ブラッククローバー ページ198「五つ葉の魔導書(グリモワール)」
ブラッククローバー【ネタバレ】198話あらすじ
アスタとユノ。
二人の攻撃は悪魔の右腕に届き、悪魔の右腕にはヒビが入った。
しかし、「治りなさい」その一言で悪魔の腕は再生した。
「私を傷つけるとはやりますね…!
魔に愛されたエルフと精霊の力と…」ユノを見て悪魔は言った。
「私が手にすべきだったグリモワールに宿る
邪魔者の同胞の力…」アスタを見て悪魔は言った。
どこの悪魔が宿ったか分からないがアスタのグリモワールは要らないと悪魔は言った。
パトリは、意識の無いまま磔の状態で叫び続けていた。
「四つ葉のグリモワールの持ち主が深い絶望に飲まれた時…」悪魔は呟く。
すると、パトリのグリモワールの四つ葉は黒く染まった。
「五つ葉のグリモワールが生まれる…!!!」
そして、四つ葉の葉から五つ目の葉が生まれ始め完全に五つ葉へと進化した。
目の前の悪魔は言う。肉体と暗黒のグリモワールが揃い現世に悪魔として本来の力で顕現できると。
五百年前、五つ葉のグリモワールを生み出すまではうまくいったものの最後の最後でリヒトに抵抗されて悪魔の受肉は失敗した。
今回は、禁術である転生を利用し邪な心をエルフの魂に混ぜて自我を奪いやすくした。
そして、悪魔はパトリの四つ葉のグリモワールは悪魔によって五つ葉にされそして、奪われてしまった。
パトリのグリモワールを悪魔は握り、この時の為に騙し殺し奪ってきた事を面白かったと不気味に笑った。
アスタとユノは悪魔へと突進した。
「残念ながらアナタ達の相手は私じゃありません…」悪魔は笑う。
磔にされたパトリの耳へ悪魔は囁く。
「好きに暴れなさい」
するとパトリの体は闇に染まり、自ら磔から抜け出す。
邪心に満ち溢れたエルフの末路…それは、ダークエルフ。
パトリは黒い目で、アスタとユノを攻撃した。
それは、光魔法ではなく魔光魔法だった。
黒い光は二人へ襲いかかる。それは今までのパトリより格段に強くなっていた。
パトリの表情に感情や意識は存在しない。
「ソレはもう心無き燃え殻…グリモワールの魔法の焼きついた影を放つだけ…せいぜい遊んでいなさい」
悪魔は呟き、出口へと飛び立とうとする。
エルフと人の落とし子が宿った運命の人間も
なぜか五つ葉のグリモワールを扱える魔力の無い欠陥品もここで終わりだと悪魔は思う。
「待てコノヤロォォー」
アスタは叫ぶ。あんなヤツを外には出せない。
しかし、意識の無いパトリがアスタを阻む。
ユノもアスタを援護するもかわされて、パトリの刃はアスタを襲う。
そんな中、アスタはパトリへ向かって言う。
「…どいてくれ…!
アンタも人間(オレ)を許せねんだろーし…オレもアンタを許せねー…!
でも…きっと…
本当はわかり合えたはずだろ!!?
頼むからどいてくれェェー!!」
叫びにも似たアスタの頼みにもパトリには届かない。
「…憎い…憎い…!!!」ただそう呟くパトリ。
そして、攻撃魔法を発動しようとする。
(ヤバい…この魔法は…)
絶体絶命の危機になった時、現れたのは
黒の暴牛のヤミ・スケヒロ団長と銀翼の大鷲のノゼル・シルヴァ団長だった。
ブラッククローバー198話の感想
悪魔に太刀打ちする方法が見えないこの頃ですが…
分かり始めた事もあります。
アスタのグリモワールにはやはり悪魔が宿ってるのですね。
そして、ユノの中には生まれなかった人間とエルフの子供が宿っているのですね。
アスタの悪魔は何故か悪いもののような感じがしません。
何故でしょう?リヒト達がかかわっているような気がしなくはないですが。
そして、ユノの中に宿る子供はどう影響を与えるのでしょう?
以前、ハーフは二つの属性を持つと言ったことがありました。
ユノもそうなのでしょうか?
そして現れた二人の団長。この戦いにどう噛み合っていくのでしょうか?