獄丁ヒグマ【ネタバレ】最新第10話「欠けているもの」
子どもだけは...。子どもだけは...。殺すなら私を殺して!!
オオオオ------------!!
イカレてんだよ!!人の親ってのは..子ども子どもって!!
自分の身をなげうってまで守ろうとする!!
つくすのが当然だと思ってやがる!!
みんなが口をそろえて言う。
それは最大の幸福だって言うからーー!!
死ぬ思いして産んだのにーーー!!!
ヒグマが狐鉄の喉を切る。
血がボタボタと流れている。泣いている狐鉄。
何を泣いている!!
自分のした事をわかっているのか!?
その手でどれだけの親子をーーーー。
(その目!その目だ!!)
我が子をこの手に抱いても...何も感じなかった..。
石ころを抱いているのと同じだった...!
ガキの機嫌とってるだけで幸せな連中はいいよなぁ...。
やがて耐えきれず...。逃げ出すと「母親のなり損ないに生きる価値はない」と...。
私だって努力したんだ!!母親なら当然とみんなが言うから!!
知らなかった!!!!
(子どもを愛せない...ただそれだけのことで..)この現世で生きるのはこんなにも苦しい!!!
何が当然!!何が忍耐!!何がーーー!!
どうすればよかったんだ!!!!
無償の愛なんて!!私は、誰にも教わらなかった!!!!
狐鉄はヒグマの腹部をきりつけ貫通させた。
(ーー殺った!!傷口から爆せて死ね!!)
お前の罪は。。。
自分に欠けているものを他人から奪おうとしたこと。
欲しいものは手に入ったか?
欲しいもの...自由...喜び...。私より幸福な親子をメチャクチャに...あれっ...??
同情はしない!!!
お前の気持ちは俺には分からない!!
ここで終わりだよ泥梨ノ狐鉄。そう言うと、ヒグマは狐鉄の手首を切り落とした。
可愛そう。お前のその心がだめだ。目をそらせないのだ。自分でもわかっているはずだ。
どうすりゃいいんだよ。お前は変われない。。
俺が鍛えてやる。心が迷っても両手は動くように。
それが仕事をするということだ。
覚悟を貫くと決めたのだろう。
ヒグマ。
考え込むヒグマ。室町さんは横のベンチで寝ている。
目を覚ました。
なんだか怖い夢を見たきがするけど...。
道端で寝てちゃだめだよ(;'∀')といい帰ろうとするヒグマ。
ちょっと待って!!
赤ちゃんが産まれるっていいことばかりじゃないんだよね...。
命が一つ増えるから、お母さんなんかは特に大変だと思うの。
何もかも、うまくいかないときというのはあるものだ。
思春期の頃、家を飛び出した。妹にかかりっきりの両親。。
公園に座り、黒い感情をおし殺し。なぜだか急に心が晴れて。
あまり話したことないクラスの男の子にいろんな話を聞いてもらい、おかげで家に帰る気になった。
帰宅後、母親は泣いて抱きしめてくれた。父親の腕から受け取った妹は...
とても...あたたかかった。。。
大丈夫!!きっと。
愛があれば大丈夫!!
ヒグマ君、ありがとう!!満面の笑みで帰っていった。
背後から、刺されたとこを殴られる。(グハッ!!)
なぁ、ヒグマ。
お前なんで獄卒人なんてやってんだ??
えっ...。
お前嫌いだろ?その仕事。
(※次号、新章へーーー。)