和也は誕生会のため 実家へ行くことに。
外に出ると るかちゃんが待っていて・・・。
彼女、お借りします【ネタバレ】84話
るかちゃん登場
「な なんでここにいるの!? るかちゃん」
「”彼女”ですから ご実家のお誕生会は やはり参加しないと」
「でも会うのは 日曜だって・・・」
二人は歩きながら話していましたが るかちゃんは立ち止まり。
「ええ そうですね」ニッコリ。
するとスタスタと るかちゃんは歩き始めました。
『こ これは完全にバレてる・・・
今日の誕生会 水原来るって完全にバレてる・・・!』
るかちゃんの様子に 和也は確信しました。
『そりゃ正確に言えば 水原はただの”レンタル彼女”
”仮”とはいえ 彼女なのは るかちゃん
水原だけが 実家の誕生会に呼ばれるのは・・・』
「ごめん黙ってて! たしかに今日 水原来るけど
でもそれはばーちゃんが 急遽2人の誕生会にするって言い出したからで
隠してたわけでは・・・」
和也は るかちゃんに 頭を下げて謝りました。
「・・・・」
いつの間にか駅に着いた2人。るかちゃんは改札を通って
「そーですかっ」ニッコリ。
ツカツカと歩き出していきました。
和也は るかちゃんが完全にブチ切れてる・・・と確信。
『ただでさえ 最近るかちゃん ”仮カノ”にも限界って感じだし
まじ・・・ 大丈夫なのかよ これ・・・』
ホームへ向かうエスカレーターに乗りながら 和也は不安いっぱいです。
同じ頃。
千鶴は 祖母のお見舞いに行くため外へ。
ポストの中の 和也のメモを見つけました。
不穏な誕生会・・・
和也とるかちゃんは 実家へ到着。
「ほぇー 大きなおウチですねー 4階建て?」
「実家は2階だけ 1階はコンビニ 3・4階は賃貸だから」
「なるほど アパート経営ですかー」
「コンビニと合わせて 資金繰りカツカツだけどね
持ち土地だけで 細々とやってるよ」
和也はインターホンを鳴らすと
「千鶴ひ・・・ あれ? るか殿? 」和也の祖母が出ました。
「千鶴後から来るって 入っていい?」
「おおそうか 今開ける」
2人は2階の方へ。
「そうか 千鶴さんは残念じゃったな 急な話じゃし
都合つけてくれただけでも ありがたい
とにかく るか殿なら大歓迎じゃ お友達がいた方が
千鶴姫も 安心じゃろうしな」
和也の祖母が 出迎えてくれました。
2人は家の中へ。
「千鶴さんは 何時に来るんじゃ?」
「6時とか言ってたかな」
「料理も温かいうちに 食べてもらいたかったが やむを得んじゃろう」
和也は部屋の中を見てビックリ。 千鶴のための飾りつけがされており
和也は見る影もなく・・・・。
お寿司も和也の時の 2倍はある豪華な量に。
テーブルの片隅では 和也の父が新聞を読んでいます。
『相変わらず寡黙・・・』和也は声をかけないでおくことに。
「あのこれ・・・”お祝い”というほどでもないですが」
るかちゃんが お菓子の入った紙袋を差し出していました。
「え?儂らに? 和也や千鶴さんにではなく?」と祖母。
「いえ もちろん2人には 別で用意しています
大切なお孫さんが生まれた日ですので やはりご家族にとっても 特別な日かと」
「あらじゃあ お言葉に甘えちゃおうかしら」と和也の母。
「ほぇー若いのに 気の利くお嬢さんじゃ」
るかちゃんの行動に 和也は「!?」
『な 何のアピールなんだ これはっ・・!不穏極まりねぇ・・』
「るかちゃん 家案内するよ」
「案内?」
「何を言う和也 大豪邸でもあるまいし」
「いいからみんなは 飲み物でも注いでて」
和也は るかちゃんを連れて 台所へ行きドアを閉め、2人きりに。
「大丈夫? 大丈夫だよね!?」和也は るかちゃんに確認しました。
「はぁ? 大丈夫って何が?」
「俺たちのことだよ 家族にはまだ 水原が”彼女”になってるし
ばーちゃんに いろいろバラしたりしないよね!?」
るかちゃんは 不敵な笑みを。
「ちょちょ困るよ!」
「お二人はズルいですよ! ”レンカノ”とか言いながら
ご家族との誕生会に 私に隠れて参加するなんて ”彼女”は私でしょ!」
るかちゃん言い続けます。
「千鶴さんが おばあさんのお気に入りだから言い辛い 私にそう言いましたよね
だったら 私にも汚名返上の機会くらい 当然です!」
「うん そうだねそうだね」
和也はなんとか るかちゃんを落ち着かせようとします。
「千鶴さんがいないなら これはチャンスです
必ず おばあちゃんに私を 好きにさせてみせる! 良いお誕生日を」
るかちゃんは台所を出て 和也の母と
「オレンジジュースでいいかしら?」
「わぁ 素敵なグラス」仲よさそうに会話を。
その様子に和也は「ぐ・・・・」頭を抱えこみました。
場面は変わって病院に。
千鶴は祖母の病室にいました。
「平気よ 心配いらないわ」
でも辛そうにしている祖母。千鶴は 花瓶の水を変えに病室の外へ。
歩きながら時間を確認。
ポケットから 和也のメモを取り出して「はぁ」
もうすぐ 6時になろうとしていました。
彼女、お借りします84話の感想
るかちゃん ここぞとばかりに猛アピールですね。
穏やかに終わるとは思えない この誕生会。
次回は千鶴が実家に登場でしょうか。どんなことになるのやら。
今頃ですが サブタイトルの”キス”も 気になるところ・・・。
また次も 楽しみにして待ちましょう〜