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ゴールデンカムイ【ネタバレ】191話「故郷の水」感想! ~真面目すぎたキロランケ~

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前回のあらすじ

キロランケと鯉登の死闘はキロランケが鯉登を追い詰めたものの、月島と谷垣から銃撃を受けてキロランケが倒れた。

撃たれても未だに息があるキロランケにトドメを刺そうとするが、アシパが制止する。

キロランケに駆け寄るアシパ、キロランケがアシパにかけた言葉は「逃げるぞ」だった。

キロランケはまだ諦めておらず、その顔は真剣そのものだったが、流れ出る血は止まることなく氷の上を流れていた。

アシパがキロランケに「全部思い出した」と伝えると、キロランケは一瞬だけ驚いた顔をしたが、すぐに険しかった顔が穏やかになる。

 

「ここまでの旅は無駄ではなかった」アシパの言葉にキロランケは走馬灯を見ていた。

キロランケが最期に見たのは、若い頃の自分とウイルク、そしてソフィアだった。

アシパはキロランケに父親を殺した詳細を聞くが、キロランケはソフィアの名前を一度だけ呼ぶと息を引き取った。

 

ゴールデンカムイ【ネタバレ】191話

 

 

 

さよならだけが人生さ

 

キロランケが息を引き取り、アシパ達はキロランケの遺体に氷を積み埋葬していた。

 

「この流氷はアムール川の水が河口で凍ったものなんだって・・・・」

 

氷を手にしながらそう言ったのは白石だった。

 

「キロちゃんが教えてくれた 春が来たらそのまま故郷の水にとけて眠れる」

「真面目すぎる男だったんだよ キロちゃんはさ・・・・・!!」

白石の目には涙が滲んでおり、それを聞いていたアシパも涙を浮かべている。

周りの杉元や谷垣、キロランケを追い詰めた鯉登や月島も何も語らす、白石の言葉に耳を傾けていた。

 

「どうしてアチャが死ななければならなかったのか、本人から聞きたかった」

 

アシパはキロランケから父親の死について確信を得ることが出来ないままとなっていた。

 

「インカマッは・・・ 『ウイルクが変わってしまい仲間を裏切った』とキロランケ本人から聞いた・・・」

 

谷垣の言葉にアシパは「やっぱりアチャがアイヌを殺して金塊を奪ったから殺されたのか?」と疑問を口にする。

 

「のっぺら坊が撃たれる直前にアイヌを殺したのは自分じゃない」

「そう言ってたぜ」

 

谷垣は父が仲間を裏切ったと言い、杉元は父はアイヌを殺していないと言う。

アシパも混乱っしている様子で沈黙してしまう。

 

ここでアシパがソフィアがいないことに気が付く、近くにいるはずと周囲を見渡すが姿は見えない。

その一方でキロランケの爆弾で重傷を負った月島は立つことがやっとな状態だった。

鯉登はそんな月島の様子を見て、谷垣に月島を背負うことを頼むと、亜港へ引き返すぞと声をかける。

 

しかしアシパは月島の状態には気付いておらず、ソフィアのことを気がかりにしている。

「ソフィアはキロランケニパと監獄でたくさん文通をしていたんだ、すべてしっているかもしれない」

アシパの言葉に杉元が双眼鏡でソフィアを探すが、見つけたのはソフィアではなく灯台守の娘だった。

 

亜港へ引き返すという声を聞いてもらえなった鯉登は警告する。

 

「アシパとやらッ お前を確保するために我々は来た杉元も我々に協力する取引をしている」

「私の許可なしに離れるな」

 

アシパの答えは「ちょっと見てくる」だった。

鯉登は初対面にしてナメられてしまう。

しかも、杉元まで「俺も行く」と言って一緒に行ってしまうのだった。

 

杉元達が近づくとないやら揉めているようだった。

物陰から杉元とアシパが覗いてみるとそこにいたのは、刺青囚人の一人「岩息 舞治」だった。

岩息は拳で殴りあうことに喜びを感じる拳闘馬鹿であり、杉元達とは樺太で遭遇し現地の拳闘試合で対戦したのちに、新たな強敵を求めてロシア本土へ向かっていた。

 

杉元達が見たのは、その岩息が「もっとぉ!」と喜びながら、仁王立ちで亜港監獄から脱獄した囚人二人に殴られている様子だった。

岩息は襲われているのではなく、喜んでいただけであり、簡単に二人の脱獄囚を打ち倒すと、杉元たちの方にやってくる。

 

 

「ややや? 杉元さんではありませんか 奇遇ですな」

にこやかな表情で近づく岩息と対象てきに杉元はうんざりとしながら「見なかったことにしよう」と背を向ける。

 

 

結局のところ岩息は杉元一向と合流し、しかも重傷の月島をお姫様だっこしている。

「私たち同じ道筋で北上していたんですねぇ だはッ☆」と岩息はとにかく明るいがお姫様抱っこにより間近で岩息を見ている月島の表情は暗い。

 

「あばよキロランケ」

 

氷で埋葬されたキロランケを背に一行は亜港を目指す。

 

「コイツら亜港まで運んだらまたソフィアを探しに行こうか?」

杉元の問いかけにアシパは「いや・・・ソフィアとはまた会える 私を探しに来るはずだ」と答える。

 

一方でソフィアは氷で埋葬されたキロランケのところにいた。

 

「さようなら坊や・・・ 忘れないわ」

 

ソフィアがキロランケに別れを告げていた頃、杉元はマキリをアシパに返した。

 

 

 

「さあ北海道へ帰ろうアシパさん」

 

 

こうして網走監獄から始まった二人の旅は終わったのであった。

 

 

 

 

菊田特務曹長殿

 

杉元たちが北海道への帰路についたころ、北海道の登別温泉で新キャラが登場する。

登別温泉は当時、北海道最大といわれた温泉地である。

ここの温泉は傷によく効いたため日清・日露戦争後は第七師団傷病者による療養地に指定されていた。

 

そんな登別温泉の名物でる「滝の湯」で二階堂一等兵と宇佐美上等兵が傷を癒していた。

二階堂が滝の湯を肩にあてて気持ちよさそうにしているのに対して、宇佐美は滝の湯を自身のチンポに当てて「入れ替わるッ」と焦った顔をしていた。

 

そんな二人を呼んだのが新キャラである「菊田特務曹長」である。

壮年であり、身体に残る傷も大きくベテランを体言している。

曹長とは軍隊の中で下士官を束ねる位置にあり、しかも特務となると何かしらの命令を受けている者を言う。

 

そんな菊田に声をかけられて緊張しているのか、宇佐美の顔が少し青くなっている。

 

「お怪我の具合はいかがでありますか?」

 

「ほう・・・ 鶴見中尉殿が俺の様子を気にされて貴様を寄越したのだな?」

 

 

宇佐美の言葉なんてなかったかのように、菊田は話す。

 

「ところで聞いたか有古一等兵の変な話」

「昨日の夜、ここよりもっと山の奥の温泉で妙な男にあったそうだ」

「真っ暗な雪山を明かりもつけずに下駄で逃げいったらしい」

「変な話だろ?」

 

 

 

 

菊田の話す隣では宇佐美が「金玉が左右入れ替わる!!」と言って、滝の湯を当て続けていた。

 

 

 

新たなキャラが登場したところで今回はここまで!

 

 

次回ゴールデンカムイ192話はどうなるのか!?

 

 

ここで新たなキャラが登場したのは驚きました!しかも階級が「特務曹長」!

しかも、真っ暗で下駄と来たら「都丹 庵士」しかいません!

温泉にいたということは都丹も傷の療養でしょうか?

 

杉元達が不在の北海道で何が起きるのか?

杉元たちは無事に北海道にたどり着けるのか?

というかこっそりとキロランケにお別れを言ったソフィアの動きは?

 

次回も見逃せませんね!

 

 

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