泰平と欽太郎が鴨川ジムでプロボクサーを目指すことになり、一歩は2人の指導をするよう鴨川会長から命じられる。
一歩は反省の態度として頭を丸めた。
その姿を見たミクは好きなキャラクター「ハゲチュウ」に重ね合わせていた。
はじめの一歩【ネタバレ】1249話
一歩の頭を撫でていると、ミクは昔の記憶が蘇る。
それは幼いころのミクと兄の姿であった。
ミクは大好きなハゲチュウのぬいぐるみを探していた。
兄はそのキャラクターが好きではなかった。兄が指差すその先にはハゲチュウのぬいぐるみがあった。
ミクは駆け寄り抱きしめてキスをした。
ふと我に返ったミクは、なんと一歩にキスをしていた。
そのことに一歩は気づいていない。
周りを見渡すと泰平と欽太郎が顔を赤らめ見ていた。
焦るミクは泰平と欽太郎に記憶から消すよう威圧しながら伝えるのであった。
釣りを続けていた一歩の竿に大物がかかった。
鯛だ。
見事に釣り揚げた一歩は夕飯に食べようと、みんなを自宅に連れて行った。
帰り道、泰平は一歩にミクちゃんに頭を撫でられていた時の感想を聞く。
一歩はぬいぐるみになったように無意識だったという。
どうやらミクの感情とシンクロしたようだ。ミクは泰平たちに改めて記憶から削除するよう伝える。
泰平たちミクの殺気に人外を感じるのであった。
翌日、鷹村は鴨川ジムに向かっていた。
ジムの入り口には一歩をはじめとした三人が履き掃除をしていた。
それはまるで、寺の住職たちが掃除をしているようだ。
鷹村は一歩たちに当たり散らすのであった。
屋上からその姿を見ていた青木と木村。
青木の弟である泰平がボクシングの道を進み始めたことについて、木村は青木に心境を聞くのであった。
青木の心境は複雑だ。ボクシングの良いことも、悪いことろもわかっている。
それでも信頼している一歩ならと期待していたのだった。
掃除を終えた一歩たちはランニングに出かけた。
河原の木の下で、一歩は足を止めた。
泰平はどうやら気まずい様子であった。
一歩は泰平にもう忘れた、昔の話だと伝え、泰平たちにボクシングを頑張るよう伝えた。そこに突然、宮田が現れる。
宮田に一体何が?