気が一気に冷え込み、
ピリッとした緊張感が走り抜ける。

そして・・・
鳴りを潜めて完全におとなしくしていたと思われていた鬼舞辻無惨は
やはりおとなしくはしていなかったのだ。

そう、シッカリと禰豆子と産屋敷の居所を探っていたのだ。
これは近々何かとんでもないことが起こりそうな嫌な予感がする・・・・

それにしても目玉の化け物は気持ち悪い。
もしかしたら〝柱稽古〟の中にも密かに紛れ込んでいるのでは―———
と思うと気が抜けない事は確かである。 これは要注意事項である。

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鬼滅の刃134話の感想

今回の「鬼滅の刃」は「スポ根大会」と「ギャグ祭り」である。
「鬼滅の刃」独特の、憎しみや哀しみは一切描かれておらず、
「体の酷使」と「心からの笑い」がほとんどを占めていると言っても過言ではない。

激し過ぎる修行とギャグの落差に―———―
読者は今までにない浮遊感を感じ、
憎しみや哀しみの無い世界へと強制的に隔離されてしまうのだ!

おまけにスポ根とギャグの後には
炭次郎と玄弥の新たな友情も描かれており、

ホッコリ和やかな空気が広がり、
読む者全員の心の中に、爽やかな風が吹き抜けていくのである。

爽やかといえば伊之助の素顔! 
この素顔、めったに見る事ができないレアものであるが、
今回は大サービス! たっぷり堪能できる。

最後に鬼舞辻が少しだけ不穏な空気を醸し出すのだが、
それも今回は「ほんの些細」なこと。

炭次郎達の修行は今現在も続いているのである!

我々も心のテンションをこのまましっかりキープして、
来週も、炭次郎の修行を最後まで見守っていこうではないか!
ファイト!  炭次郎!!  ファイト!!!

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