7月1日発売! 週刊少年ジャンプ 2019年31号 掲載の最新話
ワンピース 947話 『クイーンの賭け』
さっそく読んでいきましょう!
物語はルフィの2年前のシャボンディ諸島の記憶から始まる。
「大丈夫だ、じっとしてなさい」
そういうと、レイリーはケイミーの首についている首輪を掴み、握りつぶしたあと、空中へ放り投げた。
ピピピピピピピピピピ
ボカァン!!
現在のワノ国にいるルフィは、かつて麦わらの一味の前に現れ、一味の危機と人魚のケイミーを助けた元ゴールドロジャー海賊団副船長かつ、ルフィの師匠であるレイリーを思い出していた。
「間違いなく、レイリーがあの時やったやつだ!!今俺がやったの」
ルフィは、レイリーがやった覇気の使い方を身につけようとしている。
「でも必死だったからどうやってやったか全然覚えてねェ!!」
(麦わらの人、お前さんが今見せた力は…俺が教えられる流桜(りゅうおう)をすでに超えている、ならば必ず止められる筈だ!!その怪力女の拳をはじき飛ばし!!我ら2人の命を救ってみてくれ!!)
記憶をなくしたビッグ・マムがルフィとヒョウゴロウに襲いかかる。
ルフィは流桜を使ってマムの攻撃をどうにか防ごうとする。
それをみていた囚人採掘場の看守たちは
受けるつもりか!?不可能だろ!!バカか!?あいつは!!
力むんじゃなくて…覇気を…拳に…流す!!ルフィが手のひらを広げて前に出す。
(必ずやれる!!!)
ヒョウゴロウは心の中で強く思う。
「来い!!!」
ルフィが勢いよく叫んだと同時に
ガン!!
ぎゃあーーーーーーー!!!
マムの攻撃でも2人は吹き飛ばされ、壁に衝突、まだ習得はできていないようだ。
……!!
ルフィ太郎さん!
ルフィ〜〜!!!
それをみていた看守、お菊、チョッパーは血の気が引いている。
攻撃をもろに受けた2人は壁と垂直に突き刺さっている。
ピクピク…
言わんこっちゃねーーーー!!!
壁から出てきたルフィは
「わーごめんジジイ!!ダメだったー!!死ぬなー!!」
「い…一応、流桜でガードを」
出てきたヒョウゴロウは血まみれだ。
「まだ生きてるのか…!!許せない……!!」
2人の後ろからマムがやって来る。
ヒョウゴロウがルフィに抱えられながら、
「俺がお前さんに教えられるのは…ゲホ
外に大きくまとう流桜…つまり覇気」
「おい喋るな死ぬぞ!!」
「それは見えない鎧のように防御し攻撃にも転じる強力な力!!だが…もう一段階上になると…纏った覇気は敵の内部に到達し内側から破壊するより大きな力となる!!さっきの鋼鉄の首輪はお前さんの覇気によって内部から破壊されたのだ!!もうできているんだ!!もうお前さんは大きく外にまとう覇気を体得している…!!まだ無意識なだけ…」
そこにマムのもう一撃が降ってくる。
「許さないよ〜〜!!!」
ボコン!!
おわー!!
ルフィとヒョウゴロウは間一髪でかわす。
「健闘を祈る!!麦わらの人!!」
〜兎丼囚人製銑場〜
「なぜ通信できない!?」
「それが…!!親分スマシがどこかに消えてしまい…!!」
「それも結構なことだが、この地響きの原因はなんだ!!?」
次の瞬間
ボゴォン!!
待てェ〜〜!!!
ルフィを追っているビッグマムが壁をぶち壊して製銑場に入ってきた。
それをみていた幹部、看守たちは棒立ちだ。
「壁を破りとなりの囚人製銑場へ!!!」
「どうしろってんだ…!!クイーン様も敵わぬ相手、俺たちに止められる筈がねェ!!」
採掘場も製銑場もマムの攻撃によって大パニックだ。
そこにマムの攻撃をくらい、気絶していたクイーンが目覚めてやってくる。
「ワノ国はカイドウさんのナワバリだ
あのババアの好きにはさせねェ…俺に作戦がある…チャンスは一度きりだよく聞け野郎ども…」
攻撃に身を任せたマムは必ずこの採掘場に戻ってくると踏んだクイーンはその時に向かい打つ作戦で行くらしい。
しばらくして… 来ましたクイーン様
クイーンもブラキオサウルスに再び変身して戦闘準備は万全だ。
ボゴォン!!
壁などを破壊しながら、マムがクイーンの予想通り採掘場に戻ってきた。
そこにクイーンの一撃ブラキオボムバが炸裂する。クイーンの頭とマムの頭が衝突
その一撃でマムのかつての記憶がよぎる
ドクン!!ドクン!!
(はっ!?あれ!?頭いてぇ!!俺は何やってんだ!?ああそうだ…あの時海に落ちて…みんなと逸れてそれから……!!うす汚ねぇ町へ行って……
そうだ…全部……思い出した……!!)
ビッグマムの記憶が戻ったようだ。
「おや〜?おまえはカイドウんとこのクイーンだね…」
マムがクイーンの方を見る…
(終わった…!!ムリムリムリムリこんなバケモノ!!さっきとまるで雰囲気が違う!!!何が起きた!?)
四皇カイドウの幹部であるクイーンが涙目だ。
看守たちも死を覚悟している
しかし、
ドシィーン!!
マムは急に倒れた
ごがーっ
スヤスヤと寝ている
その隙に
「純度100%の海楼石の錠と鎖を持ってこい!!!身体中に100回巻きつけ猛獣用の麻酔を100本打て!!」
クイーンが震えながら部下に命令する。
「必要最低限の看守を残し全員船にのりこめ!!!怪物が再び目覚めたら我ら命はないと思え!!!一刻を争う事態だ!超厳戒態勢でビッグ・マムを鬼ヶ島へ運ぶ!!!」
はっ!!
ウオオオー!!!いざ鬼ヶ島へ!!
ビックマムを乗せた船は全速力で鬼ヶ島へ向かった。
クイーンに兎丼を任されたババヌキは残った部下たちと現状を把握する
「ゲートは!?」
「全て閉じました!!」
「通信は!?」
「まだ繋がりません!!兎丼は今完全隔離状態に…!!」
「なんか起きたら?」
「誰にも伝える術がありません!」
それを聞いていたルフィは、
「だったら暴れ放題だな!ビッグマムも、フーセンもいなくて張り合いねぇけど」
ババヌキがルフィに気づく
「そうだこいつが今自由だった」
「俺はずっと自由だ、ここ(兎丼)貰うぞ」
ーーー
次回、ワンピース 948話も楽しみですね!