ゴールデンカムイ【ネタバレ】180話「亜港脱獄」感想！

キロランケ、ウイルク、ソフィアに日本語を教えていた長谷川の正体は若き頃の鶴見だった。

ロシアの秘密警察はキロランケ達ではなく、写真技師に偽装してスパイ活動をしていた鶴見を捕まえにきていたのだ。

鶴見は銃撃戦に巻き込まれた自身の妻に本当の名前を告げると、息を引き取った妻と子を家に運びこみ、火をかけて、その場を後にする。

一方で、キロランケ達は「流氷」を歩いて樺太に渡り、日本を目指す計画であったが、ソフィアは革命家として戦うためにロシアに残ると告げる。

キロランケは今回の脱獄でも、流氷をわたることを考えていた。

「ソフィアを脱獄させたら、この氷を歩いて大陸に逃げ、さらに大陸にいるソフィアの仲間たちと合流する」

キロランケは待ちに待った流氷を前にして、アシリパ達にそう告げるのであった。

ゴールデンカムイ１８０話「亜港脱獄」始まります。

ゴールデンカムイ【ネタバレ】180話「亜港脱獄」

『脱獄前夜』

まだ日が明るい頃、キロランケ達はアザラシを狩っていた。

アシリパは「クラー」というニヴフ民族の浮きが付いている銛を投げて一匹仕留めている。

キロランケによるとニヴフはアザラシの油をなんにでもつけて食べるのだそうで、和人にとっての醤油みたいなものだと言う。

アザラシ狩りの途中でアシリパは一匹のトナカイを見つけ「海の向こうから来たのか？」と言葉を漏らす。

それを聞いて尾形は「アイツも何かに追われて大陸から渡ってきたのかもな・・・」と言う。

その日の夜、亜港監獄では脱獄の前準備が始まっていた。

キロランケと白石はドリルを使って堀に穴を開けて、その上に汚れた雪で穴を隠していく。

開けた穴に爆薬を仕込むようだ、穴を開ける際に白石はキロランケに雪で覆い隠す際に詰め込まないようにと注意している。

爆薬は灯台破壊のために用意されていたものを入手し亜港脱獄の準備は整ったようだ。

決行を前にキロランケから脱獄計画の全容が説明される。

キロランケによると、監獄の堀の四箇所を同時に爆破し、集団脱走の混乱に乗じてソフィアを脱獄させるとのこと。

ソフィアたちには爆破の音が脱獄の号令となり、作戦決行は明日の夜明けと伝達も済んでいるとのこと。

「準備は整った、いよいよだぞアシリパ　　あの人に会えばきっとお前は何かを思い出す。」

そういうキロランケの言葉をアシリパは真剣な顔つきで聞いていた。

『亜港脱獄』

夜明けに亜港監獄の堀が爆発する。

爆発の音を聞くとソフィアは一瞬で目を覚ました。

しかし、計画では四箇所爆破するはずが、一箇所しか爆発しなかった。

これにはキロランケも慌てたようで、白石に「なんで点火しないのか！？」と迫るが、「点火したけど爆発しないんだよッ！」と白石も焦っている様子。

それに加えて、尾形とアシリパも「こっちもダメだ」と爆破できなかったことを伝える。

「爆薬の保存状態が良くなかったか？」冷や汗を流しながら、キロランケはそう呟くが、もう後戻りは出来ない。

亜港監獄の爆発を遠くから見ている者がいた。

アシリパ達を追って来た、杉元一行だった。

杉元達は爆発を確認し、それが亜港監獄からであることを特定した。

一方で、爆破という合図と共に一斉に行動を開始する囚人達。

看守達も混乱を沈めようと銃を持ち出すが、ソフィアの前では無力だった。

さらにソフィアは、他の囚人に手枷を外してもらうと、より強力な一撃を看守に浴びせるのであった。

ソフィア達は、看守を倒しながら脱出経路である堀の穴を探すが、見当たらない。

他の囚人たちからも、話が違うと騒ぎ出している。

そんな時、囚人の一人が穴を見つけ、囚人達が穴に殺到するが、脱獄第一号になるはずだった囚人は顔を鋭いツメで切り裂かれて力なく倒れてしまう。

突然の出来事に驚き硬直する囚人達の前に現れたのは、一頭の「トラ」だった。

脱獄に思わぬ障害が現れたところで、今回はここまで！

『次回１８１話はどうなるのか！？』

ゴールデンカムイ181話の考察

遂に始まった亜港脱獄、爆破で始まった計画は点火から予定外になっていることが分かります。

さらに突然現れたトラは唯一の脱出経路を塞ぎ、ソフィアは脱獄できるのでしょうか？

亜港監獄の爆発を見た杉元達の行動も気はになるところです！

杉元はアシリパに会うことが出来るのでしょうか？

次回の１８１話は、「脱出経路を塞ぐトラをソフィアはどうするのか」、「計画が初っ端から失敗したキロランケ達は遅れをどう取り戻すのか」、「爆発を見た杉元達は追いつけるのか」

この辺りが気になるポイントですね！

次回も見逃せません！