ワンピース　第935話「　QUEEN　」ネタバレ、感想、考察

ワンピース　第935話「　QUEEN　」ネタバレ

兎丼・囚人採掘場内「幹部塔」──

何者かに海楼石の手錠の鍵を盗まれたと大騒ぎの「鍵番」。副看守長である真打のソリティア（猿のSMILE）も声を荒げている。
猿のSMILEだが、なぜか手が6本。「何をしている貴様ら！犯人を見た者は！？」「顔のでかい男だカニ！！ニセの鍵を金庫にしまう様にとダマされたカニ！！」「まだ塔の中にいるぞ！！！天井裏までくまなく捜せ！！！」
鍵を奪ったのは「霧の雷蔵」。ルフィの脱獄のために奪ったわけです。「後はこっそり逃げるのみ！！」と雷蔵は言っていますが・・・・。

採掘場──

ヒョウ五郎を救うべく、副看守長であるダイフゴー（サソリのSMILE）の頬めがけてにとび蹴りを喰らわしてしまったルフィ。
ダイフゴーはその場に倒れこみます。
看守に手を上げたものは即刻、死刑に処すという掟。「今回のは見たぞ！！言い逃れできねェ！！」「死刑だ！！」「死刑！！」「死刑！！」看守達が騒ぎ出します。囚人達は胸のすく思いではあるようですが、今回ばかりは、ルフィもヒョウじいもダメだと諦めムード。
「天晴でござんした！！麦わらの人。」とヒョウ五郎。「何だもう終わりみてェに！！ここから逃げるぞ！！」息を切らせながらルフィが言います。

「能力者には規定通り、働ける程度の海楼石をつけてます！！最低限の動きしかできねェハズなんですが！！」起き上がってきたダイフゴーに看守の1人が言います。「おれがそれ以下だってのかよ！！」言ってきた看守をギロリと睨みつけるダイフゴー。
「息は上がってるさ・・・海楼石は効いてる！！コイツの精神力が異常なんだ！！困るな・・・物理の法則を無視して貰っちゃあ。」
現れたのは囚人採掘場の看守長のババヌキ（ゾウのSMILE）。胸の部分にゾウの頭が付いている、ひげを蓄えた大男。
「俺は今修行中なんだ！！コレが外れた時、少しでも強くなってる様に・・・！！」息を切らしながらも顔は笑っているルフィ。
「明日もねェのに、強くなってどうすんだ！！！象の鼻息（エレファントハックション）！！！」
ババヌキの胸のゾウの鼻からルフィに向かって砲撃（？）。爆炎があがり、倒れるルフィ。
駆け寄るヒョウ五郎。「くそ・・・覇気だけでも使えたら・・・。ん？」

「ババヌキ看守長！！クイーン様がすでにお着きに。」「何だと！？なぜ早く言わねェ！！」
小紫の写真を眺めながら「カワイイぜ～！エキサイト！！！オロチにゃ勿体ねぇ！！帰りに遊廓よってくぜー！！」とクイーン。どうやら手下達は小紫が死んでしまった事実を告げていないらしい。ショータイムと、踊りながら登場したクイーン。ちなみに懸賞金は13億2千。
「順を追って聞こうかババヌキ。」大きな椅子に腰を下ろすクイーン。「ユースタス・キッドが逃げました。海楼石の手錠の鍵を盗まれました。麦わらのルフィが逃走中。」遠くで建物の壁を登っているルフィが見えます。「追えよアホンダラァ！！」

えびす町──

トの康の元に、フランキー、ウソップ、ローが合流。ゾロはといえば、「急にここ飛び出しちまって！！刀を盗まれたとかって大騒ぎ！！どこまで誰を追いかけてったんだか・・・・！！」
「帰って来れなくなった線が強いな。」そして、どこかへ行ってしまったのはゾロだけではなく、サンジもこの場にはいない・・・

花の都「湯屋」──

ナミ、ロビン、しのぶが湯船につかり、疲れをいやしていますが、まさかの混浴。男の視線はくぎ付け状態。「お金取ろうかしら。」とナミ。「──しかし狂死郎は恐ェな、考えがわからねェ。」
「そりゃヤクザですし。」「ヤクザってのは大衆の味方よ！！もう若ェモンは知らねェかなァ。昔は花のヒョウ五郎って立派な親分がいて。」「確かに花のヒョウ五郎親分がいてくれたら
侍達を一気に結束できた。正直今のままじゃ一週間後によく集まって5百人ね・・・」「そんなにすごい人なの？」とナミが聞く。「20年前のワノ国の裏の顔役。裏社会を取り仕切った大親分よ。
その他5つの郷の親分達にも顔が利き、民衆に優しい。力と人望を兼ね備えた本物の侠客だった。」「じゃ、その人を捜せば色々と・・・！！」「20年以上も昔の話よ。風の噂では、黒炭家への従属を拒みオロチに殺された・・・！！かたや彼と共に光月家を支えてきた、お庭番衆を率いる福ロクジュは、その時オロチに仕える道を選んだ・・・！！当時やつの部下だったわたすは、それが許せず逃亡。追われる身になったの！ヒョウ五郎親分か・・・もはや伝説の人ね。」

場所は戻り「囚人採掘場」──

ルフィ、ヒョウ五郎はつかまりクイーンの前に。カイドウはルフィ達が海賊団に入れば許すと言ってるようですが、当然の断固拒否なルフィ。「何という間の悪さ・・・！！」鍵を持ってきた雷蔵が影から見ています。
「懐かしいだろうヒョウ五郎！！お前も昔はずいぶんカイドウさんやオロチに求愛されてた。かの伝説の侠客がとうとうこんな栄養失調のジジイになって。みじめに死にさらばえていくんだ！！」
あのヒョウ五郎？と周りがざわついている。「よし決めたぞ、盛り上がるやつ考えた～！」とクイーンが言います。

「ルフィ殿・・・！！」影から見守る雷蔵。「信じられぬ・・・本当にあの頃の姿そのままだな・・・」檻の中から声を掛ける人物。「拙者だ雷ぞう。河松だ。モモの助様は・・ご無事か・・！？」「河松」驚く雷蔵──。