ブラッククローバー 191話「突入 影の王宮」【ネタバレ】
「行くぞ」という掛け声の下、影の王宮へと飛び込んだアスタ達。
しかし、影の王宮へ入り口から飛び込んだ先には、侵入者を妨げる為の仕掛けなのか、魔力が操作できない不思議なマナが漂う空間が広がっていた。
ノゼルが影の王宮の言い伝えと前置きし、「あの世とこの世の境だと聞く」と発言すると、アスタが過剰に反応した。
言い伝えを信じたアスタが死んでしまうのかと騒ぐと、ノエルが「バカなこと言ってんじゃないわよ」とアスタを罵倒した。
そのままアスタ達はバラバラの出口に飛ばされてしまった。
アスタが顔面から着地した後に、同じ場所に飛ばされたミモザがアスタの上に乗る形で落ちてきた。
自分のせいでケガを負わせた事を謝ったミモザに治療してもらったアスタは、「完全回復!」と言い、再びブラックで戦えるとミモザにお礼を言った。
ミモザは植物創生魔法“魔花の道標(まかのみちしるべ)”で、影の王宮の構造を把握しようと試みる。
すると影の王宮の中にはいくつかの大きな空間があり、それぞれにエルフの魔力を感じる事が分かった。
「私達はその空間を繋ぐ道のひとつにいます」とアスタに説明するミモザ。
アスタ達と一緒に来た他のメンバー達もバラバラに飛ばされて、それぞれの場所にいるエルフを倒さないと合流さえ危ういと焦るミモザ。
しかも、エルフ達は“セフィラの徒”と呼ばれる魔法騎士団長クラス以上の魔力の持ち主を相手にしなければいけないので、激しい戦いになると予想される。
ミモザが「一番上の空間に最も強い魔力を感じる」とアスタに教えた。
ここにいるのがパトリではないかと直感的に感じたアスタは、「みんなで目の前の敵を倒してどーにかしてボスのいるテッペンで合流だ!」と叫んだ。
この上にも空間がある事をミモザから聞き、飛び込んでいったアスタ。
アスタもエルフが誰かは分からないが、ミモザと自分の二人で勝つしかないと決意を固めてエルフとの対決に望もうとしていた。
そんなアスタ達が飛び込んで行った空間に広がっていたのは、無数の絵画が浮かんでいた。
その時、「いらっしゃーい」と言う声が聞こえてきて、アスタ達に絵の練習相手になってもらうと言い放った。
その声の主は、“水色の幻鹿団(げんろくだん)“団長のリルだった。
アスタがリルの名を呼ぶと、前にも会ったと言った上で、エルフは「リラだよ」と名前を訂正してきた。
リルと仲が良かったアスタが「目を覚まさせてやる」と豪語するが、リルは「僕はしっかり起きてるよ」とアスタの言葉を否定した。
リルは絵画魔法は楽しいと言い放つと、慣れるまで時間はかかったけど転生前に自分が使っていた落書き魔法より色々描けると楽しそうに話していた。
すると、突然絵画に書かれていた木や動物達が動き出した。
「僕達は新しい世界を描くんだ…!人間(キミタチ)を消し去った後の真っ白いキャンパスにね!!」と言い放つリルにそう簡単にはいかないと反論するアスタ。
アスタ達もエルフ化したリルと戦う為に臨戦態勢に移った。
アスタ達以外にバラバラの空間へ送られた他のメンバー達も、それぞれエルフ達と対峙していた。
ノエルはファナのいる空間に飛ばされて、「何で1人なのよ」と叫んでいたが、ファナの姿を見てそうも言っていられない状態になった。
ファナも「寂しいなら私が相手してあげるよ」と言い、「ほんの短い時間かもしれないけどね」と言い放ち、戦ってもすぐに終わってしまうと暗に示した。
メレオレオナはヴェットのいる空間に飛ばされていた。
「我の相手は貴様か」と上から目線でメレオレオナに対して問う。
ヴェットも「人間の…王族の割には面白いマナを宿しているな」と、人間に対して卑下する発言を繰り替えすエルフが珍しく褒めた。
しかし、その発言が気に入らなかったのか「口の利き方がなっておらんな、躾けてやろう餓鬼!」とメレオレオナも応戦する。
フエゴレオンは、“王国最強の盾”と言われていたカイゼルのいる空間に飛ばされていたようだ。
紫苑の鯱の新団長になったと聞いたと言うと、フエゴレオンともこのような再開は望んでなかったのだが、遠慮することは失礼だろうと全力で戦う意思を示した。
ブラッククローバー191話「突入 影の王宮」 感想!
影の王宮に飛び込んで行ったメンバーが皆バラバラになると言う展開には少々驚かされました。
敵は“セフィラの徒”というエルフの中でも選ばれたメンバーで、団長達と同等、またはそれ以上の強さを誇る敵だっただけに、メンバーが団結して戦うものかと思っていました。
しかし、先に進んでいるヤミ団長達との合流を優先させる為に、二手に分かれて行動すると言うのは想像していましたが、まさかいきなりバラバラになるとは予想していませんでした。
しかし、相手のエルフも騎士団長達がエルフ化していたり、元白夜の魔眼の三魔眼のメンバーだったりするので、戦いは激しいものになっていくと思います。
飛ばされた先もそれぞれに多少はゆかりのあるエルフの下に送られているのも考慮すると、何かの意図が働いたのかもと感じました。
ブラッククローバー192話 考察
次回からはエルフ達との戦いが始まっていくと思います。
しかし、エルフ化して魔力が増強されている分、元の人物よりも強くなっていると思われるので、激闘になるのは必至だと思います。
セフィラの徒のメンバーとして、騎士団長として在籍していたリルやカイゼル。
また、元・白夜の魔眼のメンバーであり、三魔眼と言われていたファナとヴェット。
強敵ばかりだと思いますが、その強大な敵とどのようにして、この激闘を制していくのか、今後も注目していきたいと思います。
ヤミ団長達にもまだ合流出来ていませんが、目の前の敵を倒していけばいずれ合流出来ると思うので、その先の展望も期待しています。