今週(245話)は妊娠がわかった中学生(小嶋リカちゃん)の家の様子からスタート。
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これから夜勤に出かけるお母さんが、リカちゃんの夕食用のお小遣いを渡して、声を掛けます。「塾の後にご飯適当に食べてね」
「わかってるからママは心配しないでお仕事ガンバって」と返すリカちゃん。
ピアノも頑張っているし、ママはリカだけが頼りよ、とすっかり信頼している様子です。
でも一人になると様子が一変。そんなお母さんノことを「マジうざい」と言い、メールで「家に帰りたくない、朝まで遊べる人いますか? #家出」と投稿。
母子家庭らしく、一人でいる事が多いリカちゃん。お母さんの前ではいい子を装いますが、寂しいのか夜遊びの常連のようです。
学校で、英語の時間に居眠りしてしまいますが、先生は軽く注意するだけ。成績優秀らしく、クラスの生徒達も「先生のオキニだし当然でしょ」と噂します。
当の本人は「寝不足かな・・何かだるいや」と体調不良を感じている様子。
どうやら成績も先生受けも良い優等生だけど、裏の顔がある中学生、のリカちゃん。妊娠したらしい事にも気づいているようですが、相談できないのか、隠し通そうとしているのか。
家に帰ってからも、「今日はママお休みだからリカと食べたいのに」と久しぶりの母娘での食事がうれしそうなお母さんですが、娘の気持ちは違うようです。
「リカの大好きなからあげだよ」と声を掛けますが、「今は食欲ないんだ」、「明日食べるからとっておいて」とそっけないリカちゃん。部屋にこもってネットの知恵Boxをチェックします。ネットで見ている内
容は妊娠したかもしれない中学生の相談2件。心当たりがあるようで、誰にも相談できず悩んでいるのか、自分で解決しようとしているのか、表情を見る限りでは真意がつかみにくい様子です。
翌日の朝、お母さんがリカちゃんを起こしに来ますが、「・・・ちょっと具合悪い」とリカちゃん。
風邪かもと思ったお母さんは、学校を休ませて病院(小児科)へ連れて行きますが、担当医から妊娠の可能性を告げられ、産科でみてもらうように勧められます。事態が呑み込めず、パニックになるお母さん。
一方、その産科では坂上さんが診察中。
流産がわかってから1週間が過ぎ、「もう湯船に浸かってもいいですよ」とサクラから許可が出ます。
口ではだいぶ落ち着いてきましたと答える坂上さんですが、「ご主人とは何かお話しされましたか?」とサクラの質問にも、「まだこれからのことを考えられなくて」と、ショックから立ち直れない様子の坂上さん。
診察が終わり、病院に迎えに来てもらおうと、待合室から旦那さんに電話をかけますが、「道が混んでて、20分位かかりそう」との返事です。
その頃、小嶋さん親子は待合室で、順番待ち。
「どうするの?学校や・・周りに何て言うの?」とショックの大きさに動揺するお母さん。
信頼を裏切られた、との思いが強いようです。
そんなお母さんを見るリカちゃんは無言です。
難しい年ごろ、母子家庭の環境が影響しているのか母娘関係がちょとこじれているように思えます。
診察の順番が周ってきて、リカちゃんとお母さんはサクラの診察を受けることになります。
小松さんから未受診の中学生である事は事前に告げられています。
サクラからは妊娠24週は超えているとの診断が告げられ、お母さんからは「堕ろしてください」と言われますが、中絶は22週までに行わなければいけない為、「それはできません」との答えるサクラ。
それでも中学生のこの子には無理です、と食い下がるお母さん。
「この子のためにも」、「お願いします」、となおも執拗に食い下がります。
サクラは冷静に、まずは落ち着いて、今後の相談をしましょうと対応し、メディカルソーシャルワーカー(向井さん)を紹介します。
「突然のことで現実を受け入れられないお母さんを落ち着かせ、リカちゃんから事情を聞かないことには今後の方針も決められない、ってところでしょうか。
まぁカゼだと思っていた中学生の娘が妊娠してます、と言われればこうなるのも無理はないですけどね。
「待合室では「リカさん・・今から少しお話を聞かせてもらってもいいかな?」と、小嶋さん母娘と話し始める向井さん。
そのかたわらでは、旦那さんを待ちながら壁のポスターを見ていた坂上さん。
そこへ「ごめんごめん、待ったよね・・」と旦那さんが到着します。
坂上さんが見ていたのは厚生労働省の
【親を必要としている子どもたちがいます。
子供を育てたいと願うあなたへ
「特別養子縁組制度」があります】
と特別養子縁組制度を紹介するポスター。
おそらく不妊治療前には目にしたとしても気にも留めなかったであろうポスター。
坂上さんの心境に変化が生まれ、今までは考えもしなかった選択肢もあるのだと思い始めた?
坂上さんと中学生の妊娠というハードな現実に戸惑うリカちゃん(小島さん)母娘。
対照的な二つの家族の接点はあるのか、ないのか?を予感させながら今週は終了です。