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鬼滅の刃【ネタバレ】144話「受け継ぐ者たち」感想!

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[第144話のネタバレ]

鬼舞辻無惨が作り出した異空間の中を走る竈門炭次郎と富岡義勇。
そんな中「胡蝶しのぶ死す」という知らせを聞いた炭次郎は涙するのであった。

その頃、新たな当主となった〝産屋敷輝利哉〟が、
二人の妹である〝くいな〟と〝かなた〟と共に隊士達の後方支援に勤めていた。

一方、我妻善逸はかつての兄弟子である上弦の陸の鬼〝獪岳〟と対峙していた。
獪岳の裏切りで師匠が死んだことに憤りを抑えきれない善逸。

2人の攻撃が交差する中、
善逸の怒りの一太刀が獪岳を見事に切り裂くのだった―———————。

 

1.「哀しい知らせ」

ガクン  炭次郎の体が下へと落ちる。
そこは鬼舞辻無惨が作り出した歪んだ空間。
炭次郎の足元の障子が開いたのだ。

ガッ! 炭次郎はすんでのところで右手で障子を掴み跳躍する!

「気を抜くな!!」 義勇が振り向き様に叫ぶ。

「はい!!」炭次郎が即座に答える。

炭次郎は義勇の後を必死で追いながら思考する―—————————

この建物自体がうごうごと脈打っていて・・・・まるで生きているみたいだ・・・。
義勇さんと俺を散り散りにしようとしている。

できるだけ他の隊士たちと合流して無惨の所へ向かわなければ!

珠世さんがいつまで耐えられるか分からない。
だけど今、無惨の居場所はまだ―—————————

と! 炭次郎の横に
首にお札を下げた〝鎹カラス〟が飛んで来た!

「カアアア―———ッ! 死亡!! 胡蝶シノブ 死亡!!」
「上弦ノ弐ト格闘ノ末、死亡―——————ッ!!」

(一瞬だけ時間が静止する。)

炭次郎の——————
義勇の—————
表情に哀しみが走る。

満面の笑顔のしのぶや・・・
しのぶの館の・・・継ぐ子や少女の笑顔が脳裡に浮かぶ・・・

やがて炭次郎の目には涙が溢れ出る・・・・・

そして―————前を行く義勇はカラスを観察していた。
・・・首に下げている紙はなんだ?
伝達が異常に速い。

「カアア―———ッ」
そんな義勇に答えるかのようにカラスは一声泣くのであった—————————。

炭次郎と義勇のもとに胡蝶しのぶの死という「哀しい知らせ」が届けられる。

前回の「胡蝶しのぶの死と消滅」が嘘であってほしい・・・
実は生きているのでは? 他の空間で無事にいる?
―—————―———などの儚い妄想を抱いていたのだが・・・・・・・・ 

今回のカラスの言葉で・・・
我々読者は、改めて「胡蝶しのぶが死んでいる」という現実を突きつけられるのだ。

しのぶの優しい笑顔が、しのぶの仲間達の明るい笑顔が、
胡蝶しのぶを知る全ての人の胸の奥に突き刺さる・・・・・・・・

乗り越えろ炭次郎!  そして、しのぶの仇を討て!!  無惨を倒せ!! 

我々読者は、この言葉を炭次郎にかけることしかできないのである。

 

 

2.「若き当主」

「しのぶが死んだ。」 

「他の柱はまだ生きている?」 
「はい。」

「上弦と対峙したのはしのぶだけ?」
「はい。」

「愈史郎さんの〝眼〟を借りたカラスはもう半数に届いたかな?」
「まだです。」

そこでは―————―——
カラスと同じ「紋様」の札を額に付けた一人の少年とその後ろの二人の少女が、
屋敷の図面を調べながら情報を交換していた。

―——————————〝産屋敷輝利哉〟・・・産屋敷家長男。
齢八歳にして産屋敷家の当主となった。

父・母・姉二人をな亡くしても悲しむことすら許されない。
この状況では涙を流す暇すら与えられない。

それは後ろに控える輝利哉の妹〝くいな〟と〝かなた〟も同じであった。

姉の名は〝ひなき〟と〝にちか〟。
二人は母同様に父の傍を離れようよとはしなかった。

父である耀哉は厳しかった。
長くは生きられないので子供達を早く大人に育てなければならなかったのだ。
同じように厳しく優しかった母ももういない。

そして〝輝利哉〟は父に代わり、隊士たちの父にもならなければならない。

「情報が少ないね。カラス達に一枚でも多く〝眼〟を撒くように伝えて。」
「はい。」兄妹のやり取りは続く。

「無惨の位置は動いていない。全員の位置が遠い。北へ誘導して。」
「今上弦と対峙しているのは・・・?」兄は矢継ぎ早に問う。

「カナヲと我妻隊士です。上弦の陸と鉢合わせました。」
妹の一人〝くいな〟は兄にそう答えるのであった―——————。

良かった~!! 産屋敷家は消滅してはいなかった!
屋敷が爆発した時は・・・もしかしてこの一族は全員滅んでしまったのでは・・・・
と、思い込んでしまっていたから・・・安心した~~!!

しかし―—————〝紋様が付いた札〟額に付けた三兄妹・・・・って!?
この登場の仕方はかなりのインパクトがあり過ぎだ!!
一瞬、何なんだこの変人たちは?と思わず突っ込んでしまいたくなる。

それにしても産屋敷一族って
子供の頃はみんな中性的で同じ顔をしていて・・・とても不思議だ。
この〝神秘性〟こそがこの一族独特の力を表しているようで非常に興味深い。

そして何やら善逸の情報が伝わってきたようなので、
そちらに目を転じてみよう!

 

 

3.「善逸、吼える!!」

「変わってねえなあ。」上弦の陸〝獪岳〟(かいがく)が善逸に呼びかける。
「チビでみすぼらしい。軟弱なまんまでよぉ。」

「なあ善逸、柱になれたのかよ?」
「壱ノ型以外が使えるようになったか?」

「適当な穴埋めで上弦の下っ端に入れたのが随分と嬉しようだな。」
善逸が冷たい射る様な視線で答える。

「へえ、お前・・・言うようになったじゃねえか。」

「なぜ雷の呼吸の継承権を持つお前が鬼になんかになったんだ?」
善逸の怒りと憎しみが絶頂に達する!!

「アンタが鬼になったせいで爺ちゃんは腹切って死んだんだぞ!!!」

善逸は吼え続ける!

「爺ちゃんは介錯もつけずに一人で腹を切ったんだ。
腹を切った時に・・・誰かに首を落として貰えなきゃ・・・
長時間苦しむことになる。
爺ちゃんは自分で喉も心臓も突かずに死んだんだ。」

善逸は止めどない涙で絶叫する。

「〝雷の呼吸の使い手〟から・・・お前を・・・鬼を出したからだぞ!!」

「知ったことじゃねぇよ!」獪岳は笑う。

「だから? 何だ?」
「悲しめ? 悔い改めろってか?」
「俺を評価しない奴なんぞ相手にしない。俺は俺を正しく評価する者につく。」
獪岳も負けじと喋り続ける。

「爺が苦しんで死んだなら清々するぜ!
あれだけ俺が尽くしてやったのに俺を後継者にもせずに、
テメェみたいなカスと共同で後継だとぬかしやがったクソ爺だ。」

「元柱だろうと耄碌した爺に用はないからな。ハハハハハ!」

ギチギチ  (握り締められた善逸の右手には血管が浮き上がる。)

「爺ちゃんは耄碌してねえよ。」善逸が魂から声を絞りだす・・・

「俺がカスならアンタはクズだ!!」
善逸は顔に無数の血管を浮かび上がらせて獪岳を指差す!

「壱ノ型しか使えない俺と壱ノ型だけ使えないアンタ!
後継者に恵まれなかった爺ちゃんが気の毒でならねぇよ!」

「テメェと俺を一緒にすんじゃねぇ!!!」
獪岳はいきなり背中の太刀を抜き、素早く攻撃を仕掛けるのであった———————————。

善逸の「怒り」の理由がここにきてやっと判明する。
彼の恩師であり親代わりでもあったこの世で最も信頼する「お爺さん」が死んだのだ!
しかも鬼になった弟子の責任を取っての切腹だった・・・。

そう、この「お爺さんの死」が善逸を本気モードへと豹変させたのである!

多分この兄弟子である獪岳は————————
昔から善逸の事を「上から目線」で見下していたに違いない。

そして恩師への暴言の数々は
恩師へ打算的に尽くしていたことを裏付ける証拠に思えてならない。

マジでこの〝獪岳〟こそ最低最悪の男の象徴であると言えよう。

しかもいきなりの卑怯な攻撃!? どこまでもゲス野郎だ。

ではすぐに続きを読もう!!

 

4.「おせーんだよ。」

 

   雷の呼吸  肆ノ型   〝 遠 雷 〟 ! ! !

獪岳の「黒い稲妻」が炸裂する!??

善逸と獪岳の体が高速で交差する。

「おせーんだよ、クズ。」
すれ違い様に善逸が冷めた怒りを放つ!

―—————————と!

ドバッ!? 鬼の左肩から噴水の如き鮮血が吹き出す!!

斬られた!!
速い・・・コイツ!!
動きがまるで別人だ!!

一太刀浴びせられた獪岳は善逸のあまりの変貌ぶりに驚愕するのであった—————————!!!

凄い!! 善逸!! 圧倒的な速さ!!
伊達に炭次郎や伊之助たちと一緒に鍛錬してはいなかったのだ!!

今まではあくまで脇役やコメディアン的な扱いが多かった善逸だが・・・・・
ここで初めて主役となり、彼の〝真の力〟を目にすることができそうである。

行け! 善逸!! 心の命ずるままに!!

[第144話の感想]

さて! 今回の「鬼滅の刃」のポイントはタイトルの通り―———————
〝受け継ぐ者〟である。

炭次郎と義勇は「胡蝶しのぶの意志」を受け継ぎ、
産屋敷輝利哉は「一族と鬼殺隊」を受け継ぎ、
善逸は「お爺さんの意志」を受け継ぐのである。

その受け継いだ先に待ち受けるのは・・・
果てしない困難や苦難の道であることは誰もが百も承知である。

が・・・受け継ぐ者は挫けない、折れない、へこたれない!
叩かれようが、足蹴にされようが、何回でも立ち上がり常に前を向くのである!

そしてこの心の強さを持つ者こそ「受け継ぐ者」たる資格を持つ者なのだ!!

さあ! 我々読者も〝物語を読み、受け継ぐ者〟として——————————
これからもひたすら前を向き、確実に進んで行こうではないか!!!

そして、炭次郎を、義勇を、カナヲを、善逸を・・・・
       鬼殺隊と仲間達全員をしっかりと応援していこうではないか!!!

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