ドメスティックな彼女193話あらすじ
ナツオをオトすため、ねね助こと寧々から恋のレッスンを受けた雅。
ねね助からおすすめされた下着屋を訪れましたが、そこはなんだか怪しげな雰囲気で……。
今、雅が大人への一歩を踏み出します。
ドメスティックな彼女194話ネタバレ
ねね助におすすめされた下着屋「ピンクキャッツ」はいわゆるキワドイ下着が沢山並んでいます。
商品を身にまとったマネキンに、雅は顔を赤くせずにはいられません。
「か、隠すべき所が……何も隠れていない……!」
「葛岡さんのオススメってこういう下着のことなの!?」
「私、てっきりもっとかわいい系のやつかと……」
「いきなりこんなので迫ったら、完全にどうかしてる人じゃない」
雅は衝撃的な下着に恥ずかしさを隠せません。
少しでも露出が少ないものを探そうとすると、今度は自主規制でモザイクをかけないといけないような大人のおもちゃに遭遇。
驚きのあまり後退すれば、他のお客さんにぶつかってしまいました。
「こういう所じゃあんまり見ないタイプの子ねぇ。もしかして間違って入ってきちゃったんじゃないの?」
「いやー、意外とこういう清楚系の子が好きモノだったりすんのよ」
雅がぶつかったお客さんは2人組。
どうやら「ピンクキャッツ」の常連さんのようです。
2人に来店した理由を聞かれ、雅はこう答えます。
「気になる人にアプローチする方法聞いたらここを紹介されて……」
真面目に答える雅に、2人組は思わず笑い合います。
「ヤダー。『好きな人にアプローチ』ですって。可愛いー!」
「あたしなんて相手の股間触ってYES or NOで終わりよー!」
「いいわ、お姉さん達が下着選び手伝ったげる」
「その彼ノーサツしちゃうようなやつ見つけちゃいましょ」
ひょんなことから、雅はぶつかってしまったお姉さん達と一緒に下着選びをすることになりました。
最初に進められたのはフリルの付いた派手な下着。
胸など、大事な部分は一切隠れておらず丸見えです。
次に進められたのは超々マイクロビキニ。
大事な部分は一応隠れていますが、隠すための布がとても小さく、かなりギリギリです。
どうにか雅が納得できるような、他の下着ほど主張の激しくないものを見つけます。
ですが、見つけた後でさらなる問題が発生しました。
「ちわっすー。店長、新しいの何か入ってる?」
「入ってるよー。いー縛り紐が」
「へぇ。触り心地いいし、確かに上等な品だね」
店長に声をかけていたのは、雅のいる演劇部の部長、楢さんでした。
雅の知り合いと知り、興味を持ったお姉さん達のひとりがさっそく楢さんに声をかけます。
「ねぇ、オニーサン。アタシとどう?」
「あ、いいですよ。俺、Mですけど大丈夫です?」
「望む所よ」
あっさりお姉さんのナンパに乗った楢さん。
楢さんに存在を知られたくない雅は、お姉さんの1人にスカーフを借り、それを頭に付けることで顔を隠しました。
その晩、帰宅した雅は湯船に浸かりながら考えます。
「勢いであんなの買っちゃったけどいいのかなぁ」
「あれじゃ下の方も処理しなきゃだし」
「ダメダメ。頑張るって決めたじゃない」
「いつまでも妄想してるだけじゃ、何も手に入らないんだから」
雅はナツオをオトすために覚悟を決めました。
舞台は大学の演劇部へ。怪我が回復し、無事に退院したナツオ。
そんなナツオの姿に、演劇部のメンバーの顔が明るくなります。
ナツオを見かけた雅も、行動を開始しました。
「あの……ナツオくん。退院おめでと」
「おお芹沢。ありがと」
まずは何気ない会話から入る雅。
今度はナツオが話を振ります。
「お見舞いのゼリー美味しかったよ。食事制限中も気兼ねなく食えたし」
「じゃあ、もう普通にご飯食べられるようになったんだ?」
「あー、それはまだかな。暫くは消化にいいもの中心って感じ」
「じゃあ、作ってあげようか!? 消化にいいもの!」
「え、いいよ。そんな、悪いしさ」
「いや、あの……最近私料理にハマってて……! よく作りすぎて母にも叱られるの。よかったら貰ってくれると嬉しいっていうか」
「そういうことならお言葉に甘えようかな。余って困った時にでも」
「ホント!? じゃあ出来た時持ってく!」
ナツオは雅の隠された想いに気付くことなく、お人好しを発動しています。
そして、翌休日。雅はさっそく行動に移しました。
気合いの入ったオシャレな服に身を包んだ雅。
ナツオの住むアパートの階段下で、最後の確認をします。
「髪良し、料理良し、少しいい匂いのクリームもつけた。あとは自然な笑顔……!」
その様子を、偶然ナツオの隣人が目撃していました。
気合いの入った見た目に好印象でしたが、チラッと見えた下着に思わず目が点に……。
というのも、雅が履いていたのはスケスケのパンツだったからです。
隣人に「デ〇ヘルの人」と思われているだなんて夢にも思わず、雅はナツオの部屋へと進みます。
インターホンを鳴らすも返事がありません。
困惑する雅に、もう1人の隣人である変なおっさんが声をかけました。
雅がナツオと同じ演劇部所属であると知ると、勝手に窓からナツオの部屋に入り、その鍵を開けてしまいます。そして窓から自分の部屋に入っていくおっさん。
意図せず入ったナツオの部屋を、雅はついつい眺めてしまいます。
過去の思い出に浸っていると、扉越しに階段を登る音が聞こえました。
「えっと、鍵鍵」
「後ろのポケットに入れてたじゃん」
「あ、ホントだ」
「そこ、座った時とか落としそうだからやめなよ」
扉の奥から聞こえてきたのは、ナツオとルイの声。
ナツオが1人ではないと知り、急いで隠れよと場所を探します。
窓はさすがに無理。
ベッドの下はダンボールが置いてあり、隠れるスペースがありません。
そうこうするうちに鍵を開ける音がしました。
「ねぇ、ナツオ。ちょっと話があるんだけどいいかな?」
ルイが話を切り出すのを、雅はナツオのベッドの中で聞いていました。
ドメスティックな彼女195話考察
雅、頑張った。
そして、隣のおっさんはやっぱり変だった。
「まだ窓伝いに移動してるんかいっ!」と思わずツッコミたくなりました。
ルイが切り出す話と言えばもちろん、あれしかないでしょう。
海外研修のことで間違いありません。
掛け布団の下に潜り込んだ雅は一体どうやって姿を現すのでしょうか。
ルイの話を聞いて、チャンスがあると感じるのでしょうか。
ルイの話に対するナツオの答え、そして雅の行動に注目です。