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名探偵コナン ゼロの日常 【ネタバレ】28話 「ちょっとな・・・」感想!

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名探偵コナン ゼロの日常 【ネタバレ】28話

 

静まりかえった夜更け頃の米花町。目を覚ました安室透と、共に起きたハロ。夜に食べるのは、と考え簡単な夜食を作る。出来上がった夜食を食べ、静かな夜を共に過ごす安室とハロ。しかし、静寂な空間を裂くように電話が鳴り響く。

 

静かな夜更けの米花町

いつもは賑やかな人々がいる米花町も、夜は静まりかえっていた。マイソンモクバの一室で、静かに眠る安室透と寄り添うあうハロ。
しかし、突然目を覚ました安室は、寝惚けた眼に寝癖姿で起き上がる。起き上がるとスポーツウエアを着込んで、部屋を出る。夜の電気の付いていない部屋、冷蔵庫の明かりが照らす中、冷蔵庫の中を見る後ろ姿。その後ろ姿にゆっくりと近寄るハロの姿。

「起こした?」
気配で察したのか、隣にいるハロに声をかける。ハロも眠気抜けていないのか、欠伸をする。

「どうしようかな」
小腹でも空いているのか、お腹を擦りながら、冷蔵庫の中を見て呟く。
そんな主人の姿に甘えるようにクー・・ンと鳴くハロ。

「ふふ・・・」
安室は、そんなハロの様子に笑いながら膝に抱え、一緒に冷蔵庫を覗く。

 

 

安室とハロのほのぼのとした関係を見せてくれるシーンでもあっていい!

なかなか見ない安室の姿もあって、楽しめる話である。

では、どんなものを食べるのか。

 

 

簡単な夜食作り

「んー・・・

夜に食べるのはちょっとな・・・」

ハロを抱えたまま、悩む安室。

「よし!」

閃いたのか、キッチンの戸棚からガサゴソと取り出したのは、
鯖缶
とろけるチーズミックス
胡椒?山椒?の小瓶
である。

鯖缶を開けると、チーズをパラパラとかける。

 

「オーブンに切り替えて・・・」

 

そして、レンジをオーブンに切り替えて出来上がるまで、暫し待つ。

出来上がった鯖缶を取り出す時は、火傷しないように、ミトンをつけて取り出す。

 

「色味が・・・・・・

緑が欲しいな・・・」

 

とほかほかチーズ乗せの鯖缶に、

 

「あしらいに

セロリの葉を添えて・・・

完成!」

 

さらに、緑で色付けるようにのせて出来上がり!!

 

 

「いただきまーす!」

 

箸でつまむと、チーズがとろーりと伸び、ほかほかの鯖とあしらいのセロリがアクセントとなっているのだろう。

 

はふはふと冷ましながら、お茶を注いでいく。

 

「うん、

うまい!」

 

安室の納得のいくおいしさになったのだろう。

 

美味しそうに食べる姿に、羨ましそうな眼差しで安室を見るハロ。

ハロの鳴き声に

「――ったく

今日だけだぞ・・・」

 

エサを与える。エサを貰ったハロは元気な声で返す。

 

パクパクモリモリと食べ終えると安室は

 

「明日一緒に運動しよう・・・・・・

ハロ・・・」

 

と満足感に浸る。満足そうな笑みを浮かべ、頭をテーブルに伏しながらハロへと声をかける。

その言葉に、元気な鳴き声で返す。

その声に満面の笑みを浮かべる。

 

 

一人と一匹だけの静かな夜の時間。

夜食を食べることはあまりおススメすることではないが、美味しそうに食べる姿に思わずよだれが出てしまいそう。

さらに、使われる食材がスーパーなどでも簡単に手に入るものでもあり、工程も難しいものでもないので、料理が苦手でもできるレシピなのもいいですね。

しかし、この時間を割くものがでる。

 

 

鳴り出した携帯電話

しかし、そんな楽し気な雰囲気を裂くように、鳴り出す携帯電話。

 

「どうした 風見?」

 

それは、風見からの連絡だった。

 

≪こんな時間にすみません・・・

降谷さん・・・≫

≪・・・・・・

至急・・・・・・≫

 

風見からの連絡を受けた降谷は歯を磨き、顔を洗う。

顔をあげたその姿は先程までの寝ぼけたような眼差しは消えていた。

 

≪我々が行う追加捜査―――

協力者よりタレコミが―――

・・・・・・一時間後の合流で・・・

よろしいですか?≫

 

先程まで、寝惚け目、寝癖、のんびりとした雰囲気が一変する。

いつも通りの姿となる。

そして、スーツを纏って完全な降谷零となった。

 

「20分で向かう!」

 

そんな姿の主人に、真剣な表情を浮かべるハロ。

 

「急用で出かけなきゃ・・・

昼までには戻る・・・」

「待っていられるかい?」

 

出発前に、ハロに見送られながら

 

「行ってくる!」

 

玄関先に残るハロの後ろ姿。

 

 

「さぁ、

長い夜になる・・・」

 

車へと乗りこみ準備を終えた降谷は

 

「夜食を食べておいて

良かったな・・・」

 

バックミラーに映る満足げな笑みを浮かべた降谷。

そして、夜の街へと向かっていく。

 

 

唐突に楽しい時間の終わり。

安室から降谷へと切り替わっていく姿がカッコいいものですね!

ハロの真剣な眼差しの姿もよく飼い主に似ていると感じさせる。

だけど見送るハロの後ろ姿がとても哀愁を感じさせるものだ。

 

今回は降谷で最後を終える。

十分に補給したなら、問題なく仕事は上手く終えるだろう。

 

来週の予告は修繕?ということで、一体何を直すのだろうか?

ポアロか?自宅のものか?

来週も楽しみに待とう。

 

名探偵コナン ゼロの日常28話の感想

今回の「ゼロの日常」は安室の完全なオフモードな姿が初めて見られる話でもあり、今後もこういうシーンがあると、日常らしいと感じさせます。

寝ぼけ目に寝癖、怠いような姿など、なかなかお目にかかれないようなものを話として、描いてくれたのは、ファンにとって有難いものですね。

料理にこだわる安室でも、こんな簡易に料理を作ることがあるのだなと驚かされる話でもありました。

次は、「修繕」という言葉。

安室でも降谷、バーボンという様々な環境があるので、どこを直すのかと考察が飛び交いますね。

次の「ゼロの日常」を待ちましょう!

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