ゴールデンカムイ162話のあらすじ
尾形とヴァシリの狙撃対決!
キロランケの仕掛け爆弾によって二人の仲間を失いながらも尾形の姿を見つけたヴァシリ。
装備の面で劣っている尾形はヴァシリに勝つことが出来るのか!?
一方でキロランケ、白石、アシリパの三人は瀕死のロシア兵からキロランケの手配書を見せられる。
キロランケがロシアに手配されていることを知ったアシリパ達はどうするのか!?
キロランケは何を語るのか!
ゴールデンカムイ163話「指名手配書」始まります。
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ゴールデンカムイ163話ネタバレ
【指名手配書】
潜んでいる尾形を見つけたヴァシリ、慎重に狙います。
「1発でも撃てば・・・こちらの居場所がばれてしまう」
「撃つときは必殺でなければならない」
「仕留め損なえば、次に狙われるのは自分なのだ」
ヴァシリは冷静に引き金に指をかけます。
「妙だ・・・」
狙撃手としての勘なのか引き金に指をかけながらも、射撃には至りません。
「さっきから見ているが、ピクリとも動かない」
一方のキロランケ達はというと・・・
瀕死のイリヤが差し出したのはキロランケの手配書だった。
血のついた手配書を見ながらアシリパは「これ・・・キロランケニッパか?」と聞きます。
白石も手配書をみて察したようで「このロシアの国境警備隊はキロちゃん目当てだったんだ、なんで指名手配なんて・・・」と言葉を漏らします。
この言葉にキロランケは思いつめた顔をしながら、自身の過去を話し始めました。
【キロランケの過去】
キロランケは語ります。
「15歳の時・・・」
「俺はサンクトペテルブルクで反体制過激派組織と知り合った」
キロランケが語り始めたのは自身の過去、ロシア皇帝暗殺の時のことです。
馬車に乗り道を進む皇帝、周りには大勢の人がいます。
その人々の中に鞄についている紐を引くキロランケの姿が・・・
(先の仕掛け爆弾に使ったのと同様の仕組みなのでしょう)
キロランケは紐を引くと鞄を皇帝の乗る馬車に投げ込みます。
しかし、鞄は馬に当たり皇帝には届きません。
キロランケは地面に落ちる鞄を見て焦ります。
地面に落ちる鞄、このままでは爆発しても皇帝を殺すには至らないかもしれません。
そんな時、鞄に向かって走り出す男が一人。
男は地面に落ちている鞄を拾い上げます。
一方でアシリパはキロランケの話を聞きながら、手にしている手配書が二枚組みになっていることに気がつき、一枚目をめくります。
鞄を拾い上げた男は、皇帝の馬車に鞄を押し込みます。
驚く皇帝が目にしたのは、若き日のアシリパの父でした。
「アチャ・・・・」
手配書の二枚目にはキロランケと同じくアシリパの父の顔が描かれていました。
キロランケとアシリパの父の活躍により、爆弾は皇帝の近くで爆発。
「そりゃ、ロシア人も怒るぜ・・・」
白石も聞かされた事の大きさに汗が止まりません。
アシリパの父は鞄を馬車に押し込むことに成功したものの、自身も至近距離で爆発を受けて負傷していました。
キロランケはそんなアシリパの父に肩を貸しながら「ウイルク!」と声をかけます。
「アシリパの父親もその場にいた、俺たちで皇帝を暗殺したんだ・・・」
キロランケの言葉にアシリパと白石は驚きを隠せません。
【尾形VSヴァシリ】
ヴァシリは射撃の直前に思いとどまり、発見した尾形を監視していました。
「もう1時間以上も様子を見ているが、動くどころか、呼吸すら感じない」
ヴァシリは双眼鏡を使って監視を続けます。
「それによく見ると隠れ方が雑だ、あれでは下からも銃や体が発見される」
ヴァシリはイリヤが撃たれた時の事を思い出します。
「あの一発を撃った奴はその程度のものではない、一発だが百戦錬磨の一発だった」
「移動しながら監視を続けよう」
一方で白石は尾形の加勢に行くことを提案しますが、キロランケから独りにしろと言われたことから、下手に奴らの間に入るべきじゃないと反対されます。
※第一次世界大戦時「ガリポリの戦い」は、オーストラリア兵「ビリー・シン」とトルコ兵「アブデュル」による腕利き狙撃手対決の舞台となったが
アブデュルはどういうわけかビリー・シンと他のオーストラリア兵が狙撃した死体を全て判別できたという・・・
一流は一流を見分ける・・・
日が昇り辺りが明るくなった頃、尾形の監視を続けるヴァシリは気がつきます。
それは雪の上に続く足跡でした。
「移動して、そして明るくならなければ気がつかなかった・・・」
雪上の足跡の先には、オロッコが天葬で使う棺がありました。
「オロッコの棺!!」
尾形もヴァシリの姿を見つけたのか、口に雪を入れ、息が白くならないようにします。
オロッコの棺を見たヴァシリは、今まで自身が監視していたのは、遺体を使ったカカシであったと即座に射撃の姿勢をとります。
膝うちの姿勢でまず一発、ヴァシリはそのままモシン・ナガンの装填数である五発全てを撃ち切ります。
森の中に遠く響く銃声にアシリパ達も不安そうな顔で尾形を待ちます。
ヴァシリが放った銃弾はオロッコの棺に命中しており、一発のミスもありません。
射撃を終えたヴァシリ、しかし木の上に動く人影が・・・白いフード、手にはベルダンM1870、そうです、遺体の様に、案山子のように、ひたすら待っていた尾形です!
尾形が放った弾丸は、まさに一撃必殺と言えるものです!
ヴァシリは右の頬に銃弾を受けて、戦闘不能になっているのは間違いありません!
そして尾形は硝煙が未だに残る銃の構えを解くことなく、その眼光は鋭いままです!
尾形とヴァシリの狙撃対決に決着がついたところで今回はここまで!
ゴールデンカムイ164話考察
遂にヴァシリと尾形の対決に決着がつきました!
それにしても尾形のかっこよさには毎回、目を奪われますね!
次回164話では、キロランケを中心に話が進むのでしょうか?
自身の手配されるまでの過去を打ち明けたキロランケ・・・
アシリパ達はキロランケと、どう向き合うのでしょうか!?
杉元達の動きも気になるところです。
追いつけるのか!杉元!!
次回も見逃せませんね!