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紅葉の棋節【ネタバレ】第4話
「弟子の座をかけて勝負。」吉野が振りかざした扇子には『仇桜』の文字。
どうやらこの扇子、桜の持ち物だった様子。紅葉が知っていました。
「本来、先に弟子になる約束をしていた。」と言う吉野。
「全くわかんない。」銀杏はまったく覚えていないといった様子。
2年前の話・・・
吉野 「強くなったら弟子にしてください。」
銀杏 「ああ・・・ありがと。」
目線をそらし、明らかに困った様子の銀杏。
「断られてるじゃねーか!!」と、つっこむ紅葉。
銀杏の「ありがと。」を、吉野は「いいよ。」と受け止めていたようです。
「女のありがとうは、ごめんねのフリなんだ。!兄貴が言ってた!」と、再びの紅葉のつっこみ。
・・・普通、表情なんかみたらわかってもいいと思うんだけどなぁ~。
「今まで何の為に・・」と涙を流す吉野。
その姿を見てか、ようやく思い出した銀杏。ただ、吉野の言葉を本気だったとは思っていなかったらしい。
理由は2年前のその時、吉野が駒を触ってから1~2ヶ月しか経過していなかったから。
「は!?」紅葉気付く。二年で全国覇者に??と。
「奨励会に合格したら強くなったことになると思って。・・そしたら知らない間にこんな奴弟子にして!」
あきらかに紅葉に敵意むき出し状態の吉野。紅葉を睨み付けます。ただ、なぜかかわいらしい。(笑)
「アレが誤解だったんなら、改めてお願いします。僕、強くなりました。
蔵道紅葉なんか捨てて、僕の師匠になってよ!!」銀杏に頼み込む、吉野。
紅葉に向かって銀杏が一言。「じゃあ、戦うか。」 紅葉「え?」
場所は室内に移動。将棋盤に向かい合う、紅葉と吉野。周りには小学生(?)ぐらいのギャラリーがたくさん。
「そんじゃ勝った方が私の弟子ってことで。」のんきに菓子を食べながら銀杏。
「誤解とはいえ吉野にもチャンスをあげよーかなって。」と銀杏。
対局を紅葉が断るチャンスは・・・ないそうです。
「銀杏さんから俺を弟子にしたいって言ったのに・・・」凹む紅葉・・。
外野はわいわいがやがや。「市原(銀杏)先生の取り合だ!」などと騒いでおります。
この空気感の中で戦うのがものすごい嫌そうな紅葉です。
吉野「やっと銀杏さんを僕のモノにできる。」
紅葉「モノじゃねぇし。銀杏さんは俺の師匠だから。」
先手・吉野、後手・紅葉で対局の開始です。
一手目。2六歩。居飛車(飛車を最初の位置に留めておく戦法。)
盤面見つめる紅葉。考えているのかと思ったら・・・・
「結局どういう関係なんだ!!」と銀杏と吉野の関係が気になっているようで・・・。
なんだかんだと言いながら、弟子の座は絶対渡さないと意気込む紅葉です。
時はさかのぼり、入院中の吉野。外で遊ぶ小学生を見て、あんな風に動けたらなぁと羨ましそうな吉野。
突然病室の扉が開きます。入ってきたのは同じく入院中の桜。
「隣の部屋の者なんだけどかくまってくんね?」その姿を見て、「将棋のプロの人。」と吉野。
有名になってきたなーと、いい気分の桜。「女の子に追われてる。」などと言ってます。
「坊主つまんなそうな顔してるな。」と桜が問いかけます。
「動いたら怒られるから。」との吉野の返事。
「楽しいコトやってみるか。」と桜が取り出したのは、携帯用の小さな将棋盤。
「楽しぃいいいい。」と顔を赤らめながら言う吉野。ただし、負けたようです。
「飛車がギューンって動くのが好き!」大興奮状態の吉野です。
ガラッ!扉が開き顔を出したのは、誰あろう銀杏です。よほど探したようです。息を切らして、顔も赤い。
どうやら桜、注射がいやで他人の病室に逃げたらしい。
去り際に桜が吉野に向かって言います。
「いいだろ将棋は。体が弱くたって、盤上なら誰よりも速く走ったり、跳んだり、騒いだり、暴れたりできる。
僕らは盤上(そこ)だけでは『自由』が許されているんだ。」と。
時は戻り、紅葉対吉野。形勢は紅葉がやや有利。ただ、油断して、手を緩めると簡単に吉野が急所を突いてくる状況。
盤上に吉野から汗が滴り落ちている。息遣いもおかしく、「ヒューッ、ヒューッ」といっています。
立ち上がり銀杏に「ヤバイ!コイツ今朝から体調崩してて・・」と紅葉。言葉をさえぎるかのように「知ってるよ。」と
続ける銀杏。 当然、驚く紅葉。
銀杏は続けます。「野良対局とはいえ盤の前に座ったら誰も口出しはできない。吉野、君はどうするの?」と。
紅葉 「対局ならまた受けてやる!だから今は病院行けって!!」
吉野 「うるさいな~。病人扱いは嫌いなんだ。盤の前に座ったら、僕はただの将棋指し。一手一手に命をかけている。
カバンから、熱を下げるシートを取り出し、おでこに貼り付け吉野の一手。飛車を動かす。
紅葉、銀杏とも「!?」の反応。 外野は「なんだ苦しまぎれか?」とざわつく。
紅葉は気付く。「やられた」と。急所を突かれたような、そして何度も受けたことのある攻め筋であると。
『一体俺は何と対峙している!?』 吉野の背後に桜の影が見えている紅葉。
「桜さんは絶対的存在だった。僕にも銀杏さんにも必要な人だったんだ。なのになんでお前なんだ?
銀杏さんに必要なのは弟じゃない。桜さんのはずなんだ。だから決めた。僕が蔵道桜になるんだって。」
本物の『桜流』を魅せてあげると、打つ吉野。この一手で決まる。確信めいたものが吉野にはあったのでしょうか。
しかし・・決まらない。まだ決着はついていない。
「そうか、お前も兄貴に魅せられた一人だったのか・・。詳しい事情は知らねー。でもそれが兄貴が遺したモノっていうなら、
そのいびつな想いも弟の俺が受け切るのが筋ってもんだろ。」
たった一枚の歩で急場をいなしきった紅葉。
「紅葉流」と「桜流」の殺し合い。因縁の激突!!!
紅葉の棋節【ネタバレ】第5話考察
勝負開始、となりましたが・・・。吉野の持っている、桜の扇子。「仇桜」と書いてあります。(。-`ω´-)ンー
なぜ桜はわざわざそんな言葉の書いてある扇子を選んだのだろう??謎だ・・・・。
結局の所、二人ともに桜の背中をみているよです。ただし、吉野は桜と同じような打ち筋の「桜流」。
対して紅葉はそれの対局にある「紅葉流」。 でもこれって、オリジナルの「桜流」である蔵道桜はもう居ないわけだから、
その打ち筋をずっと相手にしてきた紅葉の「紅葉流」の方が強い気がするのですが・・・・・。
勝負の途中で紅葉自身も言っているように、「何度も受けたことのある攻め筋」なのだから、いなしきれるのも当然かと。
もう1つ疑問・・・・弟子は一人に一人なのかなあ??二人とも弟子になる・・ってことはないかぁ~。
互いに対極にあるうち方なんだから、お互いで打ち続けていけば、紅葉、吉野双方ともに、確実に成長できると思うんだけどなあ・・
次号で決着がつく???期待して待ってます d(゚∀゚d)